令和最強のセブンが完成する!?
“DCT搭載・3ローター3ターボ”のFC3S計画
GReddyシリーズをはじめ、数々の伝説的なチューンドロータリーを東京オートサロンでデビューさせているRE雨宮が、2026年に向けて開発を進めている車両をスクープした。何と、それは3ローター3ターボ仕様のFC3Sだったのである!

「昔からお世話になってるマツモトキヨシグループの社長さん(松本清雄氏)からのオーダーでね。馬力は600ps以上になるかな。今回はミッションをBMWのパドルシフトにするつもりなんだけど、もちろんナンバー付きの公認車! ストリート仕様だよ」と熱く語るのは、製作指揮を取る雨さんだ。

開発はまだスタートしたばかりだが、エンジンルームにはすでに位置決め用の3ローターダミーエンジンが鎮座する。ターボレイアウトは1ローター1ターボのトリプルターボ仕様が構想されている。

使用するタービンは、コストパフォーマンスに優れるJPターボのB400X。これを3連でマウントし、2つのウエストゲートで制御する独創的なシステムとなる予定だ。
また、ミッションは海外で販売されているDCT移植キットを使用して2ペダル&パドルシフト化を目指す。「海外で実際に乗らせてもらったんだけど、本当に凄くてさ! これを3ローターと組み合わせたら絶対に楽しいと思うよ!」とのこと。


もちろん、そのポテンシャルに見合うシャシー作りも抜かりない。ロールケージは完全溶接留めとし、サスペンションのアッパーマウント取り付け部にはバルクヘッド貫通式のロールバーを配置。筑波タイムアタックや最高速トライアルにも耐えうる本格仕様で仕上げていく。

「内外装は清雄さんの要望を反映させるつもりだよ。完成はオートサロン直前になるかな。この他にも、GReddy.IVのリメイクバージョンや永田くん(トップシークレット)とのコラボレーションFD3Sも作ってるしさ。全力で頑張ります!」(雨さん)
「雨さんとはJGTC時代からの付き合いなんです。RE雨宮が手がけるクルマはいつもカッコ良いですからね。今回も期待してますが、あと半年で完成するのかちょっと心配ですね(笑)」(清雄さん)

RE雨宮は、世界中のチューニングフリーク達から注目されているトップビルダーであると同時に、その年の東京オートサロンを象徴するようなチューニングカーを出展し続けている絶対的な存在だ。そんな同社が全身全霊を賭けて製作を続けるスーパーチューンド、期待せずにはいられない!
●取材協力:RE雨宮 千葉県富里市七栄439-10 TEL:0476-90-0007
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