年間販売台数で善戦したのはスバルとトヨタ

2022年の自動車販売は、アメリカだけでなく世界各地で低迷している。その要因は、まずは需要を満たすだけの供給ができなかったことが挙げられる。半導体不足やサプライチェーンの混乱で、計画通りの生産ができなかったことは大きな影響を及ぼした。

それに加えて、ロシアによるウクライナ侵攻にともなうエネルギー危機、原油高、物価高など、マイナスの要因が多かった2022年だった。

まずは、日系メーカーの2022年北米販売台数を見てみよう。

トヨタ:210万8,458台(2021年比マイナス9.9%)
ホンダ:98万3,507台(同マイナス32.9%)
日産:72万9.350台(同マイナス25.4%)
スバル:55万6,581台(同マイナス4.7%)
マツダ:29万4,908台(同マイナス11.7%)

2022年アメリカでもっとも売れた日本車は?

さて、2022年、アメリカでもっとも売れた日本車はどれだっただろうか?

本当に売れているSUV/クロスオーバーは? RAV4?CR-V?2022年上半期北米セールス

2022年も上半期を終え、各メーカーがセールスデータを発表している。北米市場で日本のSUV/クロスオーバーがどのくらい売れているか? データから見てみよう。

https://motor-fan.jp/mf/article/68342/

北米で2022年に10万台以上売れた日本車はつぎの通りだ。

SUV部門:トヨタHIGHLANDER(ハイランダー)/トヨタRAV4/トヨタ4RUNNER/ホンダCR-V/ホンダHR-V/日産ROGUE(ローグ)/スバル・クロストレック/スバルフォレスター/マツダCX-5

ノンSUV部門:トヨタ・カムリ/トヨタ・カローラ/ホンダ・アコード/ホンダ・シビック/日産Altima(アルティマ)/スバル・アウトバック

である。これを見ただけでSUV上位ということが想像できる。

では、ランキングを見ていこう

第10位:スバル・アウトバック 14万7,262台

第10位:スバル・アウトバック 14万7,262台

第9位:マツダCX-5 15万1,594台

第9位:マツダCX-5 15万1,594台

第8位:ホンダ・アコード 15万4,612台

第8位:ホンダ・アコード 15万4,612台

第7位:スバル・クロストレック 15万5,142台

第7位:スバル・クロストレック 15万5,142台

第6位:日産ROUGE(ローグ) 18万6,480台

第6位:日産ROUGE(ローグ:日本名エクストレイル) 18万6,480台

第5位:トヨタ・カローラ 22万2,216台

第5位:トヨタ・カローラ 22万2,216台

第4位:ホンダCR-V 23万8,155台

第4位:ホンダCR-V 23万8,155台

第3位:トヨタHIGHLANDER(ハイランダー) 26万4,128台

第3位:トヨタHIGHLANDER 26万4,128台

第2位:トヨタ・カムリ 29万5,201台

第2位:トヨタ・カムリ 29万5,201台

第1位:トヨタRAV4 39万9,941台

第1位:トヨタRAV4 39万9,941台

RAV4の圧勝である。2021年の40万台超え(40万7,739台)には及ばなかったが、現行RAV4は歴代最高のヒット作だ。1~3位をトヨタが独占。やはりトヨタ強し!である。

なにせRAV4だけで、マツダ全体の北米販売台数より多いし、RAV4+カムリ(69万5.142台)でほぼ日産全体に匹敵する。RAV4+カムリ+HIGHLANDER(95万9.270台)でほぼホンダ全体に匹敵するのだ。

11位以下は?

第11位:日産Altima(アルティマ)13万9,955台

第11位:日産Altima(アルティマ)13万9,955台
第12位:ホンダ・シビック 13万3,932台
第13位:トヨタ4RUNNER 12万1,023台
第14位:ホンダHR-V 11万5,416台
第15位:スバル・フォレスター 11万4,096台

となっている。

北米販売のほぼ9割がSUV すっかりSUVメーカーのマツダ。2022年アメリカでCX-50は2万1329台売れた

北米マツダ(MNAO=MAZDA North American Operations)は、2022年12月の販売台数を発表した。これで2022年の販売実績が確定してことになる。

https://motor-fan.jp/mf/article/108801/