スバルグローバルバッテリーEVラインナップ第2弾となる新型「トレイルシーカー」は、バッテリーEVならではの走行性能と、クロスオーバーユーティリティビークルとしての実用性を高い次元で両立しているモデルだ。

スバル トレイルシーカー

ソルテラをベースとして、全長を6インチ(15cm)以上長く、全高は1インチ(2.5cm)高くなり、最低地上高は210mmを確保している。また、荷室も拡大するなど、ソルテラよりユーティリティ性が高められているほか、オフロード性能も強化するなど、ソルテラと差別化が図られている。

スバル トレイルシーカー

インテリアは、スバル最大となる14インチ大型インフォテイメントディスプレイを搭載。ワイヤレスでApple CarPlayとAndroid Autoに対応する14インチマルチメディア画面を標準装備するなど、ソルテラとほぼ同じレイアウトながら、最新の装備を持ち、質感も向上する。

パワートレインは、ソルテラの57.7kWh/73.1kWhバッテリーに対して74.7kWhバッテリーを搭載。最高出力は375psを発揮し、これはソルテラの「XT」グレードの338psを大きく超えている。また急速充電に対応し、航続距離は418kmを実現。0-100km/h加速は4.4秒とスバルWRXを1秒以上も上回り、スバル最速車となることが注目される。

スバル トレイルシーカー

注目の日本販売価格だが、ソルテラのAWDが715万円であることを考慮すると、750万円程度となることが予想される。また、グリルやバンパー、LEDデイタイムランニングライトなど日本仕様のデザインが導入される可能性もありそうだ。

日本発売は順調に行けば2026年4月が予想され、スバル矢島工場で生産予定となっている。また、トレイルシーカーは、専用デザインを持つトヨタバージョンが登場すると噂されている。