レーザー&新周波数帯を完全カバー

レーザー方式の登場に加え、昨年あたりから話題に上ってきているのがMSSSやJMA-520/401というキーワード。この方式は旧来からあるレーダー波のくくりながらも、周波数帯が変更されたことが特徴と言える。そのため、旧来からあるレーダー探知機ではこの電波を受信することができなくなるというわけだ。ちなみに、MSSSとJMA-520は可搬式小型オービスに採用され、JMA-401はレーダーを搭載する警察車両などに設置されるため、不意に出会う可能性は高まっているのだ。

このように短期間のうちに新たな方式が複数登場してきたのは、オービスシステムの機材更新のタイミングでもあったから。すでに数十年稼働してきた設置型オービスは次々と廃止され、その代替えに新たな機器が設置されはじめている。特に高速道路上では半固定式と呼ばれるタイプが増えていて、日によって機材の設置と撤去が行われるポイントも増加している。そのため、ぼ〜としていると速度違反を犯してしまう危険性も高まっているのだ。

Cellstar『ASSURA AR-125A(実勢価格:2万9800円前後/税込)』。裏側にはレーザー方式のオービスに対応する受光部を搭載。集光性能を高めるフレデリックスレンズVer.2を採用し、受信距離は従来モデルの120%アップ。
最新の移動オービスなどにで使用される新周波数帯をカバーすることで、現在導入されている全ての速度取り締まり機の存在を警告してくれる。

GPSデータは毎月更新で安心感アップ

また、進化したレーダー探知機では、速度取り締まり機の把握だけが機能ではなくなっている。というのも、前述のようにゾーン30など居住者には周知されているが、旅行者では気づかないような規制エリアも存在している。こういったエリアを、GPS情報をもとにアナウンスすることで、不意の違反を抑制できるのも最新モデルを導入するメリット。さらに、災害・危機管理通報サービスなど身の安全を守る情報が取得できるため、移動先での安心感が高まる機能も満載。

旧来から求められる機能は最新の機材に対応するのはもちろん、レーダー探知機の最先端は、安全・安心をサポートする機器として格段の進化を遂げているというわけだ。

新たな周波数帯に対応するのはもちろん、GPS情報も更新できるため、常に最新の情報で警告してくれるのは見どころのひとつ。