レーザー&新周波数帯を完全カバー
レーザー方式の登場に加え、昨年あたりから話題に上ってきているのがMSSSやJMA-520/401というキーワード。この方式は旧来からあるレーダー波のくくりながらも、周波数帯が変更されたことが特徴と言える。そのため、旧来からあるレーダー探知機ではこの電波を受信することができなくなるというわけだ。ちなみに、MSSSとJMA-520は可搬式小型オービスに採用され、JMA-401はレーダーを搭載する警察車両などに設置されるため、不意に出会う可能性は高まっているのだ。
このように短期間のうちに新たな方式が複数登場してきたのは、オービスシステムの機材更新のタイミングでもあったから。すでに数十年稼働してきた設置型オービスは次々と廃止され、その代替えに新たな機器が設置されはじめている。特に高速道路上では半固定式と呼ばれるタイプが増えていて、日によって機材の設置と撤去が行われるポイントも増加している。そのため、ぼ〜としていると速度違反を犯してしまう危険性も高まっているのだ。


GPSデータは毎月更新で安心感アップ
また、進化したレーダー探知機では、速度取り締まり機の把握だけが機能ではなくなっている。というのも、前述のようにゾーン30など居住者には周知されているが、旅行者では気づかないような規制エリアも存在している。こういったエリアを、GPS情報をもとにアナウンスすることで、不意の違反を抑制できるのも最新モデルを導入するメリット。さらに、災害・危機管理通報サービスなど身の安全を守る情報が取得できるため、移動先での安心感が高まる機能も満載。
旧来から求められる機能は最新の機材に対応するのはもちろん、レーダー探知機の最先端は、安全・安心をサポートする機器として格段の進化を遂げているというわけだ。
