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それまでの『No.109 しまじろう シーパーク シャトルバス』に替わって、2025年8月の第3土曜日に『トミカ』に加わったのが『No.109 ホンダ ヴェゼル』です。


ヴェゼルは2013年、コンパクトSUVというカテゴリーが今ほど広く知られていない時期に初代モデルが登場し、主力コンパクトカーのフィットをベースにしながらもSUVらしい力強さと都会的なデザインを兼ね備えたスタイルが注目を集めました。
2021年4月に登場した2代目モデルは、初代で培った人気を受け継ぎつつ、「生活の質を高める」ことをテーマに大きく刷新されました。『トミカ』の『No.109 ホンダ ヴェゼル』で再現しているのは、この現行型の2代目モデルです。外観はより洗練された印象に生まれ変わり、水平基調のデザインによって車体が低くワイドに見えるスタイルが採用されています。フロントは細く鋭いLEDヘッドライトとシンプルなグリルで構成され、リヤは一文字型に光るコンビランプがモダンさを演出します。余計な装飾を減らし、面の美しさや塗装の質感で魅せるデザインは、上質さと都会的な雰囲気を両立しています。

インテリアは、水平基調で見通しの良いインパネデザインを採用し、運転中も周囲の状況を把握しやすくしています。触れる部分にはやわらかい素材を多用し、快適で落ち着いた空間を演出。エアコンには『そよ風アウトレット』と呼ぶ独自の吹き出し口構造が採用され、風が直接当たらないよう配慮されています。上級グレードにはパノラマルーフが用意され、室内を明るく開放的にしてくれます。また、9インチのディスプレイオーディオはスマホ連携にも対応しており、Apple CarPlayやAndroid Autoを使ってナビや音楽再生が可能です。


パワーユニットは、1.5Lエンジンと2つのモーターを組み合わせたe:HEVハイブリッドが中心で、走行状況に応じてモーター走行、エンジン走行、発電走行を切り替え、高い燃費性能と力強い加速を実現します。市街地ではモーター主体の静かでスムーズな走り、高速道路ではエンジンを効率よく使った安定感ある走りが楽しめます。1.5Lのガソリンモデルも用意され、シンプルな構造で扱いやすく価格を抑えられる点が魅力です。足まわりは初代よりも剛性が高められ、ステアリングの応答性や乗り心地も向上しています。

使い勝手の面では、燃料タンクを車体の中心に置く、ホンダ独自のセンタータンクレイアウトにより、後席足元の広さや荷室容量の余裕は健在です。後席は6:4分割可倒式で、背もたれを前に倒すとフラットな荷室が広がり、自転車や長尺物も積み込み可能です。また、後席座面を跳ね上げて縦に大きな荷物を載せられるチップアップ機構も備わっています。さらに、リヤゲートはハンズフリー機能付きの電動式を設定し、両手がふさがっている時でも足先をかざすだけで開閉できます。室内にはUSBポートやワイヤレス充電器など、現代的な快適装備も揃っています。

安全装備は全車に先進運転支援システム『Honda SENSING』が標準装備されています。衝突被害軽減ブレーキ、車線維持支援システム、誤発進抑制機能、アダプティブクルーズコントロールなど、日常の運転をサポートする機能が充実しており、高速道路や渋滞時の負担を大きく減らしてくれます。また、夜間の視認性を高めるオートハイビームや標識認識機能も搭載され、安全面での安心感は大きく向上しています。こうして2代目ヴェゼルは、デザイン、快適性、走行性能、実用性、安全性をバランスよく進化させた、日常にもレジャーにも頼れるコンパクトSUVとして生まれ変わりました。
さて、このほど『トミカ』に加わった『No.109 ホンダ ヴェゼル』は、その外観から、2024年に登場した2代目のマイナーチェンジモデルを再現していると思われます。バンパーロアーガーニッシュがシャープシルバー塗装であることなどから見て、おそらくノーマルなe:HEV Zグレードを再現したものと考えられます。高い人気を誇るコンパクトSUVの魅力を的確に再現した1台、ぜひあなたのコレクションに加えてみてはいかがでしょうか。
■ホンダ ヴェゼル e:HEV Z FF 主要諸元 (『トミカ』モデル車種と同一規格ではありません)
全長×全幅×全高(mm):4330×1790×1590
ホイールベース(mm):2610
トレッド(前/後・mm):1535/1540
車両重量(kg):1380
エンジン形式:LEC型 1.5L 水冷直列4気筒DOHC
排気量(cc):1496
エンジン最高出力:78kW(106ps)/6000~6400rpm
エンジン最大トルク:127Nm(13.0kgm)/4500~5000rpm
モーター型式:H5型交流同期式
モーター最高出力:96kW(131ps)/4000-8000
モーター最大トルク:253Nm(25.8kgm)/0-3500
トランスミッション:電気式CVT
サスペンション(前/後):ストラット/トーションビーム
ブレーキ(前/後) :ベンチレーテッドディスク/ディスク
タイヤ(前後): 225/50R18 95V
■毎月第3土曜日はトミカの日!

毎月第3土曜日は新しいトミカの発売日です。2025年8月の第3土曜日には、上でお伝えしているように、それまでの『No.109 しまじろう シーパーク シャトルバス』に代わって『No.109 ホンダ ヴェゼル』が登場します。なお、『No.109 ホンダ ヴェゼル』には初回のみの特別仕様(特別色)もあります。また、それまでの『No.87 トヨタ GR スープラ 富士スピードウェイ セーフティーカー』に代わって『No.87 散水車』が登場します。




