ドアポケットに入れられるコンパクトな停止表示器材

『停止表示器材』は、法律で携行を義務付けているものではないが、高速道路上で故障などにより車両を停止させたときには法律で“表示”が義務付けられている。
以前は三角表示板が一般的だったが、三角表示板はかさばる。そこで、エーモンが2022年に、LEDを使用して、道路交通法施行規則にも適合する停止表示器材『パープルセーバー』を発売した。

三角表示板とLED式停止表示器材の大きさの比較。どちらも規則に適合したサイズだ。

このパープルセーバーはドアポケットに収納できるくらいコンパクトで好評を博し、2024年にマイナーチェンジを受け、光が届く距離を伸ばすとともに、連続使用時間や耐久性を向上させた。
この標準モデルのほかに、バイク用やトラック/バス/ワンボックスなど、背の高いクルマ用のモデルもあり、幅広い車両で使える。

LED灯火式停止表示器材エーモン『パープルセーバー(実勢価格:2980円前後/税込)』。底面にマグネットがついていて、運転席に座ったままルーフ上にポンと設置することも可能。

使用期限もなく、8時間も点灯しつづけられる非常信号用具

もうひとつの『非常信号用具』は、通常助手席の足元に設置されているもので、純正なら発炎筒の場合が多い。これは法律で車載が義務付けられているアイテムだ。
しかし、発炎筒というのは燃焼を伴うものであり、若干危険も伴うし、煙も出す。5分間くらいしか使えないし、製造から4年が使用期限だ。

ところがエーモンが発売しているLEDの非常信号灯なら、保安基準に適合しているのはもちろん、炎も煙も出ないし、使い方は簡単だし、電池が新品なら約8時間も連続使用できる。電池は定期的に交換してやる必要があるが、本体の使用期限はない。また、懐中電灯を備えているモデルもあって便利だ。

エーモン『非常信号灯(実勢価格:691円前後/税込)』。このほかに懐中電灯を備えたモデルもある。
エーモンの非常信号灯も底面にマグネットを備えていて、ボディに設置できる。

故障や事故は予期できない。そんな非常事態にも自分や家族や愛車を守るために、備えておくことをおススメしたいアイテムだ。