2代目ルノー カングー

商用バンをベースとしたMPV(マルチパーパスビークル)であるルノー カングーは両側スライドドアと観音開きリヤゲートによる優れた実用性に加え、日本車には見られないユニークなデザインが特徴だ。

2023年に3代目が発売されてたことで、2009年から2022年まで販売されていた2代目カングーの中古車価格は下落傾向にあり、購入しやすくなっている。

走行距離5万km前後の個体なら価格は70万から、5万km〜10万kmの個体なら50万円ほどで購入できる。年式や走行距離を気にしなければ30万円程度で購入できる個体も珍しくない。商用車ベースで各部の耐久性は高いため、走行距離が伸びた個体でも十分実用に耐えてくれるだろう。

パワートレインは、初期モデルが1.6L 直列4気筒ガソリンエンジンに5速MTもしくは4速ATの組み合わせとなり、2013年8月からは1.2L 直列4気筒ターボエンジンが追加され、6速MTもしくは6速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)が組み合わされる。1.5L ディーゼルもラインナップするが、現状100万円以下では購入できないだろう。

マニュアルトランスミッションの設定があるMPVというだけでも希少だが、なによりその愛嬌あるデザインがカングーの魅力だ。2代目カングーは趣味やレジャーのよき相棒となってくれるだろう。

プジョー RCZ

日本車にはない独特なパッケージデザインも輸入車の魅力のひとつとなる。

2010年から2016年まで販売されていたプジョー RCZは、国産車にはない流麗なスタイリングを持つ4人乗りクーペだ。2+2であるため後部座席は窮屈と言わざるをえないが、日常の荷物置きとしてなら十分に役立つだろう。

パワートレインは、1.6L 直列4気筒ターボエンジンに6速ATと6速MTが設定され、駆動方式はFFのみとなる。内部機構はプジョー 308などからの流用であるため、スーパースポーツのような外観でありながら日常生活において気遣うことなく運転できる点もRCZの魅力だ。

RCZはその特徴的なデザインに惹かれる人におすすめだ。個性的な輸入車を探している人には最適な一台となることだろう。

初期型なら50万円程度から購入でき、2013年6月のフェイスリフトで精悍さを増した後期型も、数は少ないものの100万以下で見つかる。ただし全年式を通して全体的に流通量は少ないため、条件にあった個体が見つかったら早めの購入決断が望ましい。

アルファロメオ ジュリエッタ

輸入車のなかでもイタリア車には特別な存在感がある。フェラーリやマセラティなどの所有は無理でもアルファロメオなら幾分現実的と言えるだろう。

アルファロメオのなかで、ある程度新しくて100万円以下で購入できる中古車ならば、2012年から2021年まで販売されていた4ドアコンパクトハッチバックのジュリエッタがおすすめだ。

国産車には見られない大胆なデザインのエクステリアと、上質な素材を用いた上品なインテリアがジュリエッタの大きな魅力であり、コンパクトハッチバックモデルであっても、イタリア車らしい特別感は十分に備わっている。

パワートレインは、1.4L 直列4気筒ターボエンジン+6速DCTと、1.7L 直列4気筒ターボエンジン+6速MTの2種類。1.7L エンジンのトランスミッションは、モデル後期になると6速DCTへと変更されているため、MTに乗りたい場合は前期モデルから探す必要がある。駆動方式は全モデル前輪駆動だ。

中古車全体では走行距離5万km前後の個体が多く、探せば100万円以下で走行距離5万km以下の個体もみつかる。中古車相場の現在の底値は1.4L が40万円、1.7L モデルは80万円となっている。

イタリア車らしいデザインとスポーティな走行性能を備えつつ、ファミリーユースにも対応できる実用性を兼ね備えたジュリエッタは、はじめてアルファロメオに乗る人にもおすすめできる。