パワートレインで異なる走り 室内も上質で後席空間も十分

国内のホンダSUVラインナップでは、リース専用車両のCR-V e:FCEVに次ぎ、ヴェゼルの上位に位置づけられるモデルがこのZR-V。
エクステリア

といっても、いかにも高級感とかスポーティさとか、ある特定の方向性でクルマを表現しようとしている風ではなく、むしろ控えめでニュートラルな感さえあるスタイルは、弁えた大人のユーザーが自然に乗りこなすにはちょうど良いと言えばよいか。デビュー当時、一瞬マセラティ・グレカーレが頭を過ったというのはここだけの話にしておこう。
インストルメントパネル

メカニカルコンポーネントはシビックが由来。パワートレインにはシリーズハイブリッドの2.0ℓ e:HEVと1.5ℓのガソリンターボの2タイプを揃え、それぞれにFFと4WDを用意する。
居住性


1.5ℓガソリンターボはシビック同様に爽快なパワーフィール。他方、2.0ℓのはe:HEVはeconモードでもまったく不満がないほどで、余裕とキレの良さの両面を発揮する走りの味を特徴とし、静粛性も高い。エンジンフードがしっかりと見渡せ、取り回しも良く、高速走行時の安心感も十分に高い。
うれしい装備



月間販売台数 2479台 (24年9月~25年2月平均値)
現行型発表 22年11月
WLTCモード燃費 22.1 ㎞/ℓ ※「e:HEV X」のFF車

ラゲッジルーム


シビックと共通イメージの水平基調のインパネのアッパーフェイシアをはじめ、コンソール、ドアトリムには高密度のソフトパッドが貼り込まれるなど、室内の上質感が実感できる。後席は足元、頭上のどちらもゆとりがある。ラゲッジスペースも実用的な容量が確保され、ホイールハウス部分の表面を波状にして使用過程での傷付きに配慮している。


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