トヨタは11月10日のワールドプレミアに先立ち、人気ピックアップトラック、ハイラックスの新型を予告した。

トヨタ ハイラックス新型 ティザーイメージ

世界で最も人気のあるミッドサイズピックアップトラックの一つが、来週、次世代モデルを発表する。

トヨタ ハイラックス新型 ティザーイメージ

数ヶ月にわたるスパイショット、未発表リーク、そして数々の憶測の後、トヨタはついに、新世代ミッドサイズピックアップトラックが11月10日にタイで発表されることを正式に発表し、初の公式ティザーが公開された。

トヨタのタイ法人が公開したこのティザーイメージは、新型ハイラックスのエクステリアデザインを初めて公式に公開したものだ。この新型モデルは、2015年から販売され、2017年、2020年、そして2024年にフェイスリフトを受けた旧型の後継モデルとなる。

そのフロントエンドには、よりスリムでシャープなLEDヘッドライト、彫刻的なボンネット、そして高めのバンパーインテークを備えていることがわかる。

サイドビューは馴染みのあるシルエットを維持。デュアルキャブボディ、スポーツバー、そして力強いフェンダーが復活している。リヤセクションではスリムで縦基調のLEDテールライト、コンパクトな一体型リップスポイラーが確認できる。

そのほか、フロントグリルには大きなTOYOTAバッジがあしらわれており、テールにはHILUXのロゴが配置される。また、今回予告されているバージョンは、7本ダブルスポークのブラックアルミホイールを装備している。

ティザーでは車内写真は公開されていないが、以前リークされたコックピットには、デジタルインストルメントクラスターと独立型インフォテインメントスクリーンが組み合わされ、より角張ったダッシュボードに組み込まれていることが確認されている。

素材の品質も向上し、新しいトリムと内装オプションによりSUVらしさを増し、ユーティリティビークルらしさを少し抑えた印象になりそうだ。

外観は刷新されたが、新型ハイラックスはそのルーツから大きく逸脱することはない。タコマやランドクルーザーに採用されているトヨタの最新TNGA-Fプラットフォームではなく、既存のIMVラダーフレームプラットフォームの改良版が採用される見込みで、改良されたシャシーと、より高性能な運転支援システムが搭載予定となっている。

エンジンは現行モデルと同様にマイルドハイブリッドの2.8L ターボディーゼルエンジンが継続搭載される見込みで、最高出力204ps/150kW、最大トルク500Nmを発揮、オートマチックトランスミッションを介して後輪または四輪に伝達される。

また、オーストラリアで最近提出された書類によると、2.4L ディーゼルエンジンと2.7L ガソリンエンジンは段階的に廃止される見込みで、トルク重視を求めるユーザー向けに、ハイブリッド車と電気自動車(EV)がラインアップに加えられるものと予想されている。

新型ハイラックスのワールドプレミアは11月10日に行なわれ、ハイラックスの大半が生産されているタイで継続生産される。市場では、いすゞ D-MAX、マツダ BT-50をはじめ、三菱 トライトン、日産 ナバラなど多くの日本メーカーのモデルをはじめ、フォルクスワーゲン アマロックやフォード レンジャーなど多くの強豪たちと争うことになるだろう。