伝説の「R1チタン」を手にする歓び

ヒートグラデーション無し仕様も設定!

まるで重力を無視するかのような軽さ。海水や融雪剤が付着しても錆ひとつ発生しない耐久性。そして、他の素材では決して得られない、澄み切った高音サウンド。チューニングファンの所有欲を刺激し続ける「R1チタンエキゾーストシステム」は、いまも特別な存在であり続ける。

この名作を生んだのは、“パワーハウスアミューズ”の創始者・田名邊秀樹。天才チューナーとして名を馳せつつも、46歳の若さでこの世を去った伝説の男だ。彼が生涯をかけて挑んだのが、純チタンマフラーの実用化だった。

当時はSUS304ステンレスが主流。誰もが不可能と思っていた素材に光を見出し、トライ&エラーを繰り返した末に誕生したのが「R1チタンエキゾースト」だ。市販化に成功すると、瞬く間にその美しさと性能が注目を集め、やがてチューニング界の“象徴”となった。

さらに2008年には、新日鉄製鋼が開発した高耐熱チタン合金「STTI(Ti-Cu-Nb)」を採用。軽さ・強度・耐熱性のすべてを極限まで高め、チタンマフラーというジャンルを新たなステージへと引き上げたのである。

目指したのは「究極の軽さと超性能」、そして「誰もが羨む美しさ」。テールエンドに浮かぶヒートグラデーションは、単なる焼け色ではない。それは職人が一本一本を手仕上げする過程でのみ生まれる、唯一無二の“芸術”だ。この美学を間近で見続けてきたのが、現アミューズ・コーポレーション代表の工藤氏。田名邊の志を引き継ぎ、今もR1チタンブランドを拡張・進化させ続けている。

FL5向けには3種類のR1チタンを設定

R1チタンエクストラSTTIゴールドリング(60万2,800円〜70万4,000円)
R1チタンエクストラ・プラチナムリング(62万4,800円〜65万7,800円)
R1チタンエクストラ・パフォーマ・ゴールドリング(53万6,800円〜59万1,800円)

FL5に関しては、保安基準適合のR1チタンエクストラSTTIゴールドリングとスコッチ仕上げの輝くテールを持つR1チタンエクストラ・プラチナムリング、そしてクローズドサーキット向けのR1チタンエクストラ・パフォーマ・ゴールドリングの計3種を設定。

パイプレイアウトは、R1チタンエクストラがメイン70φ→テール120φ×1+100φ×2の3テールなのに対し、R1チタンエクストラパフォーマはメイン76.3φ→テール130φのセンター出しツインテールを採用。見た目から明確にキャラクター分けされているのだ。素材に純チタンをはるかに超える耐熱性を実現した高耐熱チタン合金「STTI(Ti-Cu-Nb)」を採用しつつ、製品はすべて日本の職人によるハンドメイド。製品クオリティは間違いなく世界トップレベルだ。

テールは、内部にゴールドのチタン内型を溶接した2重構造のゴールドリングが標準。テールエンドの仕上げはもちろん、各部の焼き入れまでも指定できるため、オンリーワンの一本に仕上げることができる。

R1チタンの内部構造とこだわり

R1チタンのメインサイレンサー内部は、チタン製インナーパンチングパイプを軸とした絞りなしのフルストレート構造を採用。サイレンサーには、耐久性と吸音性に優れる連続繊維グラスウール「アドバンテックス」が使われている。

そして忘れてはならないこだわりが、付属ボルトまでもチタン製(64チタン合金) であること。ここまで徹底した素材選びを行うアフターマフラーは、R1チタン以外ほぼ存在しないだろう。

爆発的ヒット!「R1チタンブレースバー」

R1チタンの現ラインナップでも、いま最も人気なのが「R1チタンブレースバー」。2024年に100本限定で販売された際は、わずか数日で完売。再販を望む声に応え、今回「バージョン2」(27万2800円)が開発された。

素材には、日本製鉄のデザインチタン「トランティクシー」を贅沢に採用。パイプからアッパーマウントブラケットまで専用設計された、完全なるスペシャル仕様だ。

高機能ボンネットも開発中!

現在はドライカーボンボンネットの開発も進行中。センターダクトを大幅に拡大し、左右には放熱用アウトレットダクトを配置。素材はドライカーボンのほか、ウェットカーボンやFRPも予定し、雨水の侵入を防ぐカバーもセットとなる。

すでに実車で走行テストを開始しており、発売は2025年内を目標としているとのこと。期待は高まるばかりだ。

●問い合わせ:R1チタン TEL:018-857-0755

「R1チタンエキゾーストの原点回帰モデル!?」一律16万8000円の『青炎』シリーズに迫る

【関連リンク】
R1チタン
http://r1titan.com