
フルモデルチェンジすることなく長期間生産された2代目サニートラックが人気だ。カスタムベースとしても、ライトに旧車を楽しみたいという層からも支持されている。そのため数年前では考えられないような中古車相場となってしまった。それなら新しいクルマでスタイルを楽しむのはいかがだろう。東京オートサロン2026の会場で見つけたのは、そんな思いを代弁してくれるかのようなキャリイだ。

正面から見るとナショナルカラーに全塗装されていることもあってサニトラのようなのだが、よく見ればDA16Tキャリイだとわかる。フェイスリフトキットによりサニトラ風にカスタムされているのだ。

キットを開発販売するのはフュージョンでキャリイやハイゼットなどの軽トラや、エブリイやハスラーなどのカスタムも手がけている。今回のDA16Tキャリイは2025年に続いての展示だったが、新作マフラーが完成したとのことで再展示されたのだ。

フェイスリフトキットはAピラーの下からそっくり交換することでサニトラ風スタイルにすることが可能。キットの価格は38万5000円(税込)だが、同時に灯火類キット(3万8500円・税込)も装着する必要がある。さらにフェイスリフトキット専用のチンスポイラー(5万5000円・税込)も用意されている。

再展示されるきっかけとなる新作マフラーはレベルサウンド304という商品で8万5800円(税込)。旧車風に楽しむなら音の演出も不可欠。こちらは単体でも交換できるので、サウンドだけ楽しみたいというユーザーにもアピールすることだろう。

サニトラ風にカスタムするならカラーリングにもこだわりたい。昭和の時代にはサニートラックが個人商店やガソリンスタンドなどで使用されることが多かった。そんな時代を感じさせてくれるのがナショナル風のカラーリング。展示車は電気店の配達車をイメージして全塗装されている。

スタイルはサニートラックのようにされているが、インテリアなどはキャリイそのまま。後期型ならサニートラックにもエアコンが設定されていたが、旧車のネックはクーラーすらないことが多いこと。でもDA16Tキャリイならエアコンを始め不便を感じることはないはずだ。

とはいえキャリイのままのインテリアでは少々寂しい。ということで展示車には旧車風にデザインされたシートカバーが用いられていた。シートの柄が変わるだけで雰囲気は大いに異なる。ちなみに今回紹介したキットはキャリイだけでなくOEM供給されている車種にも装着できる。だがフェイスリフトキット用灯火類セットはLEDランプにすることができないことに注意が必要だ。
