純正ローター比でマイナス50℃の性能

ZC33Sはスポーツ走行でフロントブレーキがフェードしやすい。そもそもブレーキの熱容量が、クルマの速さに追いついていないのだ。そこで、エンドレスアドバンスの末吉高広さんは、まず1ピースローターの『ベーシックスリット』の放熱性の高さを試してほしいという。

「いきなりビッグキャリパーを導入するのはコストが気になりますよね。そこでオススメしたいのが、スポーツパッドとベーシックスリットの組み合わせです。このローターはベンチレーテッドの多ベーン化を施しており、高負荷時の温度上昇を抑制できます。そのためパッドの摩擦係数も高い数値に維持でき、効きを保てる。1ピースでコストも抑えられているので、気軽に試していただきたい。

組み合わせるパッドは、スポーツ走行が前提ならMX72からスタートするのをオススメします。さらに高温域を望むなら、同じ使用感のMX72PLUS。また、効き方がフラットで一定、かつ踏力に応じたコントロール性を望むならSR01がよいでしょう。 

それらの組み合わせでも足りなくなってきた場合、フロントのロアアームに装着して導風するZC33S専用のクーリングエアガイドも用意しています」 一歩一歩のステップアップでパーツの効果を確かめつつ、無理せず長いチューニングライフを楽しんでいきたい。

BASIC SLIT ZC33S用 2万3100円(フロント1枚)

価格と性能のトータルバランスを両立させた1ピースローターの『ベーシックスリット』。内部のベーン(通風孔)を見直すことで、ローター温度の上昇を抑えて、高負荷時の熱容量不足を軽減させる。熱処理とカーヴィングスリット加工が施されている。ベンチテストでは純正品とのローター温度比較でマイナス50℃の実績


GRヤリス用のBASIC SLITも新発売

GRヤリスの純正ブレーキローターは、ベルハウジングを持つ2ピース構造。しかし、ディクスのみの交換はできず、アッセンブリーしか選択できない。

それも価格は約9万円(1枚)というもの。エンドレスでは、新たにGRヤリス用のベーシックスリットを設定した。

1ピースで価格は3万5200円(1枚)。もちろん多ベーンで、放熱性を十分に配慮した設計となっている。


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