ハンドリングに直結する 低重心化の絶大なる効果
純正パーツ流用で比較的手軽に取り組めると人気なのが、NCロードスターの2.3Lエンジン化だ。ただ、2LのLFが87.5φ×83.1㎜に対し、2.3LのL3は87.5φ×94.0㎜。
つまり、ストロークの違いで排気量を稼いでいるためエンジン高が異なり、搭載すればタワーバーのクリアランスがきつくなるだけでなく、重心が高い車両に仕上がる弱点があった。
ストラダーレは、そんなデメリットを解消すべく、エンジンのローマウント化に取り組んだ。
エンジンマウント自体はそのままにエンジン搭載位置が25㎜ダウンできるローマウントエンジンブラケットを製作し、運動性能向上に直結するエンジン搭載位置の低重心化を果たしている。
なお、このアイテムは2.3L化で重心変化を起こした車両だけでなく、2Lのノーマルエンジンにも有効なのがポイントだ。25㎜の重心位置ダウン効果は極めて大きく、初期ロールの減少やステアの応答性アップといった好フィールをもたらしていく。
走行ステージや仕様を問わず、NCオーナーはマウントのリフレッシュを兼ねて投入を検討したいアイテムだ。
ブラケット形状の工夫で25㎜ものローマウントを実現!

ローマウントエンジンブラケットは、マウントはそのままにブラケット側でNCロードスターのエンジン搭載位置を25㎜ダウンする。なお、ホースや補機類はそのままで問題なし。価格は6万9800円で、エンジンマウントや工賃含めても10万円強だ。
2.3ℓ化の弱点を克服してタイム短縮 Stradaleデモカー NCEC(改)


アテンザ用L3をベースとしたエンジンチューニングで2.3L化を図ったNCだが、当初はパフォーマンスアップと引き換えに重心が上がったハンドリングに悩まされていた。
しかし、ローマウントブラケットでエンジン搭載位置の25㎜ダウンに成功してからは軽快なハンドリングとなり、タイム短縮が果たせている。
■排気量2300cc/最高出力230ps
■NC後期純正ピストン
■L3-VEアテンザ コンロッド&クランク
■ノガミプロジェクト 264度ハイカム
■TODAレーシング ヘッドガスケット
■マキシムワークス エキマニ
■クスコ スポーツR(F ブルースプリング14kg/mm R Swift 12kg/mm)
■ RX-8 純正 Fキャリパー
■ ZONE 04Mブレーキパッド
■VOLK RACING TE37 SAGA (18×9.5 inset 45)
■ガレージベリー フロントスポイラー
■ボルテックス GTウイング
NDロードスターはピロボールでハンドリングを高める
現行車の中でも、気軽に走りが楽しめる車両としてNDロードスターをデモカーに導入。しかし、数々のFR車両をセッティングしてきた加藤代表を悩ませたのは、スプリングレートやダンパーセッティングを変えても引き出せないハンドリングの確かさだった。
「ボディ剛性は確保されているのですが、レートを引き上げたり、ダンパーを引き締めても足まわりのブッシュがハンドリングを邪魔しているイメージです。そこでブッシュ類をピロボールに換えてみたところ、動きが一変。スポーツ走行でダルな印象が強かったハンドリングがビシッと引き締まり、挙動もわかりやすくなりました」
そこで、ストラダーレではNDロードスターのピロボールブッシュをラインアップする。ただし、いきなりフルピロ化を推奨しているわけではなく、ハンドリングの剛性感を引き出したいならフロントセクションのピロボール化、旋回時に感じるリアのあやふやな感じを解消したいならトーコンブッシュのピロボール化といったセッティングを推奨している。
まずはブッシュが大きくて過度なトー変化を起こしてしまうトーコンブッシュから取り組み、ピロボールの効果を体感していくとよいだろう。
人馬一体感を引き出すにはピロボール化が効果テキメン Stradaleデモカー ND5RCロードスター

■フジツボ A-RMマフラー
■クスコ MZ 1way L.S.D.
■サスペンションプラス F:8kg/mm R:6kg/mm
■エナペタル ダンパー
■フルピロ
■ZONE ブレーキパッド
■POTENZA RE-71RS (205/50R16)
■VOLK RACING TE37(16 ×8J inset 25)
■オートエクゼ フロントスポイラー
■ボルテックス GTウイング

反発力が生じるゴムブッシュに対し、ピロボールは反発力のないリニア感を得ることができる。耐久性も高く、注油なども不要。メンテフリーで使用することが可能だ。

マルチリンクとなるリアはブッシュ点数が多いため、フルピロ化すれば格段に動きが引き締まって挙動もわかりやすくなる。ただし、予算は30万円強必要となるので、まずはトーコンブッシュから効果を体感してみよう。

ダブルウイッシュボーンのフロントは、フルピロ化するとステアフィールの剛性感が大きく向上する。アッパー2箇所、ロア3箇所となるが、フロントは一挙に作業を行うのがポイントだ。

ホイールのフィッティングを攻めるなら、オプションで偏芯処理したピロボールを使用したキャンバーセッティングを施すことも可能。デモカーは16×8J inset 25が履きこなせるようにセッティングされていた。
ピロボールはゴムブッシュよりもガタや異音が出やすいといったネガティブなイメージを持たれがちだが、ブッシュはヘタっても異音が生じにくいだけで、寿命に関してはピロもゴムもほぼ同等。愛車にダルなフィールを感じているなら、ピロボール化で動きを引き締める選択もありという。
■ストラダーレ
岐阜県多治見市下沢町3-3-1
TEL0572-21-5805




