大門軍団の団長・大門圭介部長刑事。上司の小暮謙三捜査課長のフィギュアも付属! トミーテックの「西部警察」シリーズに注目

「トミーテック」が展開するホビーブランド「tomica LIMITED VINTAGE(トミカ・リミテッドヴィンテージ)」は、筆者が大好きな刑事アクションTVドラマ『西部警察(1979年 / 昭和54年よりテレビ朝日系列で毎週日曜夜8時に放送)』シリーズを各種展開中。一例を挙げれば、

↑西部警察 マシンX 大門圭介フィギュア付:9,900円(税込)

↑西部警察 スーパーZ 大門圭介フィギュア付:9,460円(税込)

↑西部警察 ガゼール 木暮謙三フィギュア付:9,460円(税込)

※上記はすべて(株)石原音楽出版社 商品化許諾済/版権元商品化許諾申請済

●tomica LIMITED VINTAGE(トミカ・リミテッドヴィンテージ) 西部警察シリーズ https://minicar.tomytec.co.jp/lineup/moviestars

カスタマイズされた各車両はもちろん、筆者が着目したのは付属のフィギュア。精悍にショットガンを構えるサングラス・黒革手袋・三つ揃いスーツ姿の大門圭介(演:渡哲也)。漢気(おとこぎ)全開120%の、実に頼もしい雰囲気だ。さすがは精鋭たちがそろった大門軍団を率いる団長。

フルオープンに改造したガゼールにスーツをなびかせ、ドアを開けず颯爽とドライバーズシートに飛び乗る木暮謙三(演:石原裕次郎)も昭和エキス満載で味わい深い。オープニング映像での「シュゥイィィィーンンン!」という風を切る効果音が頭をよぎる。

木暮謙三のジャンピングアクション。

今ならSNSにて「右手でつかんだフロントガラスが微妙に揺れたぞ」「カッコつけず普通にドアを開けて乗ったほうが早くて安全」「オッサンがあんな無茶したら肩・背中・腰を痛めるので危険」「両足がドアに引っかかって頭からシートに落下したら悲惨」「二宮捜査係長(銀縁メガネで白髪のおじいさん)バージョンも見てみたい」等々、あれこれ揶揄されるだろう。

筆者はあらためてオープニング映像を見返したが、令和の今では滑稽ともとれる昭和感満載な木暮謙三の過剰なジャンピングアクションはもちろん、昭和男たちは「かなり無理してるだろ?」と突っ込みたくなるほどに躍動的。その姿(演出)は、今風に言えばかなり暑苦しい。

白いフェアレディZの屋根に乗せられ、恐怖におののいた表情で振り落とされそうになっているぺーぺー時代の峰竜太(平尾刑事)。真っ昼間の繁華街で上半身裸という、誰がどう見ても普通じゃない格好で「ゼヤァァー!」と絶叫し、チンピラ相手に豪快な飛び後ろ回し蹴りを放つ北条刑事(御木裕 / みき ひろし)。

とはいえ、この昭和独特の暑苦しさは、世間の厳しい眼やSNSに縛られ、何事もがんじがらめの令和において、筆者的には逆に新鮮さや開放感を感じさせる。

街中で拳銃やショットガンをあたり構わずぶっ放す。街のゴロツキや悪人を容赦なくドツキ回し蹴り倒す。大門軍団が関わるとクルマがジャンプ&ひっくり返って大破し、建物やヘリコプターが爆発炎上。近所の銭湯のレベルを遥かに超えた、工場跡地の超巨大な煙突が倒壊したこともあった。

この大門軍団の破茶滅茶さは、もしも現代ならば世間やマスコミの批判のマト。いくら“悪人退治”とはいえど、市井の人々から目の敵にされ、真っ先に排除される「困った人たち」「ヤバい集団」と見なされるはず。

フィクションとはいえ、テレビ史において毎週(日曜夜8時)にここまで大暴れした人たちは、筆者的には大門軍団以外に存在しない。

西部警察PartII OP

舘ひろし扮する鳩村刑事は、峰さん&ミキさん以上の暴れん坊。ヘルメットを被らず(道交法違反)、バイクに乗って両手を放し(道交法違反)、逃走するだけで無抵抗な容疑者のクルマを親の仇のごとく追い回し、容疑者の背後から拳銃を乱射(下手すりゃ殺人罪)。ここまでくるとヤバいヤツを通り越し、「コヤツ、マジで熱すぎる」と感じずにいられない。

イマドキのコンプライアンスなど、当時はもちろん一切関係なし。国内における警察官のあるべき姿や常識なんて完全無視。フィクションなんだから何でもあり。細かいことなどクソくらえ。クレーマーからの面倒な苦情の電話は基本スルー。迫力ある映像を視聴者が喜んでくれればイッツオーライ。良い時代だったなぁ……と懐かしく思う人も多いはずだ。

今見ればオープニング映像だけでも正気の沙汰ではないが、例えばバイク乗車時の両手離し&拳銃の乱れ撃ちは、「いよぉ! 舘さま、待ってました!」と拍手喝采を送りたい、俳優・舘ひろしにおける刑事物アクションのお約束であり真骨頂といえよう。

これがなければ、筆者的には舘さまの刑事物は語れない。西部警察は架空の国のお話なのだ。舘さま及び大門軍団のみんな、大きな夢をありがとう。

上記「西部警察Ⅱ」のオープニング映像で舘さまが駆るバイクこそが、カタナファンの中でも伝説となっているGSX1100X カタナ! 前置きが長くなったが、ここからが本題だ!

舘ひろしが演じる鳩村刑事と初期ブラックカタナとの昭和感満載のツーショット。よく見れば両足が宙に舞っている。凄い! 着地時の状態も気になるところだ。出展:石原音楽出版社(旧石原プロ)

tomica LIMITED VINTAGE(トミカ・リミテッドビンテージ) 1/6スケール スズキ GSX1100X カタナ 【西部警察ver】……発売時期:2014年12月 当時の価格:14万800円(税込) ※限定生産(販売終了品)

トミーテックの「tomica LIMITED VINTAGE(トミカ・リミテッドビンテージ)」西部警察シリーズに、かつて1/6というビッグスケールのスズキGSX1100Xカタナが発売されていた。

発売当時、新車の原付スクーターが購入できるレベルの14万800円(税込)という価格を見て、筆者は腰を抜かしそうになったのを覚えている。

2012年12月に発売された『1/6スケール スズキ GSX1100X カタナ 【西部警察ver】』は、

「トミーテックで展開中の『西部警察』シリーズから、年末を飾る超大型商品が登場!」

のキャッチコピーで発売。チェーンの1コマまで別パーツ化するなど、細部までトコトンこだわった、完全手作りの限定生産モデルだ。

下記の実車はアウトバーン(autobahn)製4-1集合タイプを装着した進化バージョンだが、トミーテック版は番組登場初期の仕様のため、マフラーはノーマル。

ノーマルとは異なる前後の丸型ミニウインカーやルーカステールランプ、黒単色のシート、テール部のショート化、フェンダーレス化を忠実に再現。ナンバープレートも番組をリサーチして実車と同じ番号とするという徹底したこだわりようだ。

「14万円という高価格ではありますが、それだけの内容であると自負しております」とは発売当時のメーカーのコメント。

フリークの中には黒い革ツナギを着た鳩村刑事のフィギュアを制作。顔・髪型・やや猫背のスタイルもそのまんま舘ひろしさんで、よりリアルな鳩村仕様に仕上げるツワモノも存在する(筆者のSNSに時々飛んでくる)。

2026年10月9日現在、インターネットでリサーチしたところヤフーショッピングにて、下記の鳩村仕様を所有する「ユニコーンジャパン」から15万2064円(送料込み)でリリースされていた。

興味のある人は、「トミーテック 1/6スケール スズキ GSX1100X カタナ 西部警察」のキーワードでチェックしてみてくれ!

東京モーターサイクルショー2022の「ユニコーンジャパン」ブースで販売されていたtomica LIMITED VINTAGE(トミカ・リミテッドビンテージ) 1/6スケール スズキ GSX1100X カタナ 【西部警察ver】。PHOTO●北 秀昭(KITA Hideaki)

商品の詳細

●完全限定生産品 ※注:すでに生産終了
●本製品は走行はいたしません(ディスプレイモデル)
●レジン製部品を主に用い、細部に金属パーツを採用。構造上非常に細かいので、お取り扱いにご注意ください。
●パッケージサイズ : 50.5 x 32.5 x 22 cm

西部警察パートⅡに登場! スズキGSX1100Xカタナ 鳩村仕様とは?

東京モーターサイクルショー2022でスズキGSX1100Sカタナを始めとした“カタナ系”のエキスパートショップとしても知られる「ユニコーンジャパン」が展示したGSX1100Xカタナ。「西部警察パートⅡ」で使用されていたホンモノの車両だ。PHOTO●北 秀昭(KITA Hideaki)
ノーマルのスズキGSX1100Sカタナ(初期型の1981年モデル)

スズキGSX1100Xカタナは、「西部警察パートⅡ(1982年 / 昭和57年よりテレビ朝日系列にて放送)」で舘ひろしさん扮する鳩村刑事(通称・ポッポ ※注1)が駆ったマシン。フリークの間では「鳩村仕様」「西部警察仕様のブラックカタナ」「鳩村仕様のブラックカタナ」とも呼ばれる。

※注1:ポッポという通称は「鳩(ハト)ポッポ」から。決して大門部長刑事や小暮捜査課長のオヤジギャグではない。大門部長刑事は眉間にキリリと縦皺を寄せ、「ポッポ、時限爆弾が爆発するぞ! 逃げるんだ!」と叫んでいた。

GSX1100Xカタナは、当時発売間もない輸出仕様の「スズキGSX1100Sカタナ」をカスタマイズ。ブラックカラーにペイントしたこのマシンは、バイク通として知られる舘さんが自らカスタマイズをオーダーした、カタナカスタム史に残る珠玉の1台。

シルバーの初代GSX1100Sカタナをベースに、外装類を黒にペイントしたGSX1100Xカタナは「ブラックカタナ」とも呼ばれ、当時このカラーリングを模倣する国内仕様の750カタナユーザーも多かった。

鳩村仕様のGSX1100Xカタナは、舘さんの「短いフォルムにしたい」という要望により、テールカウル部をショートカットし、テールランプにルーカスタイプを導入。リアフェンダーはレス化され、前後に丸型のミニウインカーを導入するなどスッキリとしたイメージに変更。

バックミラーもレス化し、シートはツートンからブラック単色にチェンジ。またバックステップを装着し、タンデムステップは撤去。番組途中からマフラーはアウトバーン(autobahn)製4-1集合タイプに交換するなど、バイク好きであり、服飾デザイナーでもあった舘さん(ファッションデザイナーのドン小西は元同僚)ならではの、こだわりの手法が施されている。

写真のスズキGSX1100Xカタナは、ユニコーンジャパンが「西部警察パートⅡ」で実際に使用されていたGSX1100Xカタナを石原プロダクションから譲り受け、大切に保存していたもの。

2021年末に放送されたテレビのバラエティ番組において「舘さんがGSX1100Xカタナを走らせるシーンを撮影したい」というテレビ局からの依頼を受け、しばらく眠らせていたGSX1100Xカタナをメンテナンスし、エンジンを始動。撮影当日は、舘さんに乗車してもらったというエピソードがある。

ユニコーンジャパン https://www.unicornjapan.com/

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