前週に発表された注目のネタを一気に紹介する「バイクス週間ニュースダイジェスト」。今回は2026年10月5日〜11日に発表されたニュースを紹介する。

低中速の扱いやすさを重視、2027年春から国内入荷へ

トライアンフモーターサイクルズジャパンは2026年10月6日、新型「Bonneville T40」と「Bonneville T40 Black」を発表した。60年以上にわたるボンネビルの歴史を受け継ぐ400ccのモダンクラシックモデルで、同社の400ccシリーズの上位に位置付けられる。価格は2027年初頭に公表し、同年春から全国の正規販売店へ順次入荷する予定だ。

新型の開発では、ボンネビルを象徴する外観と乗り味を、より幅広いライダーが楽しめる車体にまとめることを目指した。ベースとなる400ccプラットフォームは、世界50カ国以上で累計6万台以上を販売。今回の2モデルが加わり、同シリーズは計7モデルへと拡大する。

外観には、しずく形の燃料タンク、丸型ヘッドライト、長いフェンダー、スポークホイール、ツインショック式リアサスペンションを採用した。細身のピーシューター型サイレンサーも組み合わせ、1960年代のボンネビルを思わせるシルエットに仕立てている。ケーブルやホースの配置にも配慮し、エンジンの造形を際立たせた。

T40はクローム仕上げのミラーやグラブレール、ブラッシュドアルミニウム製パーツでクラシカルな印象を強調。手描きのコーチラインを施したツートーンカラーを3種類用意する。対するT40 Blackは、排気系やエンジンケースなどを黒で統一し、マット系の車体色と組み合わせることで、引き締まった雰囲気を打ち出した。

搭載する水冷400ccのTRシリーズ単気筒エンジンには、ボンネビル専用の調整を施した。最高出力は7000rpmで31PS、最大トルクは5000rpmで36Nm。街乗りやツーリングで使う低中速域の扱いやすさを重視した設定となる。専用の吸排気システムと低めのアイドリング回転数により、単気筒の鼓動感と落ち着いた音も狙っている。

円形のメーターには新開発の4インチフルカラーTFTディスプレイを搭載し、アナログ計器をイメージした表示モードも選べる。ギア位置や燃料残量などを確認でき、スマートフォンとの接続によってナビゲーション、通話、音楽操作にも対応する。バックライト付きのスイッチから、使用頻度の高い機能へアクセスできる点も特徴だ。

運転支援では、車体の傾きに対応するコーナリングABSとトラクションコントロール、クルーズコントロールを採用。走行モードはRoad、Rain、Ecoに加え、設定を変更できる2種類のカスタムモードを備える。LED灯火類、セルフキャンセル式ウインカー、急減速時に後続車へ警告する機能、USB Type-Cポートも装備した。

乗車姿勢は上体を起こした自然なポジションとし、厚みのあるベンチシートでライダーと同乗者の快適性に配慮した。シート高は790mmで、純正ローシートを装着すると770mmまで下げられる。装備重量は191kg。新設計のシャシーと組み合わせ、低速での扱いやすさと軽快な操縦性を目指す。センタースタンドも標準装備し、日常の手入れをしやすくした。

発売に合わせ、コンフォートシートやクラシックパニアケースなどの純正アクセサリーも展開する。整備間隔は1万6000kmとし、維持費の負担にも配慮した。伝統的な造形に日常の使い勝手を重ねた新型は、ボンネビルへの入り口を広げる存在となりそうだ。なお、諸元は発表時点のもので、国内販売時に変更される可能性がある。

カスタムジャパン、ヘルメット乾燥機を発売へ 温風とオゾンで装備をケア

カスタムジャパンは10月7日、ヘルメットやグローブ、ブーツの乾燥と消臭を1台で行える「スマートヘルメット乾燥機」を発表した。10月下旬に自社ECサイトで販売を開始する予定で、通常価格は税込8680円。温風は約45度の低温と約65度の高温の2段階から選べ、装備の素材や湿り具合に応じて使い分けられる。内部へ温風を送る構造に加え、オゾンによる消臭機能を搭載。汗や雨で湿った装備や、丸洗いしにくいヘルメットの手入れを支援する。付属のアタッチメントを交換すると、グローブやシューズ、長靴の乾燥にも対応する。タイマーは10分単位で最大270分まで設定可能。本体重量は約1.3キロ、消費電力は115ワットで、家庭用100ボルト電源を使用する。自転車用ヘルメットやスポーツ用品にも活用できる。使用時は装備の取扱説明書で温風への対応を確認し、オゾン機能を使う際は換気する。発売記念の期間限定キャンペーンを予定している。

デイトナ、シートバッグ専用ギアケース発表|キャンプの積載を効率化

デイトナは10月7日、キャンプツーリングの荷物整理に役立つギアケースとペグハンマーケースを発表した。一般販売は11月頃を予定する。ギアケースは「ヘンリービギンズ シートバッグLL」に合わせた専用設計で、Mサイズ2個、またはMサイズ1個とSサイズ2個を組み合わせると、バッグ内に隙間なく収まる。内部には位置を変えられる仕切り板を備え、調理器具やバーナーなどを用途別に整理できる。ふた裏のメッシュポケットに加え、Mサイズには前面にもファスナー収納を設けた。側面のハンドルで取り出しやすく、裏面のDカンを使えばバッグの外側にも固定できる。ペグハンマーケースは、汚れやすいペグとハンマーを収納し、他の荷物を保護する。税込価格はギアケースSが4400円、Mが6820円、ペグハンマーケースが3300円。10月9日から11月上旬まで、Makuakeで限定セットの先行受注を行う予定で、積載や撤収の負担軽減を図る。

デイトナ、NOLAN最上位フルフェイス発売|カーボン帽体で安全性と快適性を追求

デイトナは、フルフェイスヘルメット「NOLAN X-904 ULTRA CARBON」を発売した。レーシングモデルの安全性と、ツーリングで求められる快適性の両立を目指した、NOLAN Xシリーズの最上位モデル。ロングツーリングからワインディングまで、場面に対応する。帽体にはカーボンファイバーを使用し、衝撃保護性能を確保しながら軽量化を図った。ECE 22-06規格に準拠した設計に加え、日本のSG規格をクリアしている。視界は横224度、縦90度と広く、周囲の状況やメーターを確認しやすい構造だ。インカム用のスピーカーホールとマイクホールを備え、換気機構やVPSサンバイザーで気温の変化や日差しにも対応する。ラインアップは「CALIBRO」「GEMINI」「EMBLEMA」「PURO」の4種類。税込標準価格はCALIBROとGEMINIが11万3300円、EMBLEMAとPUROが10万4500円。

デイトナ×東洋スチール、コラボ工具箱発売|整備やアウトドアの収納に

デイトナは10月9日、東洋スチールと共同企画した「TOYO STEEL コラボツールBOX」の発売を発表した。税込標準価格は5940円。バイクの整備工具だけでなく、アウトドア用品の収納にも使える日本製のツールボックスだ。ベースには、東洋スチールの山型工具箱「Y-350」を採用した。クラシカルなデザインが特徴で、2009年にグッドデザイン賞を受賞している。ラインアップは「Y-350BK」のブラックと「Y-350R」のレッドの2色。パッケージにはレトロ調のスリーブ箱を用意した。東洋スチールは、金属工具箱で国内シェア7割超を占める老舗メーカーとデイトナは紹介している。今回の商品は、工具入れとしての用途に加え、キャンプなどで使う道具をまとめる収納用品としても提案する。

デイトナ、ホンダESS搭載車向けリレー発売|LEDウインカー交換に対応

デイトナは10月9日、ホンダのESS(エマージェンシーストップシグナル)搭載車向け「LED対応ウインカーリレー HONDA 10ピン ESS&ポジション」の発売を発表した。2024年以降の対象車に対応する10ピンタイプで、品番は69537。税込標準価格は9900円。デイトナ製や社外製のLEDウインカーに交換した際、消費電力の違いによって生じるハイフラッシャー現象の対策に使う。純正カプラーに接続する設計で、配線を加工せず取り付けられる。寸法も純正と同等のため、位置に装着でき、ラバーブラケットが付属する。純正ポジション点灯とハザード機能にも対応。社外の電球型W球フロントウインカーをポジション点灯させる専用ハーネスも備える。対応するウインカーは直流12V、消費電力0.1~100W。LEDへの交換時に必要な点滅制御に加え、ポジション機能も考慮した仕様で、ウインカーのカスタマイズを支援する。

デイトナ、「GIVI B45+」に新色|パネルまで黒で統一した45Lケース

デイトナは10月9日、バイク用ハードケース「GIVI B45+」に新色の未塗装ブラック(ブラックパネル)を追加したと発表した。10月5日の新商品で、品番は68599。税込標準価格は5万600円。パネルまで黒で統一した外観が特徴だ。四角い形状のケースは容量45リットルで、フルフェイスヘルメットとレインウエアを収納できる。通勤・通学の移動に加え、ツーリングでの荷物の持ち運びにも適したサイズとして提案する。バックレスト、インナーボトムマット、ネットとフックを標準装備し、取り付け汎用ベースも付属する。ふたを閉じるだけでロックがかかる「プッシュダウンクローズシステム」を採用した。外寸は奥行455mm、幅550mm、高さ335mm。ベースを含む重量は4.3kgで、最大積載重量は3kgとなる。

デイトナ、奥まった場所の整備を補助する工具発売|長さ違いで3サイズ

デイトナは10月9日、手が届きにくい場所でのボルトやナットの脱着を補助する「エクステンションクランプツール」の発売を発表した。9月28日の新商品で、全長の異なるS、M、Lの3サイズを用意。カウルの奥やエンジン周辺、スクーターの外装交換など、作業空間が限られる整備に役立つ。先端のツメでボルトやナットを挟み、スプリングの力で保持する仕組みを採用した。ネジを締め込むことで部品を固定でき、奥まった位置で作業を進めやすい。手元から離れた場所へ部品を運び、保持しながら取り付けや取り外しを行う際に活用できる。Sは全長180mmで、手元の細かな作業向け。Mは254mmの標準タイプで、幅広い整備に対応する。Lは360mmのロングタイプで、カウル奥やエンジン深部の作業に適している。税込標準価格はSが2860円、Mが3190円、Lが3520円。作業箇所までの距離に合わせて長さを選べるラインアップとして展開する。

Wedgeのカスタムバイクがミニチュアに|実車を3Dスキャンで再現

スタジオソータは10月8日、カスタムバイクショップ「Wedge Motorcycle」が監修するミニチュアモデル「Wedge Motorcycle Custom」を発表した。2027年1月に発売予定で、税込価格はカプセルトイが500円、ボックストイが1100円。公式通販サイトではボックストイの予約受付を開始している。実車を3Dスキャンしたデータを基に、タンクやシートの形状、マフラー、ブレーキローターなどを再現。監修で細部を調整し、独特のフォルムや色合いを追求した。32分の1スケール、全長約69ミリながら、ハンドルとホイールが回転し、サイドスタンドも動かせる。カラーはブラウンとグレーが共通で、カプセルトイにはネイビーとサンドカーキ、ボックストイにはオリーブとレッドを用意する。ボックストイにはディスプレイケースとロゴスタンドが付属。公式ストアの購入特典として、限定色ブルーの特別仕様も用意する。

ロイヤルエンフィールド×ヘドン、世界限定16個のヘルメットを発表

ロイヤルエンフィールドは、英国のヘルメットメーカー「Hedon(ヘドン)」と共同で、世界限定16個のヘルメットコレクションを発表した。伝統的なバイク文化と現代的なデザインを融合させ、両ブランドの個性や職人技を表現する。ラインアップは、ジェット型の「Hedonist(ヘドニスト)」とフルフェイス型の「Heroine Racer(ヒロイン・レーサー)」の2種類。各8個のみを製造し、注文を受けてからハンドメイドで仕上げる。販売はヘドンの公式ウェブサイトを通じオンラインで行う。ヘドンは、クラシックとモダンを組み合わせたスタイルで知られる。共同企画では、伝統的なバイク文化を大切にする両社の価値観を反映し、ロイヤルエンフィールドの車両が持つ時代を超えた魅力を引き立てるデザインを目指した。

カワサキのエンブレムがメタルキーホルダーに|第4弾はメグロなど全6種

ジュウロクホウイは10月9日、「KawasakiモーターサイクルエンブレムメタルキーホルダーコレクションVol.4」を発表した。発表によると、週末から一般小売店のカプセルトイ売り場で順次発売する予定。全6種類で、価格は各税込500円。カワサキの代表的なエンブレムやロゴを題材にしたシリーズの第4弾。同社がエンブレム・ロゴの集大成と位置付ける今回は、カワサキの大型バイクの歴史の幕開けを飾った「メグロ」をはじめ、「Ninja」の新色や新旧のタンクエンブレムをそろえた。素材には亜鉛合金と鉄を使用し、サイズは形状によって約50~55ミリ。ミニブックとPP袋を封入する。カワサキモータースの許諾を受けた商品で、発売・販売をジュウロクホウイが担う。

KADODE OOIGAWA、ライダーの新たな目的地へ|11月にバイクイベント開催

静岡県島田市の体験型フードパーク「KADODE OOIGAWA」は、ライダーが集う目的地づくりを目指すプロジェクトを始動する。第1弾として11月7、8日、「RIDE TO KADODE-MUSUBI2026-」を開催。両日とも午前10時から午後4時まで、バイクをテーマに多彩な企画を展開する。バイクインフルエンサー「せんちゃん」のトークショーは、両日午前11時と午後2時に開催する。3Dフィギュアや、来場者の愛車をデザインした限定グッズの受注販売を実施。事前のウェブ予約と当日の予約に対応する。施設内店舗で税込2000円以上購入すると、限定コラボステッカーがもらえるほか、360度映像と動きで走行感覚を味わう「シンクロアスリート」を無料体験できる。7日は青島文化教材社が模型を販売する。新東名高速道路の島田金谷ICに直結する立地を生かし、大井川流域のツーリングルートとともに、地域への来訪促進を目指す。

トライアンフ、年末まで購入支援|低金利ローンや最大20万円分のサポート

トライアンフモーターサイクルズジャパンは10月8日、全国の正規販売店で購入サポートキャンペーンを案内した。期間は12月28日まで。低金利ローン、免許取得支援、対象モデルの購入支援の4企画で、秋のツーリングシーズンに合わせて新車購入を後押しする。モダンクラシックシリーズの対象車には、2.99%の低金利ローンを用意。400cc、900cc、1200ccのモデルが対象となる。普通・大型自動二輪のMT免許を取得して6カ月以内の購入者には、対象の900ccモデルで税抜5万円、400ccモデルで同3万円の購入サポートを提供する。「Speed Triple 1200 RS」には税抜10万円分、「Tiger 1200」の全車種には同20万円分の購入支援を行う。いずれも新車が対象で、12月28日までの車両登録完了が条件。900ccモデルは免許取得支援と低金利ローンを併用できない。詳細は正規販売店で確認できる。

トライアンフ、660・800cc試乗フェア開催|3気筒モデルの個性を乗り比べ

トライアンフモーターサイクルズジャパンは10月10日から11月3日まで、全国の正規販売店で「トライアンフ 660 & 800 テストライドフェア」を開催する。車種ごとの違いを乗り比べ、自分のライディングスタイルに合う1台を探せる機会を提供する。対象は「Trident 660」「Tiger Sport 660」「Daytona 660」「Trident 800」「Tiger Sport 800」「Tiger Sport 800 Tour」の新車。ロードスター、スポーツ、スポーツツアラーをそろえ、3気筒エンジンの走行性能やサウンドを体感できる。660ccモデルは軽快さと扱いやすさを特徴とし、日常の移動からツーリングまで幅広く対応する。800ccモデルは力強いトルクとパフォーマンスが魅力だ。期間中に対象車両を試乗した人には、オリジナルシューレースを1人1点プレゼントする。特典はなくなり次第終了。

レッドバロン、AI接客「coco」を全国307店舗へ導入

店舗向けAI接客プラットフォームを提供するcocoは10月7日、バイク販売大手のレッドバロンが「coco」の全国導入を決定したと発表した。全国307店舗への展開を進め、2026年11月までに完了する予定だ。レッドバロンは3月末から一部店舗で運用を検証し、業務効率化や顧客との継続的なやり取りに効果を確認した。「coco」はLINEやSMS、メールなどの連絡を一元管理し、AIによる返信文の作成を支援する。来店後も顧客が相談しやすい環境を整え、店舗や組織全体で対応漏れやフォロー漏れを防ぐ。先行導入店舗からは、複数の顧客への対応が容易になり、接客に充てる時間が増えたとの声が寄せられた。電話のやり取りが減ったほか、継続的な連絡が契約につながった事例も報告されている。導入の決め手は、手厚い支援体制や柔軟なシステム改修など。両社は対面接客とデジタルを組み合わせ、商談から納車までの顧客体験の向上を目指す。