前週に発表された注目のネタを一気に紹介する「バイクス週間ニュースダイジェスト」。今回は2026年10月26日〜11月1日に発表されたニュースを紹介する。
足つき性と先進装備で、長い旅をより快適に

トライアンフモーターサイクルズジャパンは10月27日、フラッグシップアドベンチャーモデル「TIGER 1200」の新型を発表した。国内では「GT Pro」「Rally Pro」「GT Explorer」の3モデルを展開し、2027年1月の発売を予定する。税込価格はGT Proが279万5000円から、Rally ProとGT Explorerが289万5000円から。走行性能の向上に加え、スマートフォンとの連携や前後レーダーによる運転支援、停車時の車高調整を取り入れ、長距離ツーリングでの快適性と扱いやすさを高めた。
新型の注目装備は、トライアンフ初採用となるSHOWA製のセミアクティブサスペンション「EERA HEIGHTFLEX」だ。車速やブレーキ操作を監視し、停車に近づくとシート高を自動で30mm下げる。GT ProとRally Proでは作動時のシート高が790mmとなり、従来モデルにローシートを装着した場合より40mm低い設定を実現。発進後は数秒以内に通常の高さへ戻り、停車時の足つき性と走行時のサスペンション性能を両立する。
乗員や荷物の重さに応じて車体姿勢を整える自動セルフレベリング機能も備える。さらに、センタースタンドを使う際に一時的にプリロードを高めるアシスト機能を搭載。荷物を積んだ状態でも、車体を引き上げる負担を軽減する。
エンジンは1200ccのT-Plane三気筒を改良し、最高出力は従来比8PS増の158PSを9250rpmで発生する。シリンダーヘッドやピストンなどの刷新により、低回転域のトルクも強化した。低速側のギア比や駆動系も見直し、渋滞やUターンなどでの操作性を追求。ギアボックスやシャフトドライブにも改良を加え、加減速時のつながりを滑らかにしている。
デジタル装備では、Bosch製の7インチHDタッチスクリーンがApple CarPlayとAndroid Autoに対応する。ナビゲーションや音楽などの対応アプリを利用でき、時速2km未満ではタッチ操作、走行中はハンドルのスイッチなどで操作する。燃料タンク上部には防水のスマートフォン収納部を用意。最大15WのUSB-C充電と冷却ファンを備え、長時間の使用を支える。
前後のBosch製レーダーを活用した先進ライダー支援システムも特徴だ。アダプティブクルーズコントロールに加え、前方衝突警告や緊急ブレーキアシスト、死角や後方車両の接近を知らせる機能などを統合する。周囲の交通状況を捉え、長距離移動や交通量の多い場面でライダーの状況把握と判断を補助する。
足回りは全モデルで前19インチ、後17インチのホイールと、前後200mmのサスペンショントラベルを採用。GT系はキャストアルミホイール、Rally Proはスポークホイールを装備する。ブレーキにはBrembo製Stylemaを採用し、変速を支援するTriumph Shift Assistも搭載した。
夜間や寒い時期の快適性にも配慮した。車体の傾きに応じてコーナー内側を照らすアダプティブLEDヘッドライトを備え、シートはフォームを10mm厚くした。ヒーテッドシートと3段階のグリップヒーターは全モデルで標準装備となる。
燃料タンク容量はProの2モデルが20L、GT Explorerが30L。Rally Proは未舗装路向けの走行モードと追加の保護装備を備え、GT Explorerにはタイヤ空気圧監視システムを搭載する。走る場所や移動距離に合わせて選べる構成とした。

















カワサキ、2027年型「Ninja ZX-10R」レース専用モデルの受注開始

カワサキモータースジャパンは、2027年モデル「Ninja ZX-10R」のレース専用モデルの受注を10月26日に開始した。受付は12月18日までで、全国のカワサキ正規取扱店で注文できる。価格は税込209万円。2027年3月上旬から順次、店舗へ納入する。水冷並列4気筒エンジンを搭載し、フロントカウル左右のウイングレットが空力性能を高める。サスペンションの設定や車体のジオメトリーを最適化し、コーナリング時の接地感と高速走行時の安定性を向上させた。サーキットでの走行に特化した1台だ。従来モデルから米国仕様へ変更し、カラーとグラフィックも刷新。車体色は2種類のブラックを組み合わせる。レース専用のためABSは装備せず、公道走行はできない。ナンバー取得に必要な書類も発行されず、保証の対象外となる。受注生産で締め切り後の注文は受け付けないほか、販売予定台数の上限に達した場合は期間内でも受付を終了する。


CB400 SUPER FOUR E-Clutchの足つきを改善、EFFEXがローダウンキット発売

プロトは、ブランド「EFFEX(エフェックス)」から、ホンダ「CB400 SUPER FOUR E-Clutch」用のローダウンキットとショートサイドスタンド、両製品を組み合わせたCOMPキットを発売した。ローダウンキットは純正リアサスペンションのリンクプレートを交換し、シート高を20mm下げる。信号待ちや一時停止での足つき性を改善し、停車時の不安軽減や取り回しのしやすさを目指す。純正の乗り味に配慮し、サスペンションの特性を分析して開発した。ショートサイドスタンドは、ローダウン後の駐車時に車体を適切な傾きに保つための製品。純正スタンドのままでは車体が起きやすくなるため、ローダウンキット装着時の交換を必須としている。税込価格はローダウンキットが5,280円、ショートサイドスタンドが1万780円、COMPキットが15,400円。装着後はローダウン量に応じたヘッドライト光軸の調整が必要となる。





ナップス、カーボンヘルメット2タイプを11月発売へ

ナップスは、プライベートブランド「Naps Sports」の新製品「Naps Sports Carbon Helmet」を発表した。フルフェイスとジェットの2タイプを用意し、2026年11月から全国のナップス店舗で販売する予定。一部店舗を除く店舗限定商品となる。両タイプとも、縦横の引張強度と剛性に優れた3Kカーボンを採用。カーボンの織り目を生かした外観に仕上げた。あごひもはワンタッチバックル式で、後頭部には空力性能を高めるスポイラーを装備する。フルフェイスは頭頂部とあご部、ジェットは頭頂部に通気機構を備える。サイズはM、L、XLの3種類。色はカーボンブラックとキャンディーゴールドの2色で、シルバーミラーシールドを同梱する。税込価格はフルフェイスがブラック5万円、ゴールド5万5000円、ジェットがブラック4万5000円、ゴールド5万円。最新情報は公式サイトやSNSで公開する。





手のひらから温める「NukuRun」電熱インナーグローブ、予約販売開始

三金商事は10月26日、2026年冬の新作「ALTENA NukuRun(ヌクラン)電熱インナーグローブ」(INHG04)の予約販売を開始した。手持ちのグローブの下に着用し、冬のバイク通勤時などの手の冷えに対応する。同社の電熱グローブで初めて手のひら側にヒーターを配置し、指の周囲から指先まで温める。薄手の生地を採用し、裏起毛や滑り止めを省くことで、重ね着時もレバーやスイッチを操作しやすい設計とした。温度はブースト・高・中・低の4段階。電源を切る直前の設定を記憶するモードメモリ機能も搭載した。サイズはS、M、Lで、USB Type-C充電に対応する容量2000mAhのバッテリーを2個付属する。楽天市場、Yahoo!ショッピング、Amazonで予約を受け付ける。楽天市場とYahoo!ショッピングの予約特別価格は11月2日まで。価格や配送時期、Amazonの特別価格期間は販売ページで案内する。




バイクタイヤ専門通販「タイヤカスタム」開設、前後タイヤを同時検索

カスタムジャパンは、バイクタイヤ専門通販サイト「タイヤカスタム」を開設した。車種・サイズ・メーカーの3つの方法で商品を検索でき、バイクショップや整備工場から一般ユーザーまで、タイヤの選定と購入を支援する。車種別検索では、適合する前後タイヤやセット品をまとめて表示。サイズ別検索はフロントとリアを同時に指定でき、バイアスやラジアルなどの構造でも絞り込める。メーカー別ではシリーズやパターンを選んで比較でき、品番やJANコードによる検索にも対応する。選択した商品を画面に残したまま同サイズの他の商品を比較できるほか、チューブタイプには適合するチューブやリムバンドを自動表示する。即納対応商品に絞る機能も備えた。本店サイトとカートやマイページ情報を連携し、補修パーツや整備工具もまとめて注文できる。価格やクーポンも本店と連動。法人向け会員には、店頭での商談時に価格表示を一時的に隠せる商談モードも用意した。








ドゥカティ750SSの物語を写真に、刊行記念トークショー開催

写真家クレイグ・マクディーン氏の写真集「750 SUPER SPORT」の刊行記念トークショーが10月23日、東京・千駄ヶ谷のUNDER R TOKYOで開かれた。同氏に加え、クラシックバイクの専門家ピーター・ボッジア氏、モータージャーナリストの宮城光氏が登壇し、ドゥカティ750SSの魅力や歴史を語った。写真集の主役は1974年式の2台。約10万マイルを走った車両と、未走行で保存され、グッゲンハイム美術館にも展示された車両を対比する。塗装や金属の質感、使用の痕跡を捉え、所有者とバイクが紡ぐ物語を映し出した。カラーとモノクロ合計43点を収録し、全120ページのハードカバーで税込8,800円。SUPER LABOから10月22日に発売された。UNDER R TOKYOでは11月6日まで入場無料の写真展を開催中。SUPER LABO STORE TOKYOでも11月21日まで写真展を開いている。










「バリバリ伝説」Tシャツ、秋田・横手の「まんが美術館」で販売

フェイスは、漫画「バリバリ伝説」の世界観を表現したグラフィックTシャツを、秋田県横手市の「まんが美術館」で販売すると発表した。運営する「CAMSHOP.JP」でもオンライン販売している。『バリバリ伝説』は、バイクに青春をかける若者たちを描いたしげの秀一氏の作品。主人公・巨摩郡の走りや仲間との絆、ライバルとの勝負など、1980年代のバイクブームを彩った物語の魅力を、日常の装いで楽しめる商品に仕上げた。生地は綿100%、5.6オンスのヘビーウェイトコットンを採用。肌触りや通気性に配慮し、繰り返し着てもよれにくい厚みを持たせた。脇に縫い目のない丸胴仕様で、シルエットはスタンダード。単体での着用に加え、シャツやジャケットのインナーにも合わせやすい。プリントでは作品の躍動感やバイク文化の魅力を表現し、複数のデザイン展開を予定する。美術館を訪れた記念や、バイク・漫画好きへの贈り物としても提案している。






バイク王、500台以上を決算価格で販売|11月限定キャンペーン


バイク王&カンパニーは、2026年11月1日から30日まで「決算キャンペーン」を実施する。126cc以上の決算特選車を全店合計500台以上用意し、期間限定の決算価格で販売。対象車両は店頭の表示やウェブの商品名で確認できる。来店してアンケートに回答し、126cc以上の対象車両の見積書が発行された人には、MOTUL製メンテナンス用品を進呈する。車体用、ヘルメット外側・バイザー用、内装用の3種類から、店舗の在庫に応じて1点を渡す。全国先着1,000人、1人1回限りで、在庫がなくなり次第終了する。対象車両の成約者は、希望ナンバー申請費用か車両取り寄せ費用の無料特典を選べる。ナンバー代は別途必要で、取り寄せは北海道・沖縄を除く。見積もり・成約特典は現状販売車、ヤフオク!購入車、125cc以下の車両が対象外。決算特選車の取り置きはできず、買い換え応援や免許取得応援など他のキャンペーンとも併用できない。
モト・グッツィ、V7シリーズとV85TTの新車購入を5万円支援

ピアッジオグループジャパンは、モト・グッツィの対象新車の購入資金を5万円分支援する「ONE WISH, TWO WHEELS」キャンペーンを実施する。期間は2026年11月1日から12月25日までで、全国のモト・グッツィ正規販売店での成約が対象となる。対象車種は「V7 SPORT」「V7 SPECIAL」「V7 STONE」「V85TT」の4モデル。いずれもE5+モデルの新車に限られる。V7シリーズとV85TTは、モト・グッツィを象徴する空冷縦置きVツインエンジンを搭載するモデルで、施策ではクリスマスシーズンの特典として購入時の負担を軽減する。同社は、対象モデルを成約した購入者への資金サポートを通じ、新たなバイクライフのスタートを後押しする。実施期間内であっても対象モデルの在庫がなくなり次第、キャンペーンは終了する。購入を検討する際は、車両の在庫や適用条件など詳細を正規販売店に確認したい。




