
「ショーワ」「ケーヒン」「ニッシン」などのブランドでも知られる日本の自動車部品メーカーAstemo(アステモ)が11月2日からイタリア・ミラノで開催されている国際二輪車ショーEICMA2026に出展。二輪車の安全性、快適性、走る楽しさのさらなる向上に貢献する最新技術を紹介。安全性能や快適性だけではなく、様々な走行シーンへの対応やライダーの走り方に合わせた車両特性が求められ、これらに応えた様々な技術がブースに展開されていた。
サスペンション技術
走行状況やライダーの要求に応じてスプリングレートを切り替えるサスペンションシステムを、電子制御サスペンション「EERA(Electoronically Equipped Ride Adjustment)」シリーズの新しいラインナップとして紹介。スポーツ走行時にはダイレクトな応答性、ツーリング時には高い安定性と快適性を実現。同じバイクで複数のキャラクターを実現する新たなライディングを提案。

パワートレーン技術
電動化の進展に伴って、高効率で高性能な電動パワートレーンである、二輪車向けのインホイールモーターを展示。独自のロータリーフィンによる自然空冷の技術と、高出力技術によってコンパクトながらパワフルな走行性能を実現。インホイールレイアウトによる自由度の高い設計と、ダイレクトドライブによる爽快な走行フィールを提案。また、キャブレターや電子スロットルボディなどの内燃機向けの製品も展示している。


ブレーキ技術
これまで培ってきた技術により高い制動性能と信頼性を確保しながらも、多彩なデザイン展開を可能とした意匠カバー付き量産モノブロックキャリパーコンセプトを展示。車両のブランド価値の向上だけでなく、ライダーの所有感やカスタマイズの楽しさもプラスしてくれる、新たなブレーキスステムとしてデザインの可能性を提案。また、ABSやマスターシリンダーなどのブレーキシステムも展示。

モータースポーツ技術
フロントフォークアクスルとブレーキキャリパーの両製品の機能を横断的に協調設計し、軽量化と運動性能向上を実現させて、車両全体の性能向上を目指すAstemo独自の開発コンセプトである「機能協調設計(Harmonized Function Design)」を紹介。2024年の初公開以来改良を重ねて、日本最高峰のロードレースカテゴリーであるJSB1000クラスへ2026年シーズンから投入。会場のブースでは実戦開発の様子を映像と共に紹介する。

