350RALLYと車格を共有する小排気量モデル

EICMA2026で発表されたKOVEの新型「125RALLY」は、125ccエンジンを搭載したライトウェイト・アドベンチャーモデル。同時に登場した350RALLYの車格を受け継ぎ、フロント21インチ、リア18インチのホイールを採用するなど、小排気量ながら本格的な車体構成を持つことが特徴だ。

外装パーツの多くも350RALLYと共通化されており、ラリーマシンを思わせるスタイルを125ccクラスで楽しめる。排気量に合わせて車体をコンパクトにまとめるのではなく、フルサイズの足まわりを組み合わせた点が、このモデルの個性といえる。生産開始は2027年下半期を予定し、価格は未定。今後の詳細発表にも注目したい。

14.7PSの水冷単気筒に6速ミッションを組み合わせる

エンジンは、水冷4ストローク単気筒SOHCの124cc。最高出力は14.7PS/9000rpmで、6速トランスミッションを組み合わせる。公称最高速度は109km/hとされているが、日本の場合では原付二種に相当する排気量のため、高速道路や自動車専用道路は走行できない。一般道を中心としたツーリングが主な活躍の場となる。

フロントサスペンションは215mmのストロークを確保し、シート高は860mmに設定。350RALLYより低いシート高としつつ、大径ホイールによるオフロード志向の構成は維持している。小排気量エンジンを使いながら、舗装路の先にある道へも目を向けたパッケージだ。

12.5Lタンクとアップマフラーを採用

燃料タンクは、350RALLYのエンジンサイドタンクとは異なる構成を採用し、容量は紹介文で12.5Lとされている。125ccクラスとして十分な容量を確保することで、給油の手間を抑えながらツーリングを楽しめる仕様を目指している。ただし、燃費や航続距離の具体的な数値は示されておらず、実際の使い勝手は今後の情報を待ちたい。

排気系も350RALLYとは異なり、アップマフラーを採用。軽快なライディングと、走行時の破損対策を意識したレイアウトとなっている。同じラリースタイルでも、燃料タンクやマフラーの配置にはそれぞれ異なる設計が与えられている点が興味深い。

3つの走行モードとTFTモニターも装備

装備面では、エコ、スポーツ、オフロードの3種類のライディングモードを用意。TFTモニターも350RALLYと同様に採用し、小排気量モデルながら電子装備も充実させている。ブレーキには前後ABSを備える。

大径ホイールとラリースタイルの車体に125ccエンジンを組み合わせた125RALLYは、一般道をゆっくりつなぎながら旅を楽しみたいライダーにも気になる存在だ。