SSP参戦マシンをイメージしてカラーリングが施された820RR-R

KOVE MOTOの共同経営者でもあった張雪氏が2024年に中国・重慶に設立した新興ブランドZXMOTO。2026年シーズンから世界スーパースポーツ選手権に参戦。イタリアのエヴァン・ブラザーズとの協力で、フランス人ライダーのバレンティン・デビスのライディングにより、デビューとなった第2戦でR1、R2を制覇し2連勝を獲得。第4、5、7戦でも勝利し、今シーズンは6勝という快挙を成し遂げた。参戦マシンは819ccの水冷並列3気筒エンジンを搭載する「820RR-RS」で、市販車の「820RR」がベースとなっている。

ベースとなったスポーツバイク820RR

EICMA2026では、820RRをベースに、コンポーネントをさらにサーキット向けにグレードアップした「820RR-R」を欧州市場向けに正式発表。SSP参戦車両に限りなく近いスーパースポーツモデルに仕上がっている。エンジンの排気量はそのままに、圧縮比を13.3:1へと高め、吸排気バルブをチタン製に変更することで、最高出力はベースモデルの134ps/12000rpmから10psアップして、145ps/13500rpmとなり、ピーク出力も上昇。レッドゾーンは14750rpmとなっている。CNC鍛造キャストホイールやチタン製エキゾーストの採用により、約7kgの軽量化が行われた。フロントフォークにはKYB製のフルアジャスタブル43mm倒立フォーク、リヤにはKYB製モノショックを採用。フロントブレーキには330mmディスクとブレンボ製M50ラジアルマウントキャリパー、ラジアルマスターシリンダーが採用されている。カウリングのデザインも変更され、カーボンファイバー製のエアロダイナミクス・ウイングレットを装備している。

中国本土での価格は6万1980元。、欧州ほか地域の価格は今のところ公開されていない。発売は2027年春を計画しているが、日本への導入は不明。

820RR-Rをベースに製作されたレースマシン。2027シーズンはこのマシンで出場か?