MV SGUSTA BRUTALE 1000RR ディテール解説

MVアグスタ・ブルターレ1000RR
LEDヘッドライトはブルターレシリーズならではの楕円形を維持しているものの、内部構造を刷新。Xデザインの左右には、走行条件に応じて光軸を変更するコーナリングライトを装備。外周部はポジションランプとして機能。
MVアグスタ・ブルターレ1000RR
セパハンはトップブリッジと一体のデザイン。スタイルは非常にカッコいいものの、ハンドル交換は大変そうだ。バックミラーはバーエンドタイプ。TFT液晶パネルのマウントステーは、なんとガソリンタンクに固定されている。
MVアグスタ・ブルターレ1000RR
MVアグスタ・ブルターレ1000RR
メーターは現代のリッタースーパースポーツで定番になりつつあるTFT液晶。4種のライディングモードの切り替えや、トラコン/フロントリフトコントロール/ABSなどの調整もこのモニター内で行う。スマホとの接続も可能。
MVアグスタ・ブルターレMVアグスタ・ブルターレ1000RR1000RR
メーターは現代のリッタースーパースポーツで定番になりつつあるTFT液晶。4種のライディングモードの切り替えや、トラコン/フロントリフトコントロール/ABSなどの調整もこのモニター内で行う。スマホとの接続も可能。
MVアグスタ・ブルターレ1000RR
右側スイッチボックスには、クルーズコントロールとローンチコントロール用ボタン、セル/キル/マップ切り替えスイッチが備わる。スロットルはもちろん電子制御式

MVアグスタ・ブルターレ1000RR
MVアグスタ・ブルターレ1000RR
シートのメイン座面は自転車を思わせる構成で、スポーツライディング時のフィット感は抜群。テール周辺にはカーボン素材を多用。MVにそんなことを期待する人はいないと思うけれど、シート下の収納スペースはほぼ皆無。
MVアグスタ・ブルターレ1000RR
位置調整機能を備えるステップは、アフターマーケットパーツを思わせる高品質なアルミ削り出し。ストリートを前提とした量産車なので、バーは可倒式を採用している。クイックシフターはアップとダウンの両方に対応。
MVアグスタ・ブルターレ1000RR
エンジンはF4RCから継承。他メーカー製並列4気筒との相違点は、サイドではなくセンターのカムチェーン、放射状に配置された吸排気バルブ、セミドライサンプの潤滑方式など。レーシングキット装着時は212psを発揮する。
MVアグスタ・ブルターレ1000RR
既存のブルターレシリーズが右側2本出しを定番としていたのに対して、1000RRの排気系は左右2本ずつの4本出し。シートカウルは走行風の通過を考慮した構成で、テールランプとリアウインカーは一体構造。
MVアグスタ・ブルターレ1000RR
ブレーキはブレンボで統一。フロントはφ320mmディスク+ラジアルマウント式4ピストンキャリパーで、リアはφ220mmディスク+対向式2ピストンキャリパー。レースモードを備えるABSはボッシュの9Plus。
MVアグスタ・ブルターレ1000RR
3.50×17/6.00×17のホイールは、限定車のセリエオロではカーボンだったが、1000RRはアルミ鍛造。タイヤはピレリ・ディアブロスーパーコルサSPを選択する。後輪の前には、排気系の一部となる巨大なチャンバーを設置。
MVアグスタ・ブルターレ1000RR
オーリンズの前後サスは電子制御式。アウターチューブにMVアグスタ独自の切削加工が行われたフロントフォークはNix、リアショックはTTX。いずれのダンパーも走行中に自動補正を行うが、プリロードの調整は手動。

主要諸元

エンジン形式:4ストローク DOHC4バルブ並列4気筒
総排気量:998cc
圧縮比:13.4:1
ボア×ストローク:79.0mm×50.9mm
最高出力:208hp/13000rpm
最大トルク:11.9kgm/11000rpm
エンジンマネージメント:MVICSイグニッションシステム
ミッション:6速
クラッチ:湿式多板スリッパークラッチ

全長×全幅:2080mm×805mm
ホイールベース:1415mm
シート高:845mm
始動方式:セル
タンク容量 16L
車両重量:186kg(乾燥)

フレーム:スチールパイプ・トレリスフレーム
スイングアーム:アルミニウム・シングルサイド
フロントサスペンション:オーリンズNix EC φ43mm倒立式
リヤサスペンション:オーリンズTTX
フロントブレーキ:φ320mmディスク+ラジアルマウント式4ピストンキャリパー
リアブレーキ:φ220mmディスク+対向式2ピストンキャリパー
前後ホイール:3.50×17 6.00×17
前後タイヤ:120/70ZR17 200/55ZR17

ライダープロフィール

テスター:中村友彦

1900年代初頭の旧車から最新スーパースポーツまで、ありとあらゆるバイクに興味を示す、雑誌業界23年目のフリーランス。
MVアグスタに関しては、近年のレギュラーモデルだけではなく、1972年型750Sや1976年型750Sアメリカ、マーニフレーム車、1999年型F4 750セリエオロなど、貴重車も経験している。

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https://motor-fan.jp/bikes/article/14448/