連載

MotorFan Bikes 1000kmガチ試乗
CBR1000RR-R SP
CBR1000RR-R SP
2019年型CBR1000RRの軸間距離/装備重量が1405mm/195kgだったのに対して、2020年型CBR1000RR-Rは1455mm/201kg。意外なことに新世代のRR-Rは、大きく、重くなっているのだ。もっとも実際のライディング中に、そのあたりが気になることはまったくなかった。

主要諸元

車名(通称名):CBR1000RR-R SP
型式:2BK-SC82
全長×全幅×全高:2100mm×745mm×1140mm
軸間距離:1455mm
最低地上高:115mm
シート高:830mm
キャスター/トレール:24°/102mm
エンジン種類/弁方式:水冷4ストローク並列4気筒/DOHC 4バルブ
総排気量:999cm³
内径×行程:81.0mm×48.5mm
圧縮比:13.2:1
最高出力:160kW(218PS)/14500rpm
最大トルク:113N・m(11.5kgf・m)/12500rpm
始動方式:セルフスターター
点火方式:バッテリー&コイル(フルトランジスタ点火)
潤滑方式:ウェットサンプ
燃料供給方式:フューエルインジェクション
トランスミッション形式:常時噛合式6段リターン
クラッチ形式:湿式多板
ギヤ・レシオ
 1速:2.615
 2速:2.058
 3速:1.700
 4速:1.478
 5速:1.333
 6速:1.214
1・2次減速比:1.630・2.500
フレーム形式:ダイヤモンド
懸架方式前:テレスコピック倒立式 オーリンズNPX Smart EC
懸架方式後:スイングアーム オーリンズTTX36 Smart EC
タイヤサイズ前後:120/70ZR17 200/55ZR17
ホイールサイズ前後:3.50×17 6.00×17
ブレーキ形式前:油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式後:油圧式シングルディスク
最小回転半径:3.8m
車両重量:201kg
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
燃料タンク容量:16L
乗車定員:2名
燃料消費率国交省届出値:21km/L(2名乗車時)
燃料消費率WMTCモード値・クラス3-2:16km/L(1名乗車時)

ライター紹介

中村友彦

2008年頃に一念発起し、サーキット通いと草レース参戦を始めた、2輪雑誌業界23年目のフリーランス。当初のサーキットにおける愛機はカワサキZRX1200ダエグだったものの、後にトライアンフ・デイトナ675に乗り換え、数年前からはヤマハTZR250を愛用中。どうして排気量が徐々に小さくなっているかと言うと、走り込むうちに、身の丈を知ったからである。

街乗りはなかなか厳しかったけれど……。|CBR1000RR-R SP 1000kmガチ試乗①

一般公道での乗り味を語ることに、果たして、意味はあるんだろうか? 車名のRが1つ増えた新世代のファイアブレード、CBR1000RR-Rを体験した僕は、思わず、そんなことを考えてしまった。ただし、どんなにサーキットに特化したキャラクターでも、このバイクには保安部品が付いているのだ。となれば、市街地走行やツーリングでの印象を語ることに、意味がなくはない……だろう。そんなわけで、一般公道における新世代RR-Rの素性を探るべく、約1000kmの距離を乗り込んでみることにした。 REPORT●中村友彦(NAKAMURA Tomohiko) PHOTO●富樫秀明(TOGASHI Hideaki) ※2020年7月9日に掲載した記事を再編集したものです。 価格や諸元、カラーバリエーションが現在とは異なる場合があります。

https://motor-fan.jp/bikes/article/27162/
ツーリングに使ってわかった天国と地獄|CBR1000RR-R SP 1000kmガチ試乗②

マイペースで快走路を走った午前は最高に楽しかったものの、悪路や渋滞路に足を踏み入れた午後になると、印象が徐々に悪化。CBR1000RR-Rで約500kmのツーリングに出かけた僕は、非常にわかりやすい形で、天国と地獄を味わうことになった。改めて考えると、ホンダがここまで落差が激しいバイクを作るのは、近年では異例のことかもしれない。 REPORT●中村友彦(NAKAMURA Tomohiko) PHOTO●富樫秀明(TOGASHI Hideaki) ※2020年7月11日に掲載した記事を再編集したものです。 価格やカラーバリエーションが現在とは異なる場合があります。

https://motor-fan.jp/bikes/article/20494/
ライポジ・タンデム・取り回しetc. 一般道での使い勝手を入念チェック‼|CBR1000RR-R SP 1000kmガチ試乗③

CBR1000RR-Rの解説と言ったら、MotoGPレーサーRC213V譲りのメカニズム……という話がメインになりがちだが、ここで検証するのは一般公道における使い勝手。サーキットが前提の市販レーサーではなく、ストリートを走るスポーツバイクという視点で、各部を評価してみたい。 REPORT●中村友彦(NAKAMURA Tomohiko) PHOTO●富樫秀明(TOGASHI Hideaki) ※2020年7月12日に掲載した記事を再編集したものです。 価格や諸元、カラーバリエーションが現在とは異なる場合があります。

https://motor-fan.jp/bikes/article/27181/

連載 MotorFan Bikes 1000kmガチ試乗

バイク試乗 2025.05.12

たっぷりと走り込んだスズキKATANA、その細部を解説。1000kmガチ試乗【3/3】 

バイク試乗 2025.05.10

スズキKATANA 1000kmガチ試乗【2/3】 兄弟車とは異なる、メーカーメイドのカスタムバイクの魅力を実感‼ 

バイク試乗 2025.05.07

誕生から6年のスズキKATANA。見た目からは想像できない、スーパーモタード的なハンドリングが堪能できる|1000kmガチ試乗【1/3】

バイク試乗 2025.03.10

旅に特化したモデルではなくても、抜群の快適性と運動性のおかげでロングランが満喫できる、カワサキKLX230シェルパ 1000kmガチ試乗【3/3】

バイク試乗 2025.03.08

ローダウン仕様にありがちなマイナス要素が見当たらない、カワサキKLX230シェルパ 1000kmガチ試乗【2/3】

バイク試乗 2025.03.05

必ずしも万人向けではないけれど……林道ツーリング好きライダーの愛車には良さそう。|カワサキKLX230シェルパ 1000kmガチ試乗【1/3】