ディテール解説

トライアンフ・ストリート トリプル RS
フレームマウントのヘッドランプ周り。光源はLEDを採用。メーターと一体をなすデザインは小さくなった。
トライアンフ・ストリート トリプル RS
フルアジャスタブルのSHOWA製φ41mmビッグピストン式倒立フォークを採用。ストロークは115mm。φ310mmのフローティング・ダブルディスクブレーキには、ブレンボ製M50モノブロック4ピストン油圧キャリパーをラジアルマウント。
トライアンフ・ストリート トリプル RS
吸排気系や制御系チューニングの他、クランクマスが7%低減されたのも俊敏な走行性向上に貢献している。
トライアンフ・ストリート トリプル RS
下回りをスタイリッシュに決めるマフラー。ツイン触媒システムを採用。エンドキャップは、カーボンファイバー製が奢られている。
トライアンフ・ストリート トリプル RS
リヤサスペンションにはオーリンズ製フルアジャスタブルSTX40モノショックを装備する。ホイールトラベルは131mm。
トライアンフ・ストリート トリプル RS
マフラーと干渉しないデザインのガルウィングスイングアーム。横方向の柔軟性も確保。ブレーキはφ220mmローターとブレンボ製1ピストン・ピンスライド式油圧キャリパーを備える。
トライアンフ・ストリート トリプル RS
バーエンドミラーの採用が新しいハンドルまわり。幅は広すぎることなく、チョイ低めに設定されている。
トライアンフ・ストリート トリプル RS
ハンドル左側のスイッチ。赤いスイッチはベストポジションにあるホーンボタン。ロード、レイン、スポーツ、トラック、ライダー設定、以上5パターンのライディングモードも左手でコントロールできる。トラクションやABSの切り替えも。
トライアンフ・ストリート トリプル RS
赤いスイッチは上がハザードランプ、下がエンジンキル&始動用スタータースイッチ。下はディスプレーの操作用。ブレーキレバーはブレンボ製でレシオとスパンの調節ができる。
トライアンフ・ストリート トリプル RS
TFT液晶ディスプレー・メーターも最新の物に進化。白黒反転表示や、表示内容も選択可能。さらにBluetoothモジュールにも対応している。
トライアンフ・ストリート トリプル RS
上質な表皮とダブルステッチで仕上げられたシート。スポーツライディングからストリートまで柔軟に対応する座り心地。
トライアンフ・ストリート トリプル RS
リヤシートはキーロック操作で簡単に脱着できる。シート下にはETC機器を収めるスペースがある。
トライアンフ・ストリート トリプル RS
キリリとしたフィニッシュを見せるスタイリッシュなテールエンド。ランプ類はLED式だ。
トライアンフ・ストリート トリプル RS
クビレのはっきりしたシートデザイン。バーエンドミラーの採用も印象深い。

主要諸元

エンジンタイプ:水冷並列3気筒 DOHC 12 バルブ
 排気量:765cc
 ボア×ストローク:77.9mm×53.3mm
 圧縮比:12.54:1
 最高出力:123ps(91kW)/11,750rpm
 最大トルク:79Nm/9,350rpm
 燃料供給方式:マルチポイントシーケンシャル電子燃料噴射 SAI付き、電子制御スロットル
 エキゾーストシステム:ステンレス製 3-INTO-1 エキゾーストシステム、ロータイプステンレス製シングルサイレンサー
 駆動方式:Xリングチェーン
 クラッチ:湿式多板、スリップアシストクラッチ
 トランスミッション:トライアンフアシスト付き6速
 フレーム:アルミニウムビームツインスパー、2ピース高圧成型ダイキャスト
 スイングアーム:両持ち式、鋳造アルミニウム合金
 フロントホイール:鋳造アルミニウム合金5スポーク17×3.5インチ
 リアホイール:鋳造アルミニウム合金5スポーク17×3.5インチ
 フロントタイヤ:120/70 ZR17
 リアタイヤ:120/70 ZR17
 フロントサスペンション:Showa製41mm径倒立ビッグピストンフォーク
 リアサスペンション:Ohlins製フルアジャスタブルSTX40ビギーバッグリザーバータイプ
 フロントブレーキ:Brembo製M50 4ピストンラジアルモノブロックキャリパー
 リアブレーキ:Brembo製シングルピストンキャリパー
 全幅:775mm
 車高:1,085mm
 シート高:825mm
 キャスター角:23.9°
 トレール幅:100mm
 装備重量:188kg
 燃料タンク容量:17L
 燃料消費量:19.2km/L

ライダープロフィール

トライアンフ・ストリート トリプル RS
近田茂
元モト・ライダー誌の創刊スタッフ編集部員を経てフリーランスに。約36年の時を経てモーターファンJPのライターへ。ツーリングも含め、常にオーナー気分でじっくりと乗り込んだ上での記事作成に努めている。
改良点多数の新型クロスカブ110試乗インプレ|装備面ではCT125・ハンターカブを上回る部分も!

スーパーカブ110と同様に、アウトドアスタイルのクロスカブ110(くまモンバージョンを含む)も、最新の令和2年排出ガス規制に対応するため、よりロングストロークとした新型エンジンを搭載した。また足回りについても、前後キャストホイール&チューブレスタイヤ、フロントディスクブレーキ&ABSを導入している。さらに新型メーターは兄貴分のCT125・ハンターカブを上回る多機能ぶりであり、これは売れる予感大だ。 REPORT●大屋雄一(OYA Yuichi) PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)

https://motor-fan.jp/bikes/article/38627/