日産の実証実験の実施方法/検証内容

次世代型太陽電池は、「薄くて、軽くて、曲げられる」という特長を持ち、従来の太陽電池では難しかった場所への設置が可能となるため、今後、太陽電池の主流となることが期待されている。日産は、PXP(神奈川県相模原市)が現在開発中の次世代型太陽電池を日産販売店に設置し、環境配慮型店舗導入や発電電力の活用方法を検討する実証実験を行う。本実験では、次期型太陽電池の特長を活かし、店舗の窓や屋外の円柱部分に設置します。発電した電力は、発電量等のデータを分析しながら、店内ディスプレイ(発電量表示など)やスマートフォン充電器、自動販売機の作動電力として利用される。持続可能な脱炭素社会の実現に向けた取組みが地域のへ訴求される。取り組みの「見える化」を図るため、来場者や交通量が多く、遠方からも目立つ立地である神奈川県内の日産店舗にて実施される。

日産が本実証実験に参加する理由

日産は2050年までに事業活動を含むクルマのライフサイクル全体におけるカーボンニュートラルの実現を目指している。日産販売店においても再生可能エネルギーの利用を促進し、クリーンな電力の使用が推進される。今回の実証実験を通じて、太陽電池の設置場所や、活用範囲を確認し、店舗における再生可能エネルギー由来の電力の活用が促進される。そして、将来的に環境配慮型店舗の導入に繋げられ、次世代型太陽電池の先進性と日産の環境へ取り組んでいく。

事業概要

  • 実証場所:日産神奈川販売株式会社 R1東戸塚店(住所:横浜市戸塚区前田町36)
  • 太陽電池の設置位置:店舗の窓、屋外の円柱など
  • 実証実験内容:環境配慮型店舗の検討、発電電力の活用方法(店内ディスプレイ、スマートフォン充電器、自動販売機の作動電源の補助利用など)
  • 使用する次期型太陽電池:カルコパイライト
  • 事業実施期間:2025年10月1日~2026年2月11日(予定)
R1東戸塚店
PXP製カルコパイライト太陽電池