Kabutoの人気ジェットヘルメット|エクシード2へと進化して空力性能をアップ

国内外のプロライダーから支持され、その安全性や機能性に高評価を得るヘルメットブランドのKabuto。高い安全性には軽さも重要な要素と考えており、首へのダメージを考慮して軽さと強度を高次元にバランスさせる。空力性能の高さにも定評があり、大阪モーターサイクルショー2024では新設計のエアロシールドを採用するエクシード2を公開! 最新ジェットヘルの進化を見つつ、今後リリースされる既存ヘルメットの最新カラーも紹介しよう。


REPORT&PHOTO●川島秀俊
大阪モーターサイクルショー2024のKabutoブースでは、MotoGPを筆頭に続々とサポートを拡大するプロライダーモデルを展示。スーパーバイク世界選手権に参戦するレミー・ガードナー選手もKabutoのサポートを受けている。
Kabutoからのトピックは、インナーサンシェードを装備する人気ジェットヘルメットが「エクシード2」へと進化したこと。アゴ下までカバーするエアロシールドにより、より快適性がアップした。

エアロシールドと快適な内装を得たジェットヘルメットのエクシード2は爆売れ必至!?

開放感のある視界と簡単にドリンクが飲める利便性で、多くのライダーが愛用するジェットヘルメット。Kabutoのエクシードはインナーサンシェードも装備しており、幅広いライダーから支持される人気モデルだ。そのエクシードが、優れた帽体設計はそのままに機能性をアップ! エクシード2へとバージョンアップし、大阪モーターサイクルショー2024にて一般公開された。

エクシード2で最大の進化は、アゴ下までカバーするエアロシールドの採用。風の巻き込みを軽減することで、快適性を大きく向上させた。コンタクトレンズ愛用者などは目の乾きを気にするので、このエアロシールドの恩恵を大きく受けることになるだろう。シールドにはTEIJINの熱線遮蔽素材を採用しているので、IR(赤外線)74%カットも実現。UV(紫外線)99%カットと合わせ、熱さと日焼けから顔を守ってくれる。嬉しいことに、すでに旧モデルのエクシードを愛用するユーザーは、このエアロシールドのみを交換装着することで同じ恩恵を受けられるという。

もちろん、エクシード2の進化はシールドだけではない。インナーパッドの肉厚アップでフィッティングが向上し、抗菌加工を上回る制菌加工を採用している。内装は従来モデルと同様にフル脱着&丸洗いすることが可能なので、快適な装着感が維持できそうだ。インカムの装着を考慮した設計も改良されており、より大きなスピーカーに対応できるようスピーカーホールを拡大。インカムを購入してから、スピーカーの装着に苦慮するリスクを低減する。

今回のKabutoブースでは、エクシード2のグラフィックモデルは3タイプ用意されていた。プレーンカラーを合わせると、全14種類という多彩なカラーバリエーションがラインアップされる。既存モデルのヘルメットもNEWカラーが多数追加されるので、これからヘルメットを購入したい人は要チェックといえるだろう。

グラフィックモデルは上段右の「サイバー」、上段左の「リッジ」、下段左の「デューン」の3種類があり、価格は同じ3万9600円。プレーンカラーは3万6300円となる。
新たにエアロシールドを採用するエクシード2。フラットアイボリーのグラフィックモデル「デューン」は、流行りのアース系カラーで人気が出そうだ。
Kabutoの特許システム「ウェイクスタビライザー」の採用により、気流をコントロールしてヘルメットのブレを軽減。従来モデルから定評のある機能をしっかり継承する。
アゴ下まで伸びるエアロシールドの新採用により、走行風の巻き込みを軽減。風洞実験によって優れた強度と整流効果を導き出した。
昼夜を問わず、安全な視界を切り替えて確保できるインナーサンシェードを装備。オプションにてミラーレンズに交換することもできる。
制菌加工&肉厚アップで快適性が向上したインナーパッド。インカム用のスピーカーホールも拡大され、装着する際の適合トラブルも軽減された。

続々登場するNEWカラー

競技への使用にも対応するF-17には、クールなグラフィックの「ネビュラ」が新登場。価格は6万4900円で、カラーは写真のブラックホワイトパープルのみ。
インナーサンシェード付きのカムイ3には、ビビッドなカラーの「マジック」を追加。価格は4万4000円で、写真のマルチカラーのみが用意される。
カムイ3のグラフィックモデルでは、ストライプラインが基調の「リッジ」も登場。価格は4万4000円で、フラットブラックグレー、フラットブラックイエロー、ホワイトブラックの3色が揃う。
涼しさ抜群のシューマには、新グラフィックの「トレッド」が新登場。価格は3万6300円で、ブラックホワイト、ブラックレッド、ブラックグリーンを用意する。
インナーサンシェードを装備するシステムヘルメットのリュウキには、プレーンカラーのラインアップにフラットコヨーテを追加。価格は4万1800円で、アドベンチャー系に似合いそうだ。
システムヘルメットのリュウキには、グラフィックモデルの「ビクター」も追加。価格は4万5100円で、トリコロール、ブラックホワイト、フラットブラックレッドの3色を用意する。

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