~ 組織横断のクリエイティブチーム12名で、創造の世界でも躍動するリアリティを追求 ~

100年後の東京、100年後のバイク。ヤマハ発動機協力のSFアニメ、Netflixで全世界に独占配信

人びとの日常にAIが張り巡らされ、あらゆる都市機能の自動化が実現した“100年後の東京”。そんな未来都市を舞台とするNetflixオリジナルSFアニメーション『Tokyo Override』(監督:深田祐輔、ヴィーラパトラ・ジナナヴィン)が、Netflixによる世界独占配信でスタートした。
Netflixシリーズ「Tokyo Override」/ヤマハ「YZF-R1」や「VMAX」などの実車のデザインデータを提供

Netflixシリーズ「Tokyo Override」

100年後の東京を疾走するマシンのコンセプトとデザイン
そして、その世界の創造にヤマハ発動機のデザインチームが全面協力!

人びとの日常にAIが張り巡らされ、あらゆる都市機能の自動化が実現した“100年後の東京”。そんな未来都市を舞台とするNetflixオリジナルSFアニメーション『Tokyo Override』(監督:深田祐輔、ヴィーラパトラ・ジナナヴィン)が、Netflixによる世界独占配信でスタート。

迫力いっぱいのバイクアクションも、大きな見どころの一つであるこの作品。その制作過程では、ヤマハ発動機もさまざまなかたちで協力・監修を行ってる。たとえば、登場人物たちとともに未来都市を疾走するのは、往年の名車となった「YZF-R1」や「VMAX」。その実車のデザインデータを提供するとともに、サウンド収録等でも協力をおこなった。また、100年後のレースシーンを構想してそのマシンをデザインするなど、ヤマハのデザイナーやプランナーが積極的に作品づくりに関わっている。

プランニングデザイン部の中村智氏のコメント

「特に興味深かったのは、制作チームとともに行ったワールドビルディングというプロセスでした」と振り返るのは、プランニングデザイン部の中村智氏だ。「100年後の東京の世界観について時間を掛けて議論
を重ね、その成果が作品づくりの“バイブル”としてまとめられました。登場するモノやコト、もちろん展開するストーリーも、400ページにわたるこのバイブルに則して進んでいきます」と話す。

「YZR-M1」と同一のライダーポジションを持つ「Y/AI」。そのコンセプトモデルにまたがるのは、MotoGPライダーのアレックス・リンス選手
※写真は展示用のコンセプトモデルのため安全装具を身に着けていません。モーターサイクル乗車時は長袖のウェアを着用し、ヘルメットとグローブを装着してください。
『Override』の制作に協力した当社のメンバー。「Y/AI」を実物大のコンセプトモデルとして再現し、タイで開かれる「モーターエキスポ2024」に出展

これまでのバイクアニメを超えたリアリズム

『Tokyo Override』の中で描かれる高度にAIが発達した社会では、交通事故等のトラブルは限りなく起こりにくくなっている。一方で、自然災害までをAIがコントロールできるわけではない。その備えとして、制作サイドが着目したのがレースという舞台だ。
「レースでは想定外のアクシデントが発生します。それをリスクの洗い出しや、安全な場所に移動するパスウェイ探索の手段とする発想がユニークですし、これにレース本来のエンタメ要素が加わった姿に、100年後のレースの意義という点でリアリティを感じました」と中村氏は続ける。

スターライダーの一人、アマリンが駆るのは、人間の可能性を信じるマシン「Y/AI(ワイエーアイ)」MotoGPマシン「YZR-M1」と共通のライダーポジションなどリアリズムを追求しながら、未来のバイクを先行デザインとプロダクトデザインの視線でバランスさせたフォルムも注目の一つだ。
なお、「Y/AI」は実物大のコンセプトモデルとして再現され、11月末にタイで開かれる「モーターエキスポ2024」で公開の予定だ。
「物語の背景には、バイブルに記された100年後の社会構造やテクノロジー、人びとの価値観が流れています。そうしたものを感じたり考えたりしながらご覧いただくと、おもしろさがより深まるかもしれません」と中村氏。「結末は私自身もまだ知りません。いち視聴者として、ストーリーに没入しながら楽しみたいと思います」と締めくくった。

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