【動画・モトチャンプTV】新型NMAX解説Part 2| 先代&PCXライバル比較試乗!

ユーチューブで数多くの動画を無料配信しているモトチャンプTV。先日紹介した動画「フルモデルチェンジ ! 新型NMAX 先取りライド 全身 新設計 & スマホ連動 !」に引き続き、今回は実際に乗ったインプレッション動画を紹介しよう。

2021年6月にフルモデルチェンジしたヤマハの原付2種スクーターであるNMAX。装備や価格、使い勝手などは前回の記事で紹介した動画「フルモデルチェンジ ! 新型NMAX 先取りライド 全身 新設計 & スマホ連動 !」で詳しく解説している。この動画は雑誌モトチャンプが誌面から飛び出し、動画をユーチューブで無料配信している「モトチャンプTV」で用意したもの。続く今回は実際に新型NMAXに乗りつつ、ライバルである先代NMAX、ホンダPCXと比較したインプレッション動画「先代&PCX ライバル比較試乗 新型NMAX先取りライド Part2」を紹介しよう。

手前から新型NMAX、ホンダPCX、先代NMAX。
司会進行は編集長のチャボ(右)で解説はジャーナリストのケニー佐川。

今回の動画でもモトチャンプ編集長のチャボとジャーナリストのケニー佐川が登場。二人の掛け合いはすっかりお馴染みになったことだろう。とはいえ今回は3台の比較試乗であり、クスリと笑いを誘うような掛け合いは最小限。では動画と合わせて早速試乗インプレッションを見てみよう。

まずは新型NMAXを試乗。
続いて先代NMAXの走行シーンが登場。
最後に新型PCXを試乗している。

1度に3台を乗り比べることで、新型NMAXがどのように進化したのかが見えてくるはずだ。走行シーンに続いてケニー佐川によるインプレッションと解説が始まる。開口一番「まったく違います」と先代と新型NMAXのキャラクターの違いを明確に語っている。同じ名前のモデルなのにモデルチェンジしたことでどう変化したのだろう。先代が「ヤンチャでワイルドな感じ」と表現したことに続き、新型では「ラグジュアリー」と語るのだ。走りのスクーターという印象が強いNMAXだったが、新型では高級感さえ感じられるという。

軸が変わったと表現するケニー佐川。
エンジン性能については「現時点で」と注釈がついた。

試乗したコースはアップダウンがキツめのワインディング。小排気量モデルにはシビアな舞台で、実際に上りではスロットルが全開になっている時間が長いという。このような場面だと新型NMAXが先行していても後続する先代NMAXに追いつかれ、あおられてしまうという事態になった。先代のがトルクが出ていると感じられたそうで、これは結構ショックな事実だ。だが、この時に用意した新型NMAXは発売前であり、この個体の走行距離は200キロほどでしかない完全な新車状態。エンジンの慣らし運転も終わっていないような状態だったため、走行距離が伸びてエンジンが本来の性能を発揮するとどうなるのか、改めてテストしていただきたい。

最大のライバルであるホンダPCXの存在がカギだ。

新型NMAXのキャラクターが大きく変わったことには、ホンダPCXが新型になったことが関係している。従来は「剛のNMAX、柔のPCX」とケニー佐川が例えるようにスポーティなNMAXとラグジュアリーなPCXといいう関係だった。ところがPCXが新型になって剛柔を兼ね備えるモデルに進化した。これによりNMAXも変わらざるを得なかったというのが結論だ。

ブレーキの違いに注目。

新型NMAXとPCXは似ているようで異なる部分が数多くある。まずPCXはフロント14インチ・リヤ13インチタイヤを採用することに対して、NMAXは前後とも13インチタイヤ。これが走りに与える影響についてもケニー佐川が解説している。またタイヤ以上に大きな違いとして感じられたのがブレーキだ。PCXはフロントブレーキにだけABSが装備されるが、NMAXは2チャンネルによる前後ABS。PCXはフロントブレーキ主体の印象だが、NMAXはリヤが強めの印象とのことで走りのキャラが違うことを言及。さらにNMAXではコーナーでリヤブレーキを引き摺りながら進入するような走り方が得意とのことで、ホンダとヤマハの走りへの考え方が違うことを感じるという。ただ、走りの印象としてPCXとNMAXは全然違うとのこと。実際にどのような印象なのか、細かく知りたいならぜひ動画をご覧いただきたい。

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著者プロフィール

増田満 近影

増田満

小学生時代にスーパーカーブームが巻き起こり後楽園球場へ足を運んだ世代。大学卒業後は自動車雑誌編集部…