日本でも発売してほしい! ゴツ系タイヤの125ccの新型クロスオーバー「Vent・X-RUDE」を初公開【EICMA2022】

2022年11月8日~11月13日にイタリア・ミラノで開催のバイク見本市「EICMA(エイクマ)」。同イベントにてイタリアのバイクブランド「VENT」が、4スト単気筒124ccエンジンを搭載した新型クロスオーバー「X-RUDE」を初公開。X-RUDEは2023年春、欧州を中心に5000ユーロ前後(日本円で約73万円)で発売される予定だ。
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
※写真はコンセプトモデル

Vent・X-RUDE……価格:5000ユーロ前後(日本円で約73万円) 2023年春発売予定

年齢や性別を問わない、すべてのバイクビギナーに向けて設計

電動バイクなども設計・製造するイタリアのブランド「Vent」が手掛けた新型クロスオーバーモデル「X-RUDE」は、同社のデザインラボによって開発された注目の1台。

スーパーモタードとエンデューロの流れをくむ、クロスオーバースタイルの外観は、10代や20代の若年層はもちろん、30代以上の中高年齢層を含めた、性別を問わないすべてのバイクビギナーが楽しめる1台に設計されているのがポイントだ。

X-RUDEはビンテージ風の丸型ヘッドランプ、ショートタイプの前後フェンダーを採用。外装類はバイクビギナーにも親しみやすい、躍動感のある“生意気”なイメージにデザイン&カラーリング。

エンジンは排ガス規制のユーロ5に適合した、可変バルブタイミングを導入したMinarelli製4ストローク単気筒124ccを搭載。吸気系は最新の電子制御燃料噴射システム、クラッチはスムーズなシフトチェンジを可能にするスリッパー式を採用。

可変バルブタイミングを導入した新型のシリンダーヘッドは、理想的で最適な燃焼を獲得。パワーアップ、排ガスの低減、50km/Lの低燃費を実現している。

大排気量エンジンにも耐えうる新設計のフレームは、タンデム走行時でも安定した走りを可能にする強靭なもの。フロントフォークはΦ41mm径のRSV16倒立型、リアショックはRSV16モノショック型を採用。オンロードに加え、オフロードの走行も想定した快適なセッティングに味付けされている。

ブレーキは前後ともディスク式を採用。ディスクローター径はフロントΦ290mm、リアΦ220mmに設定。ブレーキング時の安全性を向上するコンバインド・ブレーキ・システム(CBS)も導入済みだ。

X-RUDEは欧州を中心に2023年春、5000ユーロ前後(日本円で約73万円)で発売予定。

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