目次
マスターシリンダーのトップキャップを外す
まずはマスターシリンダーの中を確認します。アドレスV125G/Sシリーズは、ライトカウルを外さなくてもマスターシリンダーにアクセスできるのが便利です!
マスターシリンダーカップ内のブレーキオイルを抜き取る
いきなりキャリパー側からブレーキオイルを抜き始める人も多いですが、マスターシリンダーカップ内を綺麗にするのがモトメディコ流。洗浄できるところはなるべく綺麗に……これがバイクを良い状態に保つポイントなのです。
ブレーキキャリパーに廃油タンクをセットする
古いブレーキオイルはキャリパーから抜きます。そこで廃油タンクをキャリパーにセットします。専用タンクが市販されていますが、ペットボトルでも代用できますよ!
ブレーキオイルをカップに補充
ここからはブレーキオイルの入れ替えです。 まずは空になったマスターシリンダーカップに新品オイルを補充します。ちなみに、作業中にハンドルを切るとカップの高さや角度が変わってしまい、オイルが溢れることがあるので、ハンドルは絶対切らないように!
マスターシリンダー内のエアを抜く
先ほど、カップ内の古いオイルをウエスで吸い取ったため、カップ入口とホースの隙間にほんの少しエアを噛み込んでいる可能性があります。そこでまず、ブレーキレバーをポンピングしてマスターシリンダー内のエアを出します。
ホース内のブレーキオイルの入れ替え
ブレーキオイルの入れ替え方法を詳しく説明します!
規定量のブレーキオイルを入れる
減ってしまっているマスターシリンダーカップ内のブレーキオイルを規定量まで注ぎ足します。
ラバーキャップとトップキャップの洗浄
あとは外したパーツを元に戻せばOK……では、もちろんありません! 外したパーツの汚れや腐食を取り除くのはメンテナンスの基本!! ラバーキャップとトップキャップも綺麗にします。
トップキャップを取り付ける
廃油タンクを取り外す
最終チェック
以上ですべての作業は終わりですが、最後にブレーキの引きずりや効き具合を確認しましょう。
実際にブレーキオイルが汚れてくると、ブレーキをかけた時にグッと踏ん張るようなタッチが失われてきます。だけど、徐々に変化するので毎日乗っていると気づきにくいもの。そのため、必ず点検窓などを定期的にチェックしてオイルの汚れを目視することをおすすめします!
あとはブレーキパッドを交換する時は必ずブレーキオイルも交換するなど、自分なりの目安やタイミングを設定するのもよいでしょう。
ブレーキ性能は安全運転の要です。しっかりとしたメンテナンスを心がけたいものですね!
当記事でも十分に手順を追うことはできますが、さらに詳細を知りたい場合はぜひ、YouTubeもチェックしてみてください!