ブレーキフルードをこぼすと大変な目に遭うので!! 交換時の注意点をレクチャー|スズキ アドレスV125Gをメンテナンス|YouTube『moto medico TV』007

YouTubeのバイクメンテナンス専門チャンネル『moto medico TV』では、アドレスV125Gを題材にしたメンテナンス手順を公開しています。今回はフロントディスクブレーキのオイル交換。今回は作業をするときに気をつけることなど、豆知識を中心に紹介しましょう。

ブレーキオイルが飛び散ると大変!

今回紹介するのは、フロントブレーキオイルの交換。前回おこなったブレーキパッド交換の続きですね。

ちなみに一般的には「ブレーキフルード」とも言いますが、動画内では「ブレーキオイル」で統一しています。メンボー山根さん曰く「両者に違いはなく、年配者にブレーキオイルと言う人が多い印象ですね(笑)」とのことでした。

というわけで、本記事でもブレーキオイルで統一します。

乱暴にキャップを開けると、中のブレーキオイルが飛び散ることも!?

さて、そんなブレーキオイルですが、取り扱いには要注意! 攻撃性が強く、カウルに付着すると塗装が剥げてしまったり、割れてしまうこともあります。

慎重に作業したいところですが、特に注意すべき場面がいくつかあります。

マスターシリンダーカップのキャップを外すときもそのひとつ。キャップが固着していることが多く、力いっぱい外そうとすると、キャップが外れた勢いで中のオイルが飛び散ることも! そうならないように、固着している場合は小さなマイナスドライバーなどを隙間に入れて、トントンとゆっくり叩きながら、剥がすようにして開きます。

ブレーキオイルは小分けにしてゆっくり入れる

また、新品のブレーキオイルは、1Lなどの缶に入っていることが多いもの。しかし、缶のまま直接オイルをカップに入れると溢れたり、缶からドバッと一気に出てしまうことがあります。

そこでモトメディコでは、小さな油差しなどを使います。多少面倒でも、ひと手間加えることでリスクを抑えるのがメンボー流の極意! 動画では、こんな小技がたくさん紹介されていますよ。

ちなみに、もしもブレーキオイルをこぼしてしまったら、フロント部分のカウルをすべて外して、こぼれたオイルを確実に拭き取らなければなりません。その大変さを考えれば、油差しに移し替えるのが賢明ですよね!

タグの向きにも気を使います

山根さんの気遣いは他にもあります。

写真はキャリパーのブリーダープラグ。ここから古いブレーキオイルを抜きますが、普段はゴムキャップが被されています。

さて、キャップには脱落防止のタグがついていますが、山根さんはタグが下になるように装着します。その理由は、万が一ニップルからオイルが滲んできても、こうしておけばタグに一旦溜まるから。

そうすればオイル滲みの早期発見にも繋がるし、さらにオイル飛散の予防になるということです。

締めすぎよりもマーキングでマメにチェック!

ドライバーは押し:7、回し:3の配分で力を入れましょう

ほかに注意すべきポイントとして、マスターシリンダーカップのプラスねじの締めすぎが挙げられます。

たしかに緩んでしまうと大変な箇所なので、強く締めたいという気持ちはわかりますが、あまり強く締めすぎると外すときが大変。実際、今回も固着していました。

さらにプラスねじはもともとナメやすいので、ここは「外す前から、これはもう緩まない! と覚悟しておくほうがいい」と山根さん。

そして作業は、ドライバーをねじに押し付けながら回す……これが鉄則ですよ!

マーキングしておけば、緩んでもすぐにわかります

そして当然、締めるときは締めすぎ注意! 心配な人はマーキングをしましょう。

「緩むとすぐにわかるし、締めすぎで取れなくなることを考えると、マーキングはおすすめです」とのこと。

ティッシュのコヨリでブリーダープラグ内に残ったブレーキオイルを吸い取ります

他にも、ブリーダープラグに残ったブレーキオイルの吸い取り作業など、メンボー流のワザが盛りだくさん!

ぜひ、実際に動画を見て、愛車のメンテナンスの参考にしてください!!

moto medico TV『スズキ アドレスV125Gのフロントブレーキオイルを交換』

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著者プロフィール

佐賀山敏行 近影

佐賀山敏行

学生時代からのバイク好きが高じて、 雑誌『カスタムバーニング』やムック『ハーレー・バガースタイル』な…