カワイイ、カッコいい。けど価格は高い……。スウェーデンのプレミアム電動モビリティメーカーCAKEのバイクが、まもなく日本でもデリバリーが開始|大阪・東京モーターサイクルショー2023

ヨーロッパを中心にバイクも電動化が進んでいる。EV先進国のスウェーデンからユニークな電動バイクが日本上陸。

2016年にスウェーデンで設立された電動モビリティメーカーCAKE(ケイク)。中型クラスのオフロードモデルや幅広い用途に対応する実用モデル、気軽に乗れる原付タイプやモペッドタイプなど様々なモデルを開発している。CAKEは昨年秋、スポーツアパレルメーカーであるゴールドウインと日本国内における独占的パートナー契約を締結し、この春からweb限定で販売予約が開始された。3月24日〜26日に開催された東京モーターサイクルショーでも各モデルを展示していた。

ゼロエミッション社会を実現するために新しいモビリティを提供するスウェーデンのEV専門メーカーCAKE

今回日本国内に導入されるのは、警戒製とパワーを備えたオフロードタイプの「Kalk(カルク)」と、様々なオプションによって幅広い用途に対応できるユーティリティプラットホームの「Ösa(オッサ)」、日本国内では原付1種として登録ができる「Makka(マッカ)」の3モデル。それぞれに性格の異なるモデルラインナップで、アウトドアからレース、通勤、ラストワンマイルのデリバリーなどあらゆる移動のニーズをカバーする。

多用途オフロードバイクとなる「Kalk」は前後にオーリンズ製サスペンションを搭載。前後19インチのホイールにブロックタイプのタイヤを装着する。バッテリーは51.8V、50Ah/2.6kWhで、最高速度は90km/h以上、航続距離は86km、最大出力は10kW、定格出力は5.8kWとなっている。ホイールベースは1309mmとコンパクトだが、シート高は926mmと少し高め。その分、最低地上高は300mmもある。車両重量は83kgかなり軽量だ。日本では軽二輪登録となるため、普通自動二輪免許が必要だ。クラッチはないのでAT限定でも運転可能。価格は247万5000円。

Kalkはハイパワーなモーターを搭載し、あらゆるフィールドを走破できる高性能なオフロードモデル

「Ösa」は取り付けるモジュールによって様々な用途に対応するモデル。バスケットやラック、サーフボードラックなどの組み合わせにより1000通り以上のスタイルに変化する。バッテリーユニットには複数のコンセントが装備されているので、ポータブル電源としても活用が可能。バッテリーはKalkと同様のバッテリーは51.8V、50Ah/2.6kWh、こちらは最高速度45km/h、航続距離92km、最大瞬間出力は5kW、定格出力4.0kWとなっている。こちらも普通自動二輪免許(AT限定可)が必要だ。価格は174万9000円。

ラックやカゴなどのアタッチメントにより様々な用途に対応できる新世代のモビリティÖsa
バッテリーには複数の出力用コンセントが用意されているので、ポータブルバッテリーとしても利用が可能

キーワードで検索する

著者プロフィール

橘 祐一 近影

橘 祐一