ボウとマルセリが東京・青山でデモ! ぴょんぴょん跳ねて観客を魅了

5月17日、Hondaウェルカムプラザ青山において、トライアル世界チャンピオンの華麗なライディングテクニックが披露された。多くの観客を魅了した二人の選手は20日から、「モビリティリゾートもてぎ」で4年ぶりに開催されるFIM トライアル世界選手権第3戦 大成ロテック日本GPに参戦。1・2 フィニッシュを狙う。

PHOTO & REPORT●近田 茂(CHIKATA Shigeru)
取材協力●本田技研工業株式会社
競技本番直前のファンサービスに素敵な笑顔を振り撒くHRC契約ライダーのふたり。

都会の真ん中でトライアル競技のスゴ技を披露。

トライアルファンなら誰もが知っている「トニー・ボウ」と昨年ランキング5位の「ガブリエル・マルセリ」両選手。ボウは16年連続で世界選手権シリーズチャンピオンに輝いた最強の男。マルセリは昨年からRepsl Honda Teamに加入した期待の若手(23歳)で、いずれもスペイン出身のライダーである。Hondaウェルカムプラザ青山前のテラスに造られた特設会場。先ず彼らは柵越えのハイジャンプで登場し観客の度肝を抜いた。本来トライアルは自然の地形の中に設けられる難しセクションを如何にして巧みに(足をつかずに)クリア(クリーンと言う)できるか、ライディングテクニックを競う競技である。常人では考えられない、バイクを思いのままに制御する妙技は、観る者を魅了することは間違いない。20、21日の土日は、ボウやマルセリなど、世界で戦うトップクラスのトライアルライダーがモビリティリゾートもてぎの会場に集結。日本で観戦できる世界一流の攻防は、バイクファンでなくても一見の価値がある。

URL・mr-motegi.jp/wctrial/
狭いスペースでもバイクを自由自在に操る。
派手はジャンプも難なく決める。
この体勢をキープしたまま後輪だけでぴょんぴょんと、しばしホッピング。
世界チャンピオンの技に圧倒される。
そしてキレの良い技の数々に魅了されてしまう。

左から藤波貴久チーム監督、トニー・ボウ、ガブリエル・マルセリ、日本チャンピオンの小川智幸選手、そしてMCを務めた小林直樹氏。

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著者プロフィール

近田 茂 近影

近田 茂

1953年東京生まれ。1976年日本大学法学部卒業、株式会社三栄書房(現・三栄)に入社しモト・ライダー誌の…