ホンダ・CBR250RRのレースコンプリート車|最高出力をアップし、トラクションコントロール(HSTC)やクイックシフターを標準装備【東京オートサロン2024】

2024年1月12日(金)~1月14日(日)、千葉県・幕張メッセで開催された東京オートサロン2024。写真はホンダブースに展示された、ホンダのレース部門「HRC」がリリースするCBR250RRのレース用コンプリート車。同車は公道仕様の「CBR250RR」をベースに、レースに不要な安全部品等をレス化するとともに、エンジンの出力アップに加え「トラクションコントロール(HSTC)」を採用。エキゾーストパイプは新型と​​し、クイックシフターやレース用ワイヤーハーネスを標準装備。またサーキット走行に必要なパーツ(カウル・サイレンサー・ステップ等)を導入。レース用コンプリート車として発売。問い合わせ・注文は下記サイトに掲載のHRCサービスショップまで。
PHOTO/REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
HRC https://www.honda.co.jp/HRC/products/machine/cbr250rr/
CBR250RR race base PV

ホンダ CBR250RR レースコンプリート車……価格は「HRCサービスショップ」に要問い合わせ

ベース車両(市販車)のホンダCBR250RR(マットガンパウダーブラックメタリック)。価格は82万1700円(税込)。
写真はグランプリレッド(ストライプ)。価格は85万4700円(税込)。

一般公道走行用である市販のホンダCBR250RRをベースに、ホンダのレース部門「HRC」がチューニングを施したレース用コンプリート車。新型のフロントアッパーカウル、アンダーカウル、シートカウルは、空気抵抗を極限まで減らしたレース専用設計。

エンジンは圧縮比、吸気ポート、カムシャフト、ピストンリングなど、エンジン部品の細部に変更を施し、レースベース車専用のECUや、新型のエンデュランス製レース用マフラーを組み合わせ。中低速域の出力特性はそのままに、最高出力アップを実現した。

「Hondaセレクタブルトルクコントロール(HSTC)」と「ウイリー制御機能」の電子制御システムを追加し、アクセルを開けた状態で後輪の駆動力を抑制。スポーツ走行でのライダーの操作入力を補助しているのもポイント。

走行モード、トラクションコントロールモード、エンジンブレーキの各モード設定数も増加。 さらに社外品センサー等が接続できる、外部入力カプラーを追加装備。シフトアップ・ダウンに対応する「クイックシフター」も標準装備済み。

フロントフォークはショーワ製SFF-BP(Separate Function Fork – Big Piston)の倒立型を採用。バネ下荷重軽減し、路面追従に貢献しているのもレース専用車ならではの仕様。

CBR250RRレースベース車 開発者インタビュー

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