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アプリリア トゥオーノV4(2025年モデル)
アプリリア トゥオーノV4ファクトリー(2025年モデル)
MotoGPマシンのテクノロジーを惜しみなく投入したフルカウル採用のスーパースポーツモデル「RSV4」は、水冷4ストロークV型4気筒DOHC 4バルブ1,099ccエンジンを搭載したアプリリアのフラッグシップモデル。このRSV4をベースに、ハーフカウルやセミアップ型バーハンドルを導入してネイキッド風スタイルに仕上げたのが、写真のトゥオーノV4とトゥオーノV4ファクトリー。
スポーツ走行はもちろん、ツーリングやストリートでの使用を想定したエンジンは、サーキットでの速さを追求した生粋のスポーツマシンであるRSV4よりも最高出力を抑え、中回転域のトルクを重視。
なお、“ファクトリー”版はその名の通り、「トゥオーノV4」のファクトリー仕様(ワークス仕様)という位置づけの上級モデル。スタンダード版であるトゥオーノV4をベースに、オーリンズ製の電子制御セミアクティブサスペンションなどの本格的な装備が盛り込まれている。
新型の2025年モデルは外装類のグラフィックや細部の形状を変更。ヘッドライト形状やフロントカウルのスポイラーは、新型のRSV4(2025年モデル)と同デザインにアップデートされ、スリムな造形に進化。
エンジンは前モデルと同系の、水冷4ストローク65°V型4気筒DOHC 4バルブ1,099ccを搭載。最高出力は175ps/11,350rpmから180ps/11,800rpmにアップ。最大トルクは121N・m/9,000rpmから121N・m/9,600rpmに回転数を変更。新しいスロットルボディと排気システムをRSV4から継承しつつ、中回転域重視の乗り味はそのままに、5馬力のパワーアップを実現した。
8段階の調整が可能なトラクション・コントロールシステムは、3段階に調整できる新しいASC(アプリリア・スライド・コントロール) と相乗的に機能を発揮するなど、2025年モデルは走りに一層磨きをかけた。
トゥオーノV4ファクトリーはスタンダード版のトゥオーノV4をベースに、オーリンズ製の電子制御セミアクティブサスペンションを標準装備。セミアクティブ・スマートEC2.0サスペンションシステムのテクノロジーにより、フォーク、ショックアブソーバー、ステアリングダンパーの調整も簡単に実施可能だ。
トゥオーノV4ファクトリーは専用のアクセサリーも豊富。乗り心地を実現するアップ型のハンドルバー、高品質のカーボン製外装パーツ、タイヤ圧を監視するTPMS センサー、高性能なスリップオン型のカーボンエキゾーストシステムなどが用意されている。