“PROSPEC EVOLUTION” 完成品バイクシリーズにNSR250R登場!

1986年に登場した水冷2スト250ccエンジン搭載の本格派スポーツモデル・ホンダNSR250R。街乗りはもちろん、サーキットや峠で人気を獲得した同車は、1996年モデルまで生産されたロングセラーモデル。

時代に合わせてカタチや中身を変え、進化を続けたNSR250Rシリーズ中から、1989年にカウルデザインを一新して発売された、MC18型のNSR250R が完成品バイクシリーズに登場。

特徴的なカウル形状を始め、5角断面パイプを採用したスイングアームやカラーパターンなど、1989年モデルならではのシルエットを余すことなく再現。フレームやガソリンタンクにはダイキャスト製パーツを採用し、重量感・質感ともにハイレベルな完成品モデルに仕上げている。発売当時の純正カラー2色をスタンバイ。

アオシマ 1/12 完成品バイク Honda NSR250R ’89……4,620円(消費税込)

ブラック×シードシルバーメタリック

ロスホワイト×テラブルー

商品仕様

価格:4,620円(税込)
発売:2025年11月発売予定
発売元:スカイネット
販売元:株式会社青島文化教材社

・塗装済み完成品
・スケール:1/12
・サイズ:全長約165mm
・ステアリング・リアサスペンション可動
・素材:本体/ダイキャスト・ABS・PS タイヤ/TPR
・ディスプレイ台座付属
・アオシマオリジナル開発商品
・ボディカラー:ブラック×シードシルバーメタリック、ロスホワイト×テラブルー

※画像は試作品です。実際の商品とは異なる場合がございます。
※本田技研工業(株)監修中

【製品ページ】
https://www.aoshima-bk.co.jp/product/?s=Honda+NSR250R+%2789&seriesname=%E5%AE%8C%E6%88%90%E5%93%81%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF&when1-year=2025&when1-day=11&when2-year=2025&when2-day=11

バイクブームに沸く1986年に登場したホンダNSR250R

写真は1986年に登場した初期型のホンダNSR250R。
写真は1996年に登場した最終型のホンダNSR250R。

ホンダNSR250Rは、バイクブームとレーサーレプリカブームに沸く1986年(昭和61年)に登場。レーサーレプリカブームの先駆者であるスズキRG250Γ(ガンマ)、ミドル2ストブームの礎(いしづえ)を築いたヤマハRZ250の後継者であるTZR250を打倒すべく、“4ストのホンダ”が満を持してリリースした2スト250ccモデル。

同車はホンダとヤマハが国内販売台数を競った、いわゆる「HY戦争」を勝ち抜くきっかけともなった“パーフェクト”な完成度を確立。ベースとなったのは、1984年(昭和59年)に発売されたレーサーレプリカモデルのNS250Rではなく、世界GP250ccクラスでチャンピオンを獲得したホンダワークスのRS250RW。

「寸分の妥協もない、他社モデルを凌駕する究極の2スト250ccモデル」を目指し、限りなくワークスレーサーに近い、“ここまでやるか!”というホンダの意気込みが伺える完全新設計の外装パーツ、フレーム、前後サスペンション、エンジンが与えられた。

エンジンは水冷2ストロークV型2気筒クランクケースリードバルブ249ccで、ボア径Φ54.0mm×ストローク長54.5㎜のセミロングストローク型を採用。最高出力は45ps/9500rpmの2スト250cc国内メーカー自主規制フルパワー(1993年モデルより国内メーカー自主規制で40psにパワーダウン)。NSR250Rの潜在能力は素晴らしく、社外スポーツチャンバーの変更+キャブレターのセッティング変更で、容易に大幅なパワーアップを実現した。

初期型の乾燥重量は127kg。軽量な車体、瞬発力のあるパワフルな2ストエンジンを積んだNSR250Rは、高性能がゆえに乗り手を選び、街乗りはもちろん、峠やサーキットでも他社モデルを圧倒するポテンシャルを発揮。排ガス規制により1996年モデルを最後に生産終了となるまで、ロングセラーモデルとしてマイナーチェンジ&フルモデルチェンジごとに進化を遂げた。

1989年モデルは「ハチハチ(1988年モデル)」をさらに進化させた超ハイスペック

1989年型のホンダNSR250R(ブラック×シードシルバーメタリック)
1989年型のホンダNSR250R(ロスホワイト×テラブルー)

1988年モデルとなるMC18型は、NSR250Rフリークの中では「ハチハチ」と呼ばれ、歴代NSR250Rの中でも伝説のモデルとしてリスペクト。1989年モデルはフロントカウルデザインを変更するなど、「ハチハチ」の進化版としてリリースされた。1988年モデルからの変更点は下記の通り。

エンジン出力を効率よく後輪に伝達するため、変速機各速のギア比を近づけたクロスレシオミッションを採用。

キャブレーターはエンジン回転数とアクセル開度をコントロール・ユニットで検知し、ソレノイドバルブによってエアジェットを開閉。また過渡状態の吸入混合気の適正化を図るシステムに、よりきめ細かな空燃比制御をするため、新たに可変エアジェットを2個とした「PGM キャブレター II」を採用。

点火システムはエンジンの回転数や、アクセル操作の開度と速度を検知・演算し、最適点火時期を設定できるマップコントロール・デジタル点火システムを採用。1989年モデルは新たに独立して2個のシリンダーの点火時期を演算し、それぞれの燃焼室により適切な点火タイミングの設定と供給を可能にした「PGM イグニション II」を導入。

排気系はエンジン回転数に応じて排気ポートタイミングを変化させ、充填効率を高める可変排気孔バルブシステムを採用。1989年モデルは新たにアクセル開度の検知・演算機能をくわえたマップコントロール方式の「PGM RCバルブ」が導入された。

極太の「目の字」構造をもつ異形5角断面材を使用したホンダ独自のアルミ製ツインチューブ・フレームに加え、新たにリアスイングアームにもアルミ製5角断面材を採用、高剛性化を推進。

リアタイヤはサイズアップ(140/60R18→150/60R18)に合わせ、リムサイズも4.00×18→4.50×18にワイド化。

リアブレーキはディスクキャリパーをフローティング(浮動)式に変更し、ブレーキ作動時の走行性を向上。これらの足周りの充実に合わせ、キャスター角の変更(24度→23度15分)や、ショートホイールベース化(1,355mm→1,345mm)を図るなど、車体ジオメトリーも変更し、いっそう軽快でスポーティな操縦フィーリングを実現。

スタイリングは新デザインの低く長いスラントノーズ型フルフェアリングに変更するととも、細く長いテールアップ型排気膨張管を採用。さらに後部ステップの取り付けホルダー(荷掛けフック付)をすっきりとした収納式とするなど、シンプルで軽快なスタイリングをいっそう強調させた。

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