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ディテール解説
マウンテンバイクを思わせるフロント回り。LED式のヘッドランプは、SUPERNOVA製のM99Pro。ハイビームでは1,600lmの明るさを誇る。両脇に半弧状のデイタイムランニング(ポジション)ライトを装備。細く小さなウインカーもLED式だ。
MTBの部品を活用したダブルブリッジフォーク。リーディングアクスルの正立式でストロークは170mm。左側のボトムエンドで伸び側のダンピング調節ができる。ブレーキは自転車部品で有名な台湾のTEKTRO製DORADO 4P。電動バイク向けに開発された対向4ピストンの油圧キャリパーが採用されている。
スチール製角パイプフレームに挟まれてシート下にミッドマウントされるパワーパックは、オランダのcleantron製。定格51,1Vのリチウムイオンバッテリーは、51.1V-37Ah、つまり1,890Whのキャパシティを備えている。
駆動はブラシレスのインホイールモーターを搭載。ご覧の通りハブそのものがモーターになっており、リヤホイールをダイレクトに駆動する。サイドウォールまでパターンが刻まれたクルーザー用タイヤはSCHWALBE製CraZy BoB。
角断面スチール製スイングアームにはマルゾッキ製ROCOブランドのMTB用2本ショックを採用。ボトム部のピボット取り付け位置は10mmほど下げることができる。スイングアームの長さとショックの取り付け位置から推察して、30mm程ローダウンできそう。
ハブ左サイドにダイレクトマウントされたシングルディスクブレーキはフロントと同じTEKTRO製。鍛造アルミボディの対向4ピストン油圧キャリパーを装備。ローターの厚さは1.8mmと薄い。
バイクと言うよりは自転車に近い構造で組み立てられたハンドル回り。ステアリングヘッドやフロントフォークの剛性はかなり高そう。ハンドルバーはテーパータイプだ。
液晶表示式のデジタルメーター。暗がりで撮影すると写真の通り鮮やかに良く見えるが、日中の太陽光下では照度不足で少し見にくかった。赤帯部はオド&トリップや電圧メーター等に変えられる。速度はマイル表示も可能。
細身のロングシートはモトクロッサー的なフォルムを彷彿とさせる。ライディングポジションもスリムで着座位置にも自由度が大きい。
アクセントラインとして良く目立つグリーンのシートカウル。シュッと細くフィニッシュするリヤエンドにLED式のテールランプが組み込まれている。偶然だが、町田市オリジナルのナンバーと色合いがマッチしている。
付属品のリチウムイオンバッテリー専用充電器(48V8A)は、欧州の大手メーカーとして知られるドイツIEB(Industrle Elektronik Brilon)製のTyp E230 G。
主要諸元
ELMOTO・HR-4 車名・型式:ELMOTO・LOOP (E-MOPED) 全長(mm):1,895 全幅(mm):716 全高(mm):1150 軸距(mm):- 最低地上高(mm):- シート高(mm):830-860 車両重量(kg):59 乗車定員(人):1 最高速度(km/h):45 航続距離(km):60 駆動方式:ブラシレス・3相ハブモーター(ギヤレス・ダイレクトドライブ) モーター定格電圧(V):51 定格出力(kW):0.59 最高出力(kW[hp]):2.0[2.7] 最大トルク(N・m[kgf・m]):- バッテリー:LiFePo4(脱着式リチウムイオンバッテリー) バッテリー定格出力電圧(V):51.1 バッテリー容量(Wh):1,890(37Ah) 充電電圧(V):100(AC) 充電時間:6時間(4時間で80%) ヘッドライト(lm):1,100(16Wロービーム)/1,600(32Wハイビーム) デイタイムランニングライト:LED×32(4.5W) 供給電圧(V):24〜60(DC) ヘッドライト重量(g):220 タイヤ(前/後):2.35-24(60-507)/ 2.35-24(60-507) ブレーキ形式(前/後):油圧式ディスク/ 油圧ディスク 懸架方式(前/後):テレスコピック式 / スイングアーム式 サスペンションストローク(mm):170(前) フレーム形式:スチール製バックボーン
試乗後の一言!
ロードパルやパッソルが大ヒットしたアノ頃の使い勝手に匹敵。さらに多くのポテンシャルが期待できそう。