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モトチャンプ本誌と連動しつつ、動画による情報をお伝えしているモトチャンプTV。ユーチューブで無料配信されているので、まだの人はぜひチャンネル登録してほしい。チャンネル内にはモトチャンプ本誌だけでは伝えきれない貴重な情報が盛りだくさん。前回は2021年に発売されたホンダPCXをライバル3車と比較する動画を紹介した。スペックや価格、使い勝手を中心とした内容だったが、今回はその続きで試乗するとどう感じるのかをお伝えする動画「新型PCX VS ライバル対決 試乗編」をダイジェストにしてお伝えしよう。
試乗を担当したのはモトチャンプですっかりお馴染みのジャーナリスト、ケニー佐川と中村友彦氏の2名だ。志向も感じ方も違う2名が新型PCXを、そしてライバル3車と乗り比べた結果をわかりやすく紹介している。PCXを買おうと思っているなら、必見の内容になっている。ここでは動画の中で紹介されている貴重な情報をいくつかピックアップしてみよう。
PCXとADV150スタートダッシュ対決!
スクーターで重視される信号ダッシュ。ライバルとの試乗対決では、まず先代PCXと同じエンジンを搭載するホンダADV150とのバトルで始まる。その結果はもちろん排気量で上回るPCX160が全域で速いのだが、中村氏からはエンジンの存在感やガッツがあるとのリポートも飛び出した。どのような意図で語られたのか、動画で確認してほしい。
マジェスティSとスタートダッシュ対決!
ライバルとしては若干設計が古いものの、150ccクラスのスクーターの定番モデルであるマジェスティSとのスタート比較が続く。スポーティなマジェスティSだが、エンジンの回転数がパワーバンドに達するまでにPCXが先行してしまうという結果になった。
PCXの速さの秘訣は軽量さでもあるようだ。マジェスティSを担当したケニー佐川は車両重量の違いに注目している。重量が13キロも重いのでマジェスティSに不利な結果になったようだ。だが、ここはライダーたるもの勝負である。続けての戦いでは注目のNMAXとバトルだ!
NMAX155とスタートダッシュ対決!
1本目のバトルでは偏差でPCXが有利。ただPCXと一番いい勝負ができるとケニー佐川が評したNMAXなので、もう1度戦うことに。それを見た編集長のチャボからHY戦争だとのセリフが飛び出すが、この場合ライダー同士の意地がぶつかり合っているような…。注目の2戦目は、なんとケニー佐川が先行する!
なぜNMAXが先行できたのかといえば、もちろんスタート時のタイミングもあるのだが、なんとPCXに装備されているトラクションコントロールが効いてしまったというのだ。タイヤのスリップを感知してアクセル開度を制御するシステムが働いたとのこと。動画ではその時の模様が詳しく解説されている。
スタートダッシュ対決を通しての印象は?
対決を終えた二人にライバル4車の印象をチャボが聞き出す。二人とも新型PCXに太鼓判を押して、誰にでもオススメできるモデルであると評している。ところが、チャボが「個人的に買いたいのはどれ?」と質問すると、中村氏から爆弾発言が! それを受けてケニー佐川まで「さっきのシナリオと違うじゃん」と脱線していく。はてさて、どんな内容なのかは動画でお楽しみいただきたい。
1台ずつのインプレッションは?
スタートダッシュ対決だけでなく、今回は4車それぞれ個別にインプレッションも語られている。通して見るとケニー佐川と中村氏の感じ方が似ているようで違うことを確認できる。いずれも注目度が高いモデルなので、それぞれ購入を検討している人もいることだろう。新型PCXだけでなく、150ccクラスのスクーターを選ぶポイントがそこかしこで語られているので、ぜひとも試聴してほしい。
今回の「新型PCX VS ライバル対決 試乗編」で紹介している内容をさらに細かく情報化しているのがモトチャンプ2021年4月号だ。記事では最高速や加速タイムまで掲載されているので数値としても確認できる。動画を見ながら記事で確認すると、PCXとライバルの違いがより鮮明になるはずだ!