連載

モトチャンプCH.
タイで生産されているヤマハWR155R。
編集長のチャボが不在なため、ケニー佐川とサンタサンが進行役を務める。

今回のモトチャンプTVでは、いつもの編集長のチャボではなくジャーナリスト・ケニー佐川のアップから始まっている。この取材時にチャボが同席できず、司会進行まで務めることになったのだ。そこで補佐役に編集部のサンタサンが加わっている。いつものノリとは若干異なるが、なかなか楽しそうに進行されていく。

WR155Rの装備やスペックを紹介

装着タイヤに注目したい。
本格オフロードモデルらしくシート高は高い。
水冷単気筒SOHC4バルブエンジンは16psを発生。
ギアポジションインジケーターまで装備している。

ヤマハWR155Rは2019年にインドネシア向けモデルとして発売されたタイ・ヤマハによる製品。その特徴はルックス通りにオフロードトレールという位置付けで、トレッキングモデルよりオフロードでの走破性を高めたこと。フロント21インチ・リヤ18インチというホイールサイズやシート高880ミリという数値からも、しっかりとオフロード性能を追求していることがわかる。採用されたエンジンは155cc水冷単気筒SOHCで4バルブヘッドと可変バルブ機構を備えることで最高出力は16psを発生する。前後にディスクブレーキを装備するほか、デジタルメーターなど最新スペックとなっている。

試乗インプレッションはいかに?

ケニー佐川が林道を激走!
狭い道でも取り回しの良さでラクラク走れる。

動画ではWR155Rがどのようなモデルであるのかを紹介しつつ、実はオフロード大好きなケニー佐川らしくWR155Rの特徴をわかりやすく解説している。では気になる試乗インプレッションへと進めてみよう。試乗しながらインプレッションを語り始め、オンオフ両方を楽しめるトレールモデルであると解説。トレールモデルといっても本格的なオフロード走行が可能であるのは、前後サスペンションのストロークがたっぷりと確保されているからだ。その分シート高が排気量を考えても高いのだが、これは表裏一体で良い部分もある。今回のように林道のようなステージではその良さを実感として持てることだろう。エンジン性能としては特筆すべき出力ではないのだが、ロングストロークタイプなので低速トルクに優れ粘り強く走ってくれる。これは林道のような悪路で心強いことだろう。

ところが、どうやらやらかしてしまったようだ。

WR155Rの性能に満足したケニー佐川だが、楽しさのあまり道ではない場所へ突入! すると・・・。動画の7分過ぎくらいから、一体何をやらかしてしまったのかが見られる。

試乗後に改めて語り合う。

「全然帰ってこなかったですね〜」とサンタサンに突っ込まれて試乗を終えた感想を語り始めるケニー佐川。それほどオフロード走行が楽しいモデルに仕上がっているようだ。ポジションを再確認しているが長身のケニー佐川でも足付き性が良いとはいえない。だがサスペンションが柔らかくエンデューロモデルのような硬さはないため、沈み込みにより両足が着地している。また250ccのオフ車と比べホイールベースが短いので狭い場所でのUターンなどは得意。また高回転まで回さなくてもトルクが出るロングストロークエンジンなので、オフロードでの相性は抜群。終始ニコニコと笑顔が印象的なケニー佐川の表情を見ていると、どれだけ楽しいモデルであるのかご想像いただけることだろう。重量が軽くコンパクトなオフロード車には、他のジャンルにはない楽しみ方ができるのだ。動画の最後には日本での予想価格にまで言及。日本での発売を期待したい!

連載 モトチャンプCH.

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