バリバリ伝説のCB750F・巨摩郡仕様を現代風に! アップガレージブースで発見【東京オートサロン2023】

2023年1月13日(金)~1月15日(日)、千葉県・幕張メッセで開催中の東京オートサロン2023。東京オートサロンは四輪車のショー。しかし数は極めて少ないが、二輪車もごく稀に出展されているのがポイント。ここでは「アップガレージ」のブースに展示された、名車・ホンダCB750Fのバリ伝風カスタムをご紹介しよう。
PHOTO/REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
アップガレージ https://www.upgarage.com/

日本最大級の中古カー用品&バイクパーツ買取・販売を展開する「アップガレージ」。同店のブースに展示されたのが、写真のホンダCB750F改で、アップガレージのインスタグラムフォロワーの方のバイク。

ホンダCB750Fは1979年(昭和54年)に発売。空冷4ストローク4気筒DOHC 4バルブ748ccエンジンを搭載し、最高出力は68馬力を発揮。1981年(昭和56年)にはマイナーチェンジを受け、写真のレッドカラーを追加。また最高出力は70馬力にアップされ、足周りも強化された。

当時、国内最高峰だった750ccモデルは「ナナハン」と呼ばれ、ライダーたちの憧れのマト。CB750Fは別名「ナナハン・エフ」と呼ばれ、爆発的ヒットとなった。現在CB750Fは超お宝モデルとしてリスペクトされ、程度の良い車両はウン百万円の高値で取り引きされている。

カスタムコンセプトは「GPを引退したグンが、再び峠を大人の走りで楽しむこと」

レッドカラーのCB750Fは、バイクブームに沸く1980年代、「週刊少年マガジン」に連載された漫画『バリバリ伝説(通称・バリ伝)』に登場したことでも有名。

写真のカスタムは、ロードレースの最高峰・世界GP500クラス(今のMotoGP)まで登りつめた、主人公の巨摩群(コマ・グン)が高校時代に駆った、レッドカラーのホンダCB750F改をモチーフに、

・GPを引退したグンが再び峠を大人の走りで楽しむこと
・トータルバランスを考えた大人のカスタム

をコンセプトに製作。作中と同仕様のモリワキ直管風マフラー、セパレートハンドル、オイルクーラー、フロントスタビライザー、カスタムバックミラー等に加え、オーリンズ製フロントフォークやリアショック、アルミ鍛造のPMC SWORDホイール、スタビライザー付きのアルミスイングアームなど、今時の定番カスタムも実施。

ガソリンタンク、シート、サイドカバー、テールランプは純正のままだが、前後ウインカーはミニタイプに変更。ノーマルルックを活かしつつも、美しさに磨きをかけているのがポイントだ。

カスタムメニュー

【エンジン】
エンジンをブラックアウト
オイルクーラー装着
京浜FCRΦ35キャブレター(エアファンネル仕様)
チェイスモーターサイクル製油圧クラッチキット
ブレンボ製ラジアルクラッチマスターシリンダー
SSPファクトリー製WAGIRIショート管UPタイプマフラー(モリワキのロゴ配置)

【足周り】
オーリンズ製“E×M”PACKAGE 正立Φ43フロントフォーク
オーリンズ製レジェンド・ツインリアショック
OVERレーシング製TYPE2スイングアーム(スタビライザー付き)
PMC製SWORDホイール(アルミ鍛造)
フロントスタビライザー

【ブレーキ】
ブレンボ製4POTフロントキャリパー
サンスター製Φ320スリット入りフロントディスクローター
ブレンボ製マスターシリンダー(前後)

【外装類】
LEDヘッドランプ
前後ミニウインカー
セパレートハンドル
カスタムバックミラー
リアフェンダーレス化
アルミビレットバックステップ

アップガレージのブース内をチェック

クルマ用はもちろん、バイク用の買い取り&販売も展開中のアップガレージ。ブース内には様々なバイク用パーツやバイク用アイテムも展示販売された。

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