スズキ初のアイドリングストップ機能、125ccスクーターに搭載です! バーグマンストリート125EXがデビュー

これまで数々のスクーターを発売してきたスズキ。原付二種クラスの人気を拡大させた「アドレス」シリーズは、今も125ccスクーターのスタンダードモデルとして高い人気を誇っている。スポーツ志向のアヴェニス125を加えて2枚看板でのセールスだったが、ここにきて多様化するニーズに対応するため『高級路線』という新たな魅力のスクーター「バーグマンストリート125EX」を投入! 走行性能や実用性といった基本性能の高さはもちろん、最先端の機能や装備を上質なルックスにまとめ上げた。こだわりを持って125ccスクーターを選ぶ人にこそ、このニューカマーを知ってもらいたい。

REPORT&PHOTO●川島秀俊

スズキ・バーグマンストリート125EX……317,900円(消費性込み)

大阪、東京と続けてモーターサイクルショーでお披露目され、3月27日に発売となったスズキのバーグマンストリート125EX。フラットフロアの使いやすい12インチスクーターで、スズキ二輪車で初のアイドリングストップ機能を搭載する。始動時にキュルキュルと音がしないサイレントスターターシステムにより、快適かつ低燃費な走りが楽しめるのだ。価格は31万7900円。

アイドリングストップ機能をスズキ二輪車で初採用! 

「スクーターなんて、どれも大差ない」などと言う人がいる。確かにATミッションでイージーに乗れるというシンプルさは共通だが、乗り始めると細かな違いが身に染みて分かる。あったら便利な機能、乗ってて快適な装備、財布を直撃する燃費性能など、すべてイイに越したことはないはずだ。これまで125ccスクーターというと、コミューター的なニーズが中心だった。そこに『贅沢』という要素はコストと天秤にかけられると消える場合が多かったのだ。しかし、今やダウンサイジングしたりセカンドマシンとして125ccスクーターに乗るライダーも多く、コストよりも満足度を追求したい人も多い。ならば、欲しいものを全部盛り込んでしまおうと完成したのがバーグマンストリート125EX! スズキ二輪車で初採用のアイドリングストップは低燃費に貢献するし、スターターを兼ねたジェネレーターをクランクに直結することで、キュルキュル音を出さずにエンジン始動が可能に。この「サイレントスターターシステム」はエンジンの小型化にも貢献し、そもそも軽量な空冷エンジンと相まって車体をコンパクトにまとめているのだ。

前後12インチ+フラットフロアのコンパクトな車体、使いやすさと便利な機能を上品なフォルムに凝縮!

バーグマンストリート125EXの最大の魅力は、端正なフォルムに秘められた実用性の高さだ。まずポイントとなるのがフラットフロアで、跨ぐ必要のない乗車姿勢はスカートを着用する女性には絶対条件といえる。安定性と小回りのバランスがいい前後12インチのタイヤは王道のチョイス。後々交換する市販タイヤの選択肢が多いのも魅力だ。アイドリングストップを搭載した最新エンジンはもちろん、前後LEDの灯火を盛り込んだスタイリッシュなフォルム、グラブバーを兼ねたオシャレな大型リヤキャリアやUSB電源を標準装備するなど、その完成度はカスタム不要といえるレベルに仕上がっている。不満を見つけるのが難しいほど完成されたバーグマンストリート125EXは、ジェントルな大人に似合う125ccスクーター版の高級セダンといえる存在だ。

車体カラーは、写真のパールムーンストーングレー以外に、パールミラージュホワイト、マットブラックメタリックNo.2を用意する。
ヘッドライトはLED仕様で、スクリーンをボディマウントの別体にて装着。アフターパーツで大型スクリーンに交換しやすい設計というのは、かなり良心的といえる。
フロントのタイヤサイズは90/90-12。ブレーキはφ190mmローターを採用したディスクブレーキで、リヤブレーキのみを握った際にはフロントブレーキも作動するコンバインドブレーキを搭載する。
強制空冷4サイクル単気筒エンジンは、スズキ二輪車で初めて「SEP-α」を採用。アイドリングストップを搭載し、優れた燃費性能と排ガス低減で環境に配慮している。リヤのタイヤサイズは100/80-12で、ブレーキはドラム式となる。
フル液晶ディスプレイのメーターは視認性も良く、各種インジケーターや時計も見やすいデザイン。オイルチェンジインジケーターやトリップAB、エコドライブインジケーターなど便利な機能も搭載する。
燃料タンク容量は5.5L。シート下収納は21.5Lの容量で、基本はメットインできる設計だ(ヘルメット形状により不可)。ヘルメットホルダーは左右に1個ずつ装備する。
左のふた付きフロントインナーボックスには、内部に5V2A出力のUSB電源を装備。右のフロントインナーラックには500mlペットボトルが収納できる(形状により入らないものもあり)。中央にはコンビニ袋を掛けやすいフロントフックもある。

主要諸元

型式:8BJ-EA23M
全長 / 全幅 / 全高:1,905mm / 700mm / 1,140mm
軸間距離 / 最低地上高:1,290mm / 160mm
シート高:780mm
装備重量:112kg
燃料消費率:国土交通省届出値
 定地燃費値 55.6km/L(60km/h)2名乗車時
 WMTCモード値 56.0km/L(クラス1)1名乗車時
最小回転半径:2.0m
エンジン型式 / 弁方式:AF24・強制空冷・4サイクル・単気筒 / SOHC・2バルブ
総排気量:124cm3
最高出力:6.1 kW〈8.3 PS〉 / 6,500 rpm
最大トルク:10.0N・m〈1.0 kgf・m〉 / 5,500 rpm
燃料供給装置:フューエルインジェクション
始動方式:キック・セルフ併用式
潤滑油容量:0.8L
燃料タンク容量:5.5L
クラッチ形式:乾式自動遠心シュータイプ
変速機形式:Vベルト無段変速
フレーム形式:アンダーボーン
ブレーキ形式(前 / 後):油圧式シングルディスク / 機械式リーディング・トレーリング
タイヤサイズ(前 / 後):90/90-12 44J / 100/80-12 56J
乗車定員:2名
排出ガス基準:平成32年(令和2年)国内排出ガス規制に対応

キーワードで検索する

著者プロフィール

山田 俊輔 近影

山田 俊輔

Motor-Fan BIKES 編集長1981年生まれ。身長180cm(モジャモジャを足すと185cm)。初めて…