第26回カフェカブミーティングin青山に集まったユニークなカブをご紹介!

スーパーカブ編1

エントリー台数がもっとも多かったのがスーパーカブでした。世界一売れているバイクなので結果はうなずけます。ひと口にスーパーカブといっても1958年から65年間も販売されているバイクなので、年式もさまざまです。そうした中でやはり多かったのは、110㏄となって以後のモデルでした。数多く並べられたスーパーカブ110の中で目立っていたのが、エントリーナンバー6番のモデル。外観的にはスーパーカブスポーツといった印象で、スポーツスターのヘッドライトカウルにスワローハンドルがスポーツバイクっぽさを演出しています。
エンジンは124㏄へ拡大し、スロットルボディ、インジェクターはPCXのものを使用。そこにエアフィルターを装着しています。さらにレッグシールドにオイルクーラーを取り付けていたのですが、非常にきれいに収められていたのが印象的でした。マフラーはアンラベルエンジニアリング製のダウンタイプを装備しています。
足回りではスイングアームをロングタイプに変更し、キタコ製のリアサスを装備。リアホイールにはガンツガレージのホイールディスクカバーが装着してあります。フロントブレーキはシングルディスク式に変更。そのほか、ステップやスプロケットカバーなどがアルミ製のものになっています。またサイドカバーをアルミルーバーにしている点も個性的なところです。そしてもうひとつユニークだったのが、ヤマハSRのパフォーマンスダンパーをメインフレーム上に取り付けていたことです。実際に効果がどれほどあるのかわかりませんが、来場者の目を引いていたのは事実です。

スポーツスターのヘッドライトを加工。スーパーカブのカスタムではあまり見かけない装備だ
ハンドルやメーター周りの装備は一昔前のスーパースポーツ然としている
ヤマハSR400用のパフォーマンスダンパーをメインフレームの装着。車体剛性アップを狙ったのか?
ロングスイングアームにキタコ製リアサスペンション。そしてリアホイールにはディスクカバーを装着する。サイドカバーのアルミルーバーが個性的だ
ブラックアウトされたエンジンは124㏄へ拡大。オイルクーラーをレッグシールドにビルトインさせている
フロント周りもスポーツバイクのパーツを移植して強化を図っている
アンラベルエンジニアリング製のダウンマフラーを装着

スーパーカブ編2

サックスブルーのボディカラーが目を引くエントリーナンバー8番のスーパーカブ110は、一見すると小変更のみに思えるのですが、実用性を落とすことなくブラウンのタックロール表皮シートや小ぶりのリアキャリアに変更。エンジンや足回りはブラックアウトし精悍さを表現しています。エンジンはスロットルボディを23.6㎜に拡大しているとのこと。マフラーはLASER製の2本出しを装着しています。 
さりげない部分ですが、アルミ製のスプロケットカバーやマフラーステーも自慢の装備だとのこと。足回りでは、フロントフォークはDioのフロントフォークを加工。リアはスイングアーム、サスペンションを変更しています。
赤井ヘッドカバーを装着したエンジンには、スロットルボディを23.6㎜へ拡大
マフラーはLASER製の2本出しを装着。アルミ製のマフラーステーがきれいな仕上げだ
Dioのフロントフォークを加工して装備
強化サスペンションにロングスイングアームで固めたリアの足回り
アルミ製のスプロケットカバーを前後に装着
タックロール表皮のビンテージデザインがオシャレなシート
小ぶりでスポーティなリアキャリアに換装

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著者プロフィール

栗栖国安 近影

栗栖国安

TV局や新聞社のプレスライダー、メーカー広告のモデルライダー経験を持つバイクジャーナリスト。およそ40…