1952年創業のイタルモトがペダル付電動バイクを開発!|トリオンファーレ【EICMA2023】

トリオンファーレは250W・500W・750Wの各モーター出力をスタンバイ。最高速度は250Wが25km/h、500Wが40km/h、750Wが60km/h。
2023年11月7日から11月12日(プレスデー11月7~8日/一般公開11月9~12日)、イタリアで開催のモーターサイクルショー『ミラノショー(EICMA)』。このショーでイタリアのバイクメーカー「イタルモト」は、新開発のペダル付き電動バイク『トリオンファーレ』を発表。前後に24インチのファットタイヤを装備した、街に馴染むイマドキのオシャレな外観が特徴だ。トリオンファーレは250W・500W・750Wの各出力タイプをラインナップ。国内での発売は未定。
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
※注:写真及び記事内容はすべて欧州仕様車/欧州仕様です

イタルモト・トリオンファーレ……250W版:2,699ユーロ(約44万円)/500W版:2,999ユーロ(約49万円)/750W版:3,200ユーロ(52万円) ※1ユーロ=163円換算

パワフルなブラシレスモーター、足漕ぎペダル、シマノ製7段自転車用ギアボックスを組み合わせ、スムーズな走りを獲得。
リアサイドカウルにモーター出力を識別するための番号(250W=25、500W=50、750W=75)、フロントに夜間の視認性を確保するオートバイスタイルの丸型LEDヘッドライトを設置。
前後タイヤ上には、水や泥の飛沫から身を守るためのフェンダーを採用。
レトロ調のワイルドなトラッカースタイルにアレンジされたトリオンファーレは、電動バイクならではの環境に優しい、持続可能なSDGsを目指して製作。

イタリアのバイクメーカー「ITALMOTO(イタルモト)」とは?

ITALMOTO(イタルモト)は、1952年にイタリアの産業の集積地であるボローニャで創業した、イタリアのオートバイメーカー。その技術力は高く、同年には生産第一号モデルであるオートバイ「ITALMOTO T4-160」の販売を開始。 現在、イタルモトは本社をローマ、生産拠点をナポリの郊外に移転。イタリアの美しい工業デザインに誇りを持ち、イタリアでの生産にこだわったメーカーとして成長した。

日本国内では空冷4ストローク単気筒125ccエンジン搭載の小型モデル「ティクアトロ 125」などでも知られるイタルモトが、“Back to bike(バイク・自転車に帰ろう)”をスローガンに、若年層向けに設計・開発したのが、ペダル付きの電動バイク『トリオンファーレ』。

大径24インチホイール、ストリートで人気のファットタイヤを採用

Trionfale at Eicma 2022. Promo Girls Fancam. Like n Subscribe.(57 RideOut)

レトロ調のワイルドなトラッカースタイルにアレンジされたトリオンファーレは、電動バイクならではの環境に優しい、持続可能なSDGsを目指して製作。

前後ホイールはアクティブなオン・オフスポーツ系自転車に多様の、大径24インチを採用。タイヤはファットでヘビーな足元に仕上がる、肉厚のワイドタイプをチョイス。ちなみにファットタイヤを装着した電動アシスト付き自転車や、ペダル付き電動バイクは、国内の都市部でも人気急上昇中だ。

オートバイからインスピレーションを得たアルミニウム製クレードルフレームは、美しさ、情熱、テクノロジーを融合。48V/14.5Ahのバッテリーはガソリンタンク風にデザイン&レイアウト。フルレザーシートは2人乗り可能なダブルタイプとし、タンデムステップも導入済み。

航続距離はフル充電(約4時間)・60km/hの巡航速度で最大80km。バッテリーは800回のフル充電サイクルを保証。
フルレザーシートは2人乗り可能なダブルタイプとし、タンデムステップも導入済み。

用途に合わせて選べる、250W・500W・750Wの各モーターパワーをスタンバイ

前後ブレーキは制動力の高い油圧式ディスクを採用。フロントは正立型油圧式フォーク(調整可能)、リアはツイン型ショックを導入してハードな走りにも対応。航続距離はフル充電(約4時間)・60km/hの巡航速度で最大80kmを確保。

パワフルなブラシレスモーター・足漕ぎペダル・シマノ製7段自転車用ギアボックスの組み合わせにより、スムーズな走行を実現。通勤・通学、街乗り、チョイ乗り、2人乗り、郊外走行など、幅広いシーンに対応する1台に仕上げられている。

トリオンファーレは、250W・500W・750Wの各モーター出力モデルをスタンバイ。最高速度は25km/h~60km/h。モーター出力を識別するための番号(250W=25、500W=50、750W=75)、夜間の視認性を確保するオートバイスタイルのLEDヘッドライトも設置済み。カラーはブラック、イエロー、オレンジなどスタイリッシュな5色をラインナップ。

オンボードコンピューター(メーター)は、速度や航続距離などの重要な情報を提供。スマートフォンのAndroid及びiOSでITALMOTOアプリに接続も可能。

価格は250W版が2,699ユーロ(約44万円)、500W版が2,999ユーロ(約49万円)、750W版が3,200ユーロ(52万円)※1ユーロ=163円換算。欧州ではすべて2年間の保証付。国内での発売は未定。

イタルモト トリオンファーレ 主要スペック

ボディサイズは全長約1833mm×全高約1047mm×全幅約645mm。軸距約1173mm。

250W版(サイドカウルの識別番号:25)

スピード:25km/h
速度レベル:5つのPASを構成する可能性あり
バッテリーメーカー:LG/サムスン
バッテリー:36V – 14Ah リチウムイオン
航続距離:最小30km – 最大80km
充電時間:4時間
充電可能回数:1,000回
パネルカラー:液晶ディスプレイ
パネル機能:電源調整、オン/オフ、バッテリー残量、PAS 調整、スピードメーター、オドメーター
フレーム材質:アルミニウム
ホイールサイズ:24インチ×4
ブレーキ:油圧作動式ディスクブレーキ
フロントフォーク:クッション性のあるアルミニウム合金製
ギアとトランスミッション:シマノ製7スピード
リアスイングアーム:油圧式フルサスペンションシステムを備えたアルミニウム合金製

500W版(サイドカウルの識別番号:50)

スピード:40km/h
速度レベル:5つのPASを構成する可能性あり
バッテリーメーカー:LG/サムスン
バッテリー:48V – 14Ah リチウムイオン
航続距離:最小30km – 最大80km
充電時間:4時間
充電可能回数:1,000回
パネルカラー:液晶ディスプレイ
パネル機能:電源調整、オン/オフ、バッテリー残量、PAS 調整、スピードメーター、オドメーター
フレーム材質:アルミニウム
ホイールサイズ:24インチ×4
ブレーキ:油圧作動式ディスクブレーキ
フロントフォーク:クッション性のあるアルミニウム合金製
ギアとトランスミッション:シマノ製7スピード
リアスイングアーム:油圧式フルサスペンションシステムを備えたアルミニウム合金製

750W版(サイドカウルの識別番号:75)

スピード:60km/h
速度レベル:5つのPASを構成する可能性あり
バッテリーメーカー:LG/サムスン
バッテリー:48V – 14Ah リチウムイオン
航続距離:最小30km – 最大80km
充電時間:4時間
充電可能回数:1,000回
パネルカラー:液晶ディスプレイ
パネル機能:電源調整、オン/オフ、バッテリー残量、PAS 調整、スピードメーター、オドメーター
フレーム材質:アルミニウム
ホイールサイズ:24インチ×4
ブレーキ:油圧作動式ディスクブレーキ
フロントフォーク:クッション性のあるアルミニウム合金製
ギアとトランスミッション:シマノ製7スピード
リアスイングアーム:油圧式フルサスペンションシステムを備えたアルミニウム合金製

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