【ヤマハ・YZF-R15】R125にプラス31cc&4psアップすると……車体とのマッチングは最良。たまにいい汗を掻きたい人にピッタリ!

このたびヤマハからリリースされた125cc/155ccのMTスポーツモデル4機種。この中で筆者が過去に唯一試乗した経験があるのが、今回紹介するYZF-R15だ。原付二種のYZF-R125に対し、排気量はプラス31cc、最高出力は4psアップとなり、車重141kgは共通となっている。軽二輪枠となるYZF-R15の日本仕様、果たしてその走りやいかに。

REPORT●大屋雄一(OYA Yuichi)
PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)

ディテール解説

可変バルタイ機構VVA搭載の水冷SOHC4バルブ単気筒は、125ccシリーズのストローク58.7mmはそのままに、ボアをφ52mmからφ58mmに拡大して排気量を155ccとしている。最高出力はYZF-R125の15psに対して19psを発生。アシスト&スリッパークラッチ、オン/オフ可能なトラクションコントロールなども同様に採用する。
YZF-R125と共通デザインのサイレンサー。ネイキッドのMT-125とも似ているが、エンドカバーやヒートガードのデザインが異なる。ワイズギアで取り扱うアクラポヴィッチ製のフルエキゾーストマフラーは18万400円だ。
φ37mm倒立式フロントフォークを採用。標準装着タイヤはIRC・ロードウィナーRX-01で、これはYZF-R125と同じ。ちなみにインド仕様のタイヤはMRF製で、リヤはラジアルとなる。ブレーキディスク径はフロントφ282mm、リヤφ220mmで、キャリパーは前後ともバイブレ製。2チャンネル式ABSを採用する。
リンク式モノクロスサスペンションを採用する。ショックユニットは前後とも調整機構はなし。純正アクセサリーのクイックシフトキットはR125と共通で、価格は1万9800円だ。
YZF-R125と共通のコックピット。右側の赤いシーソースイッチは上がキル、下がセルという省スペースタイプ。ブレーキとクラッチレバーは開き角の調整機構なし。
モノクロLCDディスプレイに搭載される機能はYZF-R125と共通で、高速道路を走れるからといってETC用のインジケーターが追加されているわけではない。なお、インド仕様はスマホとの連携機能であるY-コネクトを搭載するほか、上位モデルのR15Mはカラー液晶となる。
前後別体式のシートもYZF-R125と共通。なお、インド仕様のR15Mはシート表皮がカーボン調となるほか、タンデムシートの前端には「R15M」の刺繍ロゴまで入る。

YZF-R15 ABS 主要諸元

認定型式/原動機打刻型式 8BK-RG86J/G3U4E
全長/全幅/全高 1,990mm/725mm/1,135mm
シート高 815mm
軸間距離 1,325mm
最低地上高 170mm
車両重量 141kg
燃料消費率 国土交通省届出値 
定地燃費値 65.7km/L(60km/h)2名乗車時
WMTCモード値 50.2km/L(クラス1)1名乗車時
原動機種類 水冷・4ストローク・SOHC・4バルブ
気筒数配列 単気筒
総排気量 155cm3
内径×行程 58.0mm×58.7mm
圧縮比 11.6:1
最高出力 14kW(19ps)/10,000rpm
最大トルク 14N・m(1.4kgf・m)/7,500rpm
始動方式 セルフ式
潤滑方式 ウェットサンプ
エンジンオイル容量 1.05L
燃料タンク容量 11L(無鉛レギュラーガソリン指定)
吸気・燃料装置/燃料供給方式 フューエルインジェクション
点火方式 TCI(トランジスタ式)
バッテリー容量/型式 12V、5.0Ah(10HR)/YTZ6V
1次減速比/2次減速比 3.041(73/24)/3.428(48/14)
クラッチ形式 湿式、多板
変速装置/変速方式 常時噛合式6速/リターン式
変速比 1速:2.833 2速:1.875 3速:1.363 4速:1.142 5速:0.956 6速:0.840
フレーム形式 ダイヤモンド
キャスター/トレール 25°30′/88mm
タイヤサイズ(前/後) 100/80-17M/C 52P(チューブレス)/140/70-17M/C 66S(チューブレス)
制動装置形式(前/後) 油圧式シングルディスクブレーキ/油圧式シングルディスクブレーキ
懸架方式(前/後) テレスコピック/スイングアーム
ヘッドランプバルブ種類/ヘッドランプ LED
乗車定員 2名

製造国 インドネシア

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著者プロフィール

大屋雄一 近影

大屋雄一

短大卒業と同時に二輪雑誌業界へ飛び込んで早30年以上。1996年にフリーランス宣言をしたモーターサイクル…