「MINI エースマン」が正式デビューに向けて最終テスト実施

MINI初のEV専用モデル「エースマン」が数ヵ月後に迫ったワールドプレミアに向け酷暑地帯でテスト

カモフラージュ偽装が施された状態で、酷暑地テストを行う「MINI エースマン」。
酷暑の砂漠地帯で、最終的な耐久テストを行うMINI初のEV専用モデル「MINI エースマン」。
MINIブランドは、数ヵ月内にワールドプレミアを控えた、フル電動クロスオーバー「MINI エースマン」のテスト写真を公開した。最新電動パワートレインとMINIらしいプロポーションを備えたクロスオーバーは、MINI クーパーとMINI カントリーマンの特徴を組み合わせた、新たなコンセプトを纏ってデビューする。

MINI Aceman

クーパーとカントリーマンの中間サイズ

カモフラージュ偽装が施された状態で、酷暑地テストを行う「MINI エースマン」。
MINI エースマンは、先にデビューしたMINI クーパーとMINI カントリーマンの中間のサイズを持った、フル電動クロスオーバーとしてデビューを飾る。

今回公開された「MINI エースマン」の写真は、砂漠の酷暑地帯で行われている耐久テストの様子。MINI エースマンは、全長4075mm、全幅1754mm、全高1495mmのディメンションを持ち、MINI クーパーとMINI カントリーマンの中間に位置するモデルとして開発された。

新世代MINIシリーズ3番目のモデルであり、4ドア+大型テールゲートを備えた5名乗車仕様、フル電動パワートレインを搭載するEV専用車としてデビューする。MINIブランドを率いるステファニー・ヴルストは、MINI エースマンについて次のようにコメントした。

「フル電動クロスオーバーとして投入されるMINI エースマンは、成功を収めたMINI カントリーマンよりも小型のクロスオーバーを求めるお客様に新たな選択肢を提供します。MINIの製品ラインアップの電動化は、MINIブランドの将来について、明確なステートメントを示していると言えるでしょう」

50℃の砂漠地帯で耐久テストを実施

カモフラージュ偽装が施された状態で、酷暑地テストを行う「MINI エースマン」。
MINI エースマンは、寒冷地での厳しいテストプログラムをクリアし、その後、50℃にも達する砂漠地帯での耐久テストが実施された。

北極圏でのテストを成功裏に終えたMINI エースマンは、強い日差しと50℃以上の酷暑を求めて、砂漠地帯で最終テストを行った。MINIのテストチームは、ドライビングダイナミクスやドライビングコンフォートといった、MINIに求められる特徴に加えて、フル電動モデルとしての要求にも応える必要があったという。

バッテリー、駆動装置、サーマルマネージメント、充電、冷却といった、厳しいテストメニューを、埃や砂が舞う砂漠地帯で集中的に実施。MINI エースマンに搭載されるバッテリー容量は54.2kWh。コンパクトなサイズの俊敏なクロスオーバーは都市部での使い勝手が考慮されており、高いレベルの快適性と多用途性を実現した。

エクステリアデザインは、MINIブランドの基本理念である、可能な限り小さな外形寸法、十分な室内空間、俊敏な走行特性、効率性を追求。ショートオーバーハングの機能的な2ボックスデザインにより、最小限のフロアスペースに5名分のゆったりとしたスペースと、最大限のラゲッジスペースが確保されている。

「MINI コンセプト エースマン」のエクステリア。

電動化時代のMINIのデザインを予告!? フル電動コンセプトカー「MINI コンセプト エースマン」デビュー【動画】

MINIは、初のクロスオーバータイプのフル電動コンセプトモデル「MINI コンセプト エースマン」を発表した。次世代MINIを予感させる、斬新なエクステリアデザインに加えて、プレミアム・スモールコンパクト・セグメントに強烈なインパクトを刻むだろう大胆な車両コンセプトを採用。また、サスティナビリティを意識し、内外装にはクロームやレザーを一切使用していないこともトピックだ。

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著者プロフィール

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…