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Alfa Romeo 33 Stradale Blu Reale
前年比33%の成長を遂げたアルファロメオ
2023年9月、33台が限定の「アルファロメオ 33 ストラダーレ」が世界初披露され、大きな反響を呼ぶことになった。「33」という数字はアルファロメオにとって、非常に重要な数字であり、3月3日を「33 ストラダーレ・デイ(33 ストラダーレの日)」と制定することを発表した。
2024年3月3日からスタートした「33 ストラダーレ・デイ」は、今後、アルファロメオを愛する250以上のオーナーズクラブ、そして世界中のエンスージアストと共に祝う1日となる。
「33 ストラダーレ・デイ」の制定を記念し、アルファロメオ・チェントロスティーレは、1967年型33に設定されていた3色のボディカラーのひとつ、エクスクルーシブで刺激的な「ブルーレアーレ」のボディカラーを纏った公式イメージを発表した。
33 ストラダーレは、ICEとBEVの2種類のパワートレインが選択可能だ。ICEモデルは、最高出力628PSを発揮する3.0リッターV型6気筒ツインターボに、8速DCTを介して後輪を駆動する。BEV仕様は3基の電動モーターを前後アクスルに搭載したAWDとなり、最高出力760PS、航続距離450kmを誇る。
オリジナルの33に設定されていたブルー
また、「33」という数字は、アルファロメオにとって、別の意味でも重要な意味を持つことになった。2023年、アルファロメオは前年比33%の成長を遂げたのである。偶然の一致か、はたまた一度きりの出来事か。まるで33 ストラダーレの再始動を祝ったかのような嬉しいハプニングとなった。
それだけではない。時を遡ることで「33」という数字はさらに象徴的な価値を帯びてくる。今から33ヵ月前の2021年6月、エンツォ・フェラーリが「世界で最も美しいカーレース」称えたミッレミリア(1000 Miglia)において、1929年型アルファロメオ 6C 1750スーパースポーツが優勝したのだ。
さらに歴史を遡ろう。1933年、アルファロメオはモータースポーツを席巻。タツィオ・ヌヴォラーリとデチーモ・コンパニョーニのコンビが、アルファロメオ 8C 2300でミッレミリアを制すると、同じマシンに乗ったアントニオ・ブリビオはシチリアで開催されたタルガ・フローリオで優勝。そして、アルファロメオ 8Cを駆った、ヌヴォラーリとレイモンド・ソマー組がル・マン24時間レースでも勝利を飾ったのである。