「ディフェンダー 90」によるガチのラリー「ディフェンダー・ラリー・シリーズUK」が開幕【動画】

ディフェンダー 90によるワンメイクラリーシリーズ「ディフェンダー・ラリー・シリーズUK」が、ウォルターズ・アリーナで開幕した。

ディフェンダーによるワンメイクラリー選手権「ディフェンダー・ラリー・シリーズUK」が、2024年3月2～3日に北ウェールズ・スワンジーのウォルターズ・アリーナで開幕した。2024年シーズンは、シリーズ史上最多の16クルーがエントリーしている。

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2024 Defender Rally Series UK

2024年シーズンは全8戦のカレンダー

JLR（ジャガー・ランドローバー）傘下のボウラー（Bowler）によって運営されている「ディフェンダー・ラリー・シリーズUK」は、2021年にスタート。ラリー専用に製作された「ディフェンダー 90」を使用し、2024年シーズンは開幕戦ウォルターズ・アリーナを皮切りに、11月のスコティッシュ・ボーダーヒル・ラリーまでの全8戦で戦われる。

JLRのディフェンダー＆ディスカバリー担当マネージングディレクターを務めるマーク・キャメロンは、2024年のディフェンダー・ラリー・シリーズUKについて、次のように説明する。

「ディフェンダー・ラリー・シリーズUKは、過酷な環境におけるディフェンダーの全天候走破能力を知らしめるシリーズとなっています。参加者はスポーツマンシップに基づき、ディフェンダー 90を駆って車両の耐久性とクルーの能力が試される過酷なラリーに挑むことになります」

「このシリーズはシリーズは、ランドローバーのDNAであるアドベンチャーにインスパイアされて立ち上げられました。強烈に過酷ですが、爽快なオフロードラリーシリーズのパイオニアであることを、私たちは誇りに思っています」

ディフェンダー P300ベースのワンメイク仕様

ディフェンダー・ラリー・シリーズUKのワンメイクラリー仕様は、ディフェンダー 90 P300をベースに開発。エンジンやギヤボックスは、市販仕様がキャリーオーバーされている。

ディフェンダー・ラリー・シリーズUKで使用されるワンメイク仕様は、ディフェンダー 90 P300の市販モデルをベースに製作。レース用バケットシート、FIA規定ロールケージ、消火器などの安全装備が追加されているが、最高出力300PSを発揮する2.0リッター直列4気筒ガソリンターボをはじめ、ZF製8速ATやAWDシステムは市販モデルからの流用だ。

車両の製作、ラリー中のサポート、競技への参加、車両のロジスティクスなどは、すべてボウラーのエキスパートチームが担当。ドライバーとコ・ドライバーは、ヘルメットとレーシングスーツを用意すれば、ラリーに参加できる。

全7戦を構成する各ラウンドは、挑戦とスリルが同居するように設定。参加者はビギナードライバーから、より高いレベルのカテゴリーへのステップアップを目指すベテランドライバーまでが揃っており、激しいコンペティションの中で、ドライビングスキルを向上させることができる。

2024年シーズンは、アイルランドのボーイズグループ「ボーイゾーン（Boyzone）」のシェーン・リンチや、アドベンチャー・バイクレーサーのヴァネッサ・ラックらがエントリー。また、2025年シーズンのエントリー受付もすでにスタートしている。