目次
JEEP COMMANDER
×
LAND ROVER DISCOVERY SPORT
全幅が大きく違うボディサイズ
日本車のミドルクラスSUVとほぼ変わらないボディサイズを持つ「ジープ コマンダー」は、日本国内でも使いやすいと言えるだろう。一方「ランドローバー ディスカバリー スポーツ」は、全長こそコマンダーより短いものの全幅は1900mmを超える。ランドローバーのラインナップの中ではコンパクトなモデルではあるが、この全幅をどう見るかで評価は大きく変わるだろう。
また、コマンダーの方が全長およびホイールベースが長い分、3列目シートの使い勝手に分がありそうだ。ただ、両車ともに、3列目シートは子ども用と割り切ったほうがよいかもしれない。
ジープ コマンダー リミテッド
ボディサイズ=全長4770mm×全幅1860mm×全高1730mm
ホイールベース=2780mm
車両重量=1870kg
タイヤサイズ=235/55R18
ランドローバー ディスカバリー スポーツ ダイナミック SE D200マイルドハイブリッド
ボディサイズ=全長4610mm×全幅1905mm×全高1725mm
ホイールベース=2740mm
車両重量=2080kg
タイヤサイズ=235/55R19
エンジンはスペックも種類もディスカバリースポーツが勝る
コマンダーはジープとしては初となる2.0リッター直4ディーゼルターボエンジンを採用し、最高出力・最大トルクともに日常の使用において過不足のないレベルに仕上げられている。しかしスペックという面では、2.0リッター直4ディーゼルターボエンジンにモーターのアシストを加えたディスカバリー スポーツがコマンダーを上回る。
また、ディスカバリー スポーツには2.0リッターのガソリンエンジンに加えて、プラグインハイブリッドも設定されており、コマンダーに比べて選択肢が多いのも特徴だ。
ジープ コマンダー リミテッド
エンジン形式=直列4気筒ディーゼルターボエンジン
排気量=1956cc
最高出力=170PS/3750rpm
最大トルク=350Nm/1750〜2500rpm
トランスミッション=9速AT
駆動方式=AWD
ランドローバー ディスカバリー スポーツ ダイナミック SE D200マイルドハイブリッド
エンジン形式=直列4気筒ディーゼルターボエンジン+モーター
排気量=1998cc
最高出力=204PS/3750rpm
最大トルク=430Nm/1750〜2500rpm
トランスミッション=9速AT
駆動方式=AWD
価格には大きな差
キャラクターの近い両車ではあるが、価格帯には200万円以上の違いがある。この点は、手頃なアメリカン・ブランドであるジープと、英国のプレミアム・ブランドであるランドローバーという立ち位置の差が如実に表れていると言えそうだ。