「ビッザリーニ 5300 GT コルサ リバイバル」最終車両をデリバリー

24台目の「ビッザリーニ 5300 GT コルサ リバイバル」が製造完了「1965年のル・マン24時間クラス優勝車のオマージュ」

美しいヴェルデ・ボスコ・ヴェンティカトロのボディカラーを纏って、オーナーへと納車された「ビッザリーニ 5300 GT コルサ リバイバル」。
「ビッザリーニ 5300 GT コルサ リバイバル」の最終製造車両が、オーナーの元へとデリバリーされた。
2020年、新オーナーのもと英国で復活を果たしたビッザリーニは、限定24台で販売される「5300 GT コルサ リバイバル」の最後の1台がデリバリーされたことを発表した。最終生産車両は美しいヴェルデ・ボスコ・ヴェンティカトロのボディカラーを纏い、オーナーへと納車されている。

Bizzarrini 5300 GT Corsa Revival 

発表から24ヵ月で限定24台の製造を完了

美しいヴェルデ・ボスコ・ヴェンティカトロのボディカラーを纏って、オーナーへと納車された「ビッザリーニ 5300 GT コルサ リバイバル」。
2022年4月に初公開されたビッザリーニ 5300 GT コルサ リバイバルは、約2年をかけて限定24台の製造を完了。最終車両は1965年のル・マン24時間クラス優勝車が再現された。

フェラーリのチーフエンジニアとして250 GTOなどの開発に携わったジオット・ビッザリーニによって、1962年に設立されたビッザリーニは、1964年に最初のモデル「ビッザリーニ 5300 GT」を発表。5300 GTは1968年までの4年間に約130台が製造された。そして2020年、長らく途絶えていたビッザリーニ・ブランドが、英国を拠点に復活を果たした。

復活を果たしたビッザリーニ最初のプロジェクトが、かつての名車を現代に蘇らせた「5300 GT コルサ リバイバル」。ビッザリーニ 5300GT コルサ リバイバルは最初のプロトタイプ発表から、わずか24ヵ月で24台目となる最終車両の製造が完了した。

「ヴェルデ・ボスコ・ヴェンティカトロ(Verde Bosco Ventiquattro)」として知られる、美しいメタリックグリーンのエクステリアカラーを纏ったモデルは、1965年のル・マン24時間レースでクラス優勝を飾った車両が忠実に再現された。

復活を果たしたビッザリーニへの強い関心

美しいヴェルデ・ボスコ・ヴェンティカトロのボディカラーを纏って、オーナーへと納車された「ビッザリーニ 5300 GT コルサ リバイバル」。
復活第一弾の「5300 GT コルサ リバイバル」は発表直後にソールドアウト。ビッザリーニは、すでに次なるプロジェクト、コスワース製6.6リッターV12エンジンを搭載する「ジオット」の開発を進めている。

5300 GT コルサ リバイバルは、スチールフレームシャシーに、軽量シングルピースコンポジットボディが組み合わせられた。コスワースと共同開発した5.3リッターV型8気筒自然吸気ガソリンエンジンは、最高出力405PSを発揮。1250kgという車重により、現代的なスポーツカーを凌ぐ優れたパワーウエイトレシオを実現した。

コクピットにはFIAヒストリックレース安全規定をクリアした6点式ロールケージ、安全燃料タンクを採用。強固なロールケージにより、オリジナルモデルをはるかに凌ぐ剛性レベルを獲得しており、特にワインディングロードで、そのシャープな挙動を実感できるという。

ビッザリーニは、英国の専用施設において毎月1台ずつ、ハンドメイドで5300 GT コルサ リバイバルを製造。24ヵ月間をかけて、2024年4月に限定24台すべての製造が完了した。新生ビッザリーニのCMO(最高マーケティング責任者)を務めるシモン・バスビーは、全車のデリバリー完了を受けて、次のように喜びを語っている。

「5300 GT コルサ リバイバルは、ビッザリーニ・ブランドを、自動車界のエリート層に再び紹介する存在として構想されました。24ヵ月前に最初の1台を完成させて以来、私たちは世界で最も情熱的なカーコレクターに、本物の完璧なリバイバルモデルをお届けするため、絶え間ない努力を続けてきました」

「このクルマの高い需要や、私たちが掲げる新たなプロジェクトへの強い関心は、史上最高の自動車エンジニアでありデザイナーだったジオット・ビッザリーニが手がけたブランドの復活に、相応しい反応だったと感じています。現在、私たちのメインプロジェクトは新型ハイパーGT『ジオット』の開発に移っています。尊敬される名前を背負うに相応しい1台を、皆様へとお届けするつもりです」

復活を果たした伝説の自動車メーカー「ビッザリーニ」が、コルセ・オートモーティブとタッグを組み、日本市場に導入される。

「ビッザリーニ」が日本市場進出を発表「2024年後半に東京・青山に専用ショールーム」【動画】

イタリアの伝説的な自動車ブランド「ビッザリーニ(BIZZARRINI)」が、日本市場への進出を発表した。日本における正規ディーラーはコルセ・オートモーティブ(Corse Automotive)が契約を締結。新型モデル「ジョット(GIOTTO)」などを日本市場へと導入する。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…