目次
Hyundai IONIQ 5 N
「N」ブランド初のフル電動スポーツ
2015年、ヒョンデは開発拠点の韓国・南陽(ナムヤン)と、開発テストの舞台であるドイツ・ニュルブルクリンクに由来するハイパフォーマンスブランド「N」を立ち上げた。Nのローンチ以来「ドライビングの楽しさ」を追求したモデルを開発。「Corner Rascal(コーナーリング性能)」、「Racetrack Capability(サーキットを本気で走れる能力)」、「Everyday Sportscar(日常もドライビングを愉しむ)」を3つの柱として、様々な「N」モデルを投入してきた。
2023年7月、英国で開催された「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」において発表した「N」ブランド初のEVモデルが「アイオニック 5 N」。電動化時代においてパフォーマンスを重視したアイオニック 5 Nは、ヒョンデがWRCやツーリングカーレースなどのローリングラボ(走る研究機関)で培った、最新技術が詰め込まれている。
ブースト時に649PSのパワーを発揮
アイオニック 5 Nは、フル電動ハイパフォーマンスカーとして、サーキット走行においても、エモーショナルかつ意のままに操れるドライバビリティを実現。サウンドシステム「N Active Sound+」を搭載することで、アクセル操作と聴覚が連動した加速体験を実現した。
高性能デュアル駆動モーターは、通常時がフロント166kW、リヤ282kW、合計システム出力448kW(609PS)。ブースト時(N Grin Boost)は、フロントが175kW、リヤ303kWの合計システム出力478kW(650PS)を発揮する。最大トルクは770Nmが確保された。
足まわりには、N専用電子制御サスペンション(ECS)採用。ホイールGセンサー+6軸ジャイロセンサーにより、制御精度が大幅に向上。大容量可変ダンパーを採用し、あらゆる路面環境において、走行性能が最適化されている。左右後輪に最適なモーター出力が伝達するように制御する「N Corner Carving Differential(e-LSD)」が導入された。
レーシーな雰囲気を持つ「N」専用デザイン
エクステリアデザインは、N専用フロントバンパーを導入。エアロダイナミクス向上を目的に、エアカーテンとアクティブエアフラップを含む、アグレッシブなデザインのグロスブラックのバンパーに変更。よりモータースポーツを感じさせるデザインを実現した。
サイドセクションは、N専用ホイールアーチモールディングに、専用デザインのエアカーテンを組み合わせた。足元にはアイオニック 5 N専用21インチ鍛造ホイール(Nセンターホイールキャップ付き)に、ピレリ製「P-Zero タイヤ(275/35ZR/21)が装着される。
リヤにはN専用リヤバンパーとディフューザーを装着。N専用のルミナスオレンジ・ストリップで包み込んだリヤディフューザーは、アンダーボディのエアロダイナミクスを大幅に改善する。
「First Edition」を50台限定で先行導入
インテリアには、センターに「N」のロゴを配置し、レザー素材を贅沢に使用したN専用レザーステアリングホイールを導入。センターコンソールにニーホールドパッドを装着し、サーキット走行時にドライバーの姿勢をサポートする。
今回、アイオニック 5 N の一般販売前に先立ち、日本特別仕様の「First Edition」が50台限定で導入される。「First Edition」の購入者は、「N」ブランドの開発舞台であるドイツ・ニュルブルクリンクで開催されるスペシャルイベントに招待されるという。その他にも「First Edition」専用パーツとして、専用メタルドアスカッフプレート、専用チェッカーフットレスト、専用インテリアエンブレム、Nパフォーマンス・ブルー・センターホイールキャップなどが装着される。また、オーナー限定のセレモニー実施や、Nブランド特製グッズなどがプレゼントされる予定だ。事前予約は、下記のウェブサイトにおいて4月25日から5月30日まで期間限定で行われる。
車両本体価格(予定価格帯/税込)
ヒョンデ アイオニック 5 N First Edition:900万円前後
【問い合わせ】
ヒョンデ カスタマーセンター
TEL 0120-600-066
【関連リンク】
・「ヒョンデ アイオニック5 N」先行予約受付ページ