ランチアが高性能EV「イプシロン HF」を2025年5月に発売

ラリー復帰を表明したランチアが「イプシロン HF」とカスタマー用ラリーカー「イプシロン HF ラリー4」をワールドプレミア

伝統のマルティにカラーを思わせるリバリーと、新たにデザインされた「HF」ロゴを纏った、ラリー仕様「イプシロン HF ラリー4」。
ランチアは、グループA時代のデルタ HF インテグラーレのマルティニ・カラーを思わせるリバリーを纏った「イプシロン HF ラリー4 HF」を公開した。
ステランティス・グループのランチアは、2025年5月に市場導入予定を予定しているハイパフォーマンスEV「イプシロン HF」を発表した。あわせてランチアは、カスタマー用ラリーカー「イプシロン ラリー4 HF」を開発し、ラリーに復帰への復帰を表明している。

Lancia Ypsilon Rally 4 HF

高性能仕様「HF」の復活を宣言

伝統のハイパフォーマンスモデル「HF」が復活、高性能EV「イプシロン HF」のエクステリア。
ランチアは、フル電動コンパクト「イプシロン」に、かつてデルタなどに存在したハイパフォーマンス仕様「HF」を復活。2024年5月から販売をスタートする。

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ランチアは、フル電動コンパクト「イプシロン」に、かつてデルタなどに存在したハイパフォーマンス仕様「HF」を復活。2024年5月から販売をスタートする。

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伝統のマルティニカラーを思わせるリバリーと、新たにデザインされた「HF」ロゴを纏った、ラリー仕様「イプシロン HF ラリー4」。

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伝統のマルティニカラーを思わせるリバリーと、新たにデザインされた「HF」ロゴを纏った、ラリー仕様「イプシロン HF ラリー4」。

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ランチアは、グループA時代のデルタ HF インテグラーレのマルティニ・カラーを思わせるリバリーを纏った「イプシロン HF ラリー4 HF」を公開した。

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伝統のマルティニカラーを思わせるリバリーと、新たにデザインされた「HF」ロゴを纏った、ラリー仕様「イプシロン HF ラリー4」。

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ランチアは、トヨタやヒョンデが参戦するWRCのトップカテゴリーではなく、プライベーター向けの「ラリー4」を開発。イプシロン ラリー4 HFは、1.2リッター直列3気筒4バルブターボを搭載し、前輪を駆動する。

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伝統のマルティニカラーを思わせるリバリーと、新たにデザインされた「HF」ロゴを纏った、ラリー仕様「イプシロン HF ラリー4」。

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伝統のマルティニカラーを思わせるリバリーと、新たにデザインされた「HF」ロゴを纏った、ラリー仕様「イプシロン HF ラリー4」。

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伝統のマルティニカラーを思わせるリバリーと、新たにデザインされた「HF」ロゴを纏った、ラリー仕様「イプシロン HF ラリー4」。

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伝統のマルティニカラーを思わせるリバリーと、新たにデザインされた「HF」ロゴを纏った、ラリー仕様「イプシロン HF ラリー4」。

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伝統のハイパフォーマンスモデル「HF」が復活、高性能EV「イプシロン HF」のエクステリア。

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伝統のハイパフォーマンスモデル「HF」が復活、高性能EV「イプシロン HF」のインテリア。

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ランチアは、スポーツモデルを象徴してきた「HF」ロゴをリデザイン。今回発表されたイプシロン HFにも、この新「HF」ロゴがフロントセクションやステアリングホイールに採用されている。

かつてパフォーマンスを極めたランチアの戦うスピリット(精神)を表現する「イプシロン HF」が発表された。未来に向け、さらに前進するため、再び過去の歴史に立ちむかうべく、新生ランチア初のハイパフォーマンスモデルとして開発されたイプシロン HFは、マッシブなフォルムを特徴とし、ブランドの歴史を築いたラリーカーからインスパイアされたデザインを纏う。

システム最高出力243PSを発揮するフル電動パワートレインを搭載し、0-100km/h加速5.8秒を誇る。トレッドはワイド化され、専用のローダウンサスペンションを装備する。イプシロン HFは2025年5月から販売され、ガンマとデルタにもHFバージョンが登場する予定だ。

 ランチア・ブランドのルカ・ナポリターノCEOは、新生ランチア初のパフォーマンスモデルとなるイプシロン HFとラリー復帰について次のようにコメントした。

「ランチアは、かつてラリー界で最も成功したブランドです。その戦うスピリットによって、多くの人々の心を掴んできました。そのスポーティな心臓が再び鼓動を刻み始めました。これまでと同じように、ラリーを愛するファンが、未来のランチアの新たなカスタマーとなるでしょう」

ブラッシュアップされた「HF」ロゴ

伝統のハイパフォーマンスモデル「HF」が復活、高性能EV「イプシロン HF」のインテリア。
ランチアは、スポーツモデルを象徴してきた「HF」ロゴをリデザイン。今回発表されたイプシロン HFにも、この新「HF」ロゴがフロントセクションやステアリングホイールに採用されている。

今回、イプシロン HFに採用された「HF」の起源は、1960年のジュネーブ・モーターショーにおいて、情熱的なランチアオーナーのグループによって、新車を6台以上購入した最も忠実なカスタマーが加入できる「ランチア HF(Hi-Fi、High-Fidelity=高い忠誠の略)クラブ」が設立されたことにまで遡る。

HFはその後、1963年にチェーザレ・フィオリオが、ランチアのドライバーや情熱的なオーナーとともに設立した「HFスクアドラ・コルセ・ランチア(HF Squadra Corse Lancia)」のシンボルとなり、多くのハイパフォーマンスモデルにHFの名称が採用されることになった。

HFロゴは、黒地に白の大文字で「HF」と赤地に白で 「SQUADRA CORSE」と書かれた4頭の赤い象で構成。この「フライングエレファント」は、ひとたび放たれると止められないという伝説に基づき、幸運のお守りとして選ばれており、パフォーマンスとドライビングプレジャーを象徴している。

ランチアは、2024年3月に新たにデザインされた「HF」ロゴを発表。歴史的なHFロゴをベースに、ラインとフォルムがシンプルにブラッシュアップされ、現代的なセンスで再解釈した。新型イプシロン HFのフロントセクションやステアリングホイールにも、この新たなHFロゴが配置される。

プライベーター向けラリーカーとして開発

伝統のマルティにカラーを思わせるリバリーと、新たにデザインされた「HF」ロゴを纏った、ラリー仕様「イプシロン HF ラリー4」。
ランチアは、トヨタやヒョンデが参戦するWRCのトップカテゴリーではなく、プライベーター向けの「ラリー4」を開発。イプシロン ラリー4 HFは、1.2リッター直列3気筒4バルブターボを搭載し、前輪を駆動する。

すでに新型イプシロンの発表段階で、ランチアが匂わせていたラリー活動復帰が正式表明されていた。ランチアはこれまで「フルビア」「ストラトス」「037」「デルタ S4」「デルタ」などのラリーカーでWRCに参戦し、多くの勝利とタイトルを獲得した。今回、ランチアはイプシロンをベースに、プライベーター向け前輪駆動ラリーカー規定「ラリー4」を開発。世界ラリー選手権(WRC)を含め、ラリーフィールドにランチアが帰ってくることになった。

イプシロン ラリー4 HFは、最高出力214PSを発揮する1.2リッター直列3気筒4バルブターボを搭載。5速シーケンシャルトランスミッションと、機械式LSDを備えた前輪駆動のラリーカーとして開発される。現時点でデビュー時期は明らかになっていないが、公開されたイプシロン ラリー4 HFは、かつてWRCで活躍していたマルティニ・カラーを纏って登場した。

現在、ラリー4規定車両は「プジョー 208」「ルノー クリオ」「フォード フィエスタ」「オペル アダム」などが販売されており、WRCをはじめ、地域選手権や各国選手権に参戦。全日本ラリー選手権においても、昨シーズン新井大輝がプジョー 208 ラリー4で出走している。

フル電動モデルとしてデビューしたランチア イプシロンに、待望のハイブリッド仕様が追加された。

復活ランチアからマイルドハイブリッドモデル「イプシロン エディツィオーネ リミタータ カッシーナ MHEV」がデビュー

ランチアは、フル電動コンパクトとしてデビューを飾った新型「イプシロン エディツィオーネ リミタータ カッシーナ」に、48Vマイルドハイブリッド仕様を追加し、イタリアにおいてオーダーがスタートした。価格は2万8000ユーロから。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…