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Ferrari Challenge Japan
2戦連続でポール・トゥ・ウィンのYudai UchidaiとAkita
「フェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレリ・ジャパン」(以下フェラーリ・チャレンジ・ジャパン)のラウンド3、スポーツランドSUGO戦レース2。レース1同様に23台の488チャレンジEvoがスターティンググリッドに並んだ。
トロフェオ・ピレリは、直近のレースで3勝している無敵のチャンピオンYudai Uchidaがポールポジションを獲得。レース1で2位に立った若手女性プロドライバー、Anna Inotsumeが予選2位からスタートする。両者とも重要視していた1コーナー争いだが、Yudai Uchidaiがきっちりと競り勝ち、その後もリードを徐々に広げ、レース1に続いてラウンド3を完全制覇して、4連勝を飾った。
トロフェオ・ピレリAmは、Akitaが2レース連続でポールポジションを獲得。序盤から、総合優勝争いを繰り広げるトロフェオ・ピレリの2台を猛追する。同じクラスで予選2位の昨年欧州シリーズコッパ・シェルAmでチャンピオンを獲得したMotohiko Isozaki、予選3位のKanji Yaguraを寄せ付けず、2レース連続で速さを見せてポール・トゥ・ウィンを達成した。
ドクターヘリが出動するクラッシュで赤旗
コッパ・シェルは、ポールポジションはシリーズチャンピオンを狙うYasutaka Shirasaki。レース1で悲願の初優勝を遂げたPhil Kimが、予選2位からYasutaka Shirasakiにプレッシャーをかけるが、その差は徐々に拡大。Yasutaka Shirasakiがチャンピオンを手繰り寄せる優勝をもぎ取った。
コッパ・シェル Amは、2戦連続でポールポジションを獲得したYusaku Maezawaが4周目にスピンでポジションを落とし、レース1を制したRyutaro Saitoがトップに立つ。しかし、その後、15周目に複数台のクラッシュが発生して、レースは16周で赤旗中断に。予選5位から追い上げたMasafumi Hiwatashiが今シーズン3勝目を挙げた。このクラッシュでドクターヘリが出動するなど一時サーキットは騒然となったが、関係者によればいずれも軽傷とのことで、参加者は皆胸を撫で下ろした。
次戦ラウンド4は、6月28〜30日に三重・鈴鹿サーキットで開催される、年に一度の跳ね馬の祭典「フェラーリ・レーシング・デイズ」で行われる。次回も多くのフェラーリファンの前で熾烈なバトルが繰り広げられるだろう。